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リーフェルものがたり 第だい27話わ
リーフェルものがたりの はじまり、はじまり…

  • リーフェルは、南極なんきょくにやってきました。
  • リーフェル
    「こんにちは。」
  • アザラシ
    「やあ、リーフェルじゃないか!」
  • リーフェル
    「なにを話はなしているの?」
  • ペンギン
    「それは …“血ちの滝たき”の話はなしだよ…。」
  • リーフェル
    「え? “血ちの滝たき”だって?」
  • リーフェル
    「どうして “血ちの滝たき”なの?」
  • アザラシ
    「滝たきの水みずが、まるで血ちのように赤あかいからだよ。」
  • ペンギンさんとアザラシくんが説明せつめいしてくれます。
  • リーフェル
    「血ちのように赤あかい? それって滝たきで何なにかが起おこっているんじゃ?」
  • アザラシ
    「赤あかい色いろは昔むかしからなんだ。どうして赤あかいのかはわからないけど。」
  • ペンギン
    「リーフェル、せっかく南極なんきょくにきたんだから“血ちの滝たき”を見みてきなよ。」
  • リーフェル
    「ええ!? そ、それは…“血ちの滝たき”なんて不気味ぶきみなところはちょっと…。」
  • キョクアジサシ
    「みんな集あつまってどうしたの?」
  • アザラシ
    「やあキョクアジサシくん、ちょうどいい、“血ちの滝たき”までリーフェルを案内あんないしてくれない?」
  • キョクアジサシ
    「いいよ! ついておいでよ!」
  • リーフェル
    「え~! …じゃあ、ちょっとだけ…。」
  • キョクアジサシについて、氷河ひょうがの上うえを飛とぶリーフェル。
  • リーフェル
    「あ! 白しろい氷河ひょうがの中なかに赤あかい色いろが見みえる!」
  • キョクアジサシ
    「そう、あれが“血ちの滝たき”だ。もっと近ちかくにおりていこうか。」
  • リーフェル
    「ええ? 近ちかくに行いってだいじょうぶ…?」
  • リーフェル
    「うわあ~、本当ほんとうに血ちのように真っ赤まっかじゃないか…!!」
  • そのとき…
  • キョクアジサシ
    「あれれ、リーフェル、いまいっしゅん、カラダの色いろがかわったよ。」
  • リーフェル
    「これは本当ほんとうに……血ちなのかも… …うう~ん…。」
  • キョクアジサシ
    「うわあ、だいじょうぶ?!」
  • “血ちの滝たき”を見みたリーフェルは、ヨロヨロになって帰かえってきました。
  • 長老の木
    「ほう、南極なんきょくの“血ちの滝たき”を見みてきじゃと。」
  • リーフェル
    「白しろい氷河ひょうがの上うえを、赤あかい水みずが、まるで血ちが流ながれるように…うううう…。」
  • ブルブルとふるえているリーフェルを見みて、長老ちょうろうの木きはいいました。
  • 長老の木
    「フォッフォッ、“血ちの滝たき”の赤あかは血ちではないぞ。鉄分てつぶんじゃよ。」
  • リーフェル
    「えぇ?」
  • 長老の木
    「“血ちの滝たき”は、塩水えんすいにたくさんの鉄分てつぶんをふくんだ水みずじゃ。
    その鉄分てつぶんがサビて、赤あかく染そまるんじゃよ。」
  • リーフェル
    「血ちではないの…?!…よかったあ。 “血ちの滝たき”がある南極なんきょくって不思議ふしぎだなあ。」
  • 長老の木
    「南極なんきょくだけじゃない。“血ちの滝たき”のような現象げんしょうは、世界各地せかいかくちにあるんじゃぞ。」
  • 長老の木
    「例たとえば一面いちめんの雪ゆきが、ピンク色いろになることがあるんじゃ。」
  • リーフェル
    「ええ?! 雪ゆきは白しろいのに?」
  • 長老の木
    「そう、白しろい雪ゆきが色いろづくのは“藻も”のせいなんじゃ。」
  • リーフェル
    「“藻も”って、水みずの中なかに生はえる水草みずくさの?」
  • 長老の木
    「そうじゃ。雪ゆきの上うえで生いきられる“藻も”があっての、その“藻も”が雪面せつめんにひろがることで色いろづくんじゃ。“藻も”の色いろは赤あかだけじゃなく、緑みどりや黄色きいろもあるんじゃよ。」
  • リーフェル
    「色いろづいた雪ゆきといえば、氷河ひょうがが青あおく光ひかっているのはどうして?」
  • 長老の木
    「氷河ひょうがは長ながい年月ねんげつをかけて圧縮あっしゅくされた氷こおりだから、気泡きほうが少すくなく透明度とうめいどが高たかいんじゃ。光ひかりがあたると波長はちょうの長ながい赤あかは吸収きゅうしゅうし、波長はちょうの短みじかい青あおい光ひかりは通とおす、だから青あおく見みえるんじゃよ。」
  • ブルー
    「なになに、青あおい氷河ひょうがだって?」
  • リーフェル・ブルーが帰かえってきました。
  • ブルー
    「見みて、このブルーハワイのかき氷ごおりって青あおい氷河ひょうがみたいじゃない?」
  • レッド
    「ただいま! 見みてイチゴ味あじのかき氷ごおりだよ!」
  • イエロー
    「これはレモン味あじ!」
  • ピンク
    「イチゴミルク味あじ!」
  • 長老の木
    「ほう、リーフェル・ピンクのかき氷ごおりがピンク色いろの雪ゆきに近ちかい色いろじゃのう。」
  • レッド
    「はい、どうぞ!」
  • リーフェル
    「これは抹茶まっちゃだね! ありがとう!」
  • 第二十八話だいにじゅうはちわへつづく

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