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リーフェルものがたり だい11
リーフェルものがたりの はじまり、はじまり…

  • 長老ちょうろうとリーフェルがはなしをしていると、カワウくんがやってきました。
    「ねえねえ、宮古島みやこじまのサンゴおねえさんの元気げんきがないんだ。
    いろもムラサキだったのにしろくなってしまって、まわりでおよいでいたさかなすくなくなってさ。」
    「なんじゃと? リーフェル、様子ようすておくれ。」
    「はい!」
  • カワウくんについていき、宮古島みやこじまうみなかにやってきたリーフェルたち。
    そこはカラフルなサンゴと、たくさんのうみものであふれていました。
    「わあ、きれいだなあ!」
    「サンゴがカラフルなのは”カッチョウソウ”っていうふくをきているからなんだよ。」
    カワウくんがおしえてくれます。
  • 「あれ? このさきうみ見通みとうしがわるいね。」
    「おさかなさんたちもいないね。どうしたんだろう?」
    「なんだか、うみ様子ようすわってきたみたい…。」

    「あのしろいのがサンゴおねえさんだよ。
    ぼくはそろそろそらもどるね。」
    カワウくんはうみうえへもどっていきました。
  • 「こんにちは、サンゴおねえさん。なぜからだがしろくなったの?」
    「このあたりのうみ最近さいきんあつくなっていて、ふくているのがつらくなったの。
    でも、ふくをぬいだら、おなかるし、元気げんきなくて。」
    「たしかに、このへんうみはあついかも。」
    うみみずもにごっているね。」
    「このへんは、ゴミが目立つなあ。」
    「あら!? あなたたち、いろわっちゃったわ!」
  • 「ここのうみ、あたたかいからサンゴおねえさんはふくていられないんじゃない?」
  • うみがにどって日向ひなたぼっこができないから、ちからないんだよ。」
  • うみなかにあるゴミはみずよごすし、さかなたちにはあぶないよね。」
  • 「よーし、サンゴおねえさんのために、行動こうどうだ!」
  • リーフェル・レッドとリーフェル・ブルーはうみうえかいました。
    のこったリーフェル・ピンクは、サンゴおねえさんのまわりにちているゴミをひろあつめます。

    そのときです。
    あれ? いま、いっしゅんグリーンにもどらなかった?
  • リーフェル・ブルーはうみめんする陸地りくちにたどりつきました。
    「ここのあかつちうみながれているぞ。それでみずがにごり、太陽たいようひかりが、サンゴおねえさんまでとどかなくなっているんだ。あ!あれだ!」
    それはサトウキビのがら。
    がらをきつめて地面じめんおおえば、つちながれにくくなるはずだ。」
    そのときです。
    あれ? いま、いっしゅんグリーンにもどらなかった?
  • まえに、地球ちきゅうがあたたくて、こおりがとけていたときがあったなあ。
    あれはしろクマくんとペンギンさんに出会であったときだ。」
    リーフェル・レッドは、そのときにえたことをおもしました。
    見渡みわすとデイゴの根元ねもとから、あたらしいがでています。
    「そうだ! このえるんだ。」
    デイゴの海沿うみぞいにえました。
    そのときです。
    あれ? いま、いっしゅんグリーンにもどらなかった?
  • リーフェルたちはサンゴおねえさんのところにもどってきました。
    するとどうでしょう?
    しろくなっていたサンゴおねえさんが、ムラサキいろになっているではありませんか。
    うみなか温度おんどがちょうどよくなって、ふくがきられるようになったわ。」
    「よかった! 長老ちょうろうに、このことをらせよう。」
  • もりかえるリーフェルたちに、カワウくんがやってきて、はなしかけます。
    「サンゴおねえさんとうみ元気げんきにしてくれて、ありがとう。」
    「『ぱんたがかぎすまみゃーく』に、またあそびにきてね。」
    「え? なんてったの?」
    「ここの言葉ことばなんだ、『わたしたちの うつくしい 宮古島みやこじま』って意味いみだよ。」
    本当ほんとうにきれいなうみだった。またるね。」
  • 第十二話だいじゅうにわへつづく

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