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リーフェルものがたり だい26
リーフェルものがたりの はじまり、はじまり…

  • 「ああ~あつい! あつい~!! 今年ことしなつはいつも以上いじょうにあついじゃないか!」
  • ブラックリーフェルはなつのあつさにすっかりまいっていました。
  • 「そういえばみずうみかこまれたしろがあったな。…あそこならなつでもすずしいだろう。
    よし! なつはあのしろごすとしよう。」
  • しろかってブラックリーフェル旅立たびだちました。
  • しろにやってきたブラックリーフェル。
    でも、おしろのまわりのみずうみは、みずがかれているではないですか。
  • 「むむむ?! みずうみがなくなっているではないか! これではすずしくないぞ~!!」
  • そこへコウモリがんできました。
  • 「なに、ずっとあめがふっていない? みずうみみずがないのはそのせいか。
    なつがあつすぎたり、あめがふらなかったり…。このごろの天気てんきはおかしいぞ!」
  • 「…そうだ! あまごいというのがあったな。あめがふるよう、いのってみよう!」
  • ブラックリーフェルはてんかってあまごいをはじめました。
  • ポツリ…ポツリ、ポツリ…
  • 「おお、あまごいがきいたのか?! あめがふってきたぞ!!!」
  • なんと! 本当ほんとうあめがふってきました。
    ザアアーーーーーー
  • あまごいがききすぎた! これはゲリラ豪雨ごううじゃないか!」
  • 「いたい! これは“ひょう”じゃないか!」
  • 大量たいりょうにふりつづけるあめは、みずうみをあふれさせました。
  • 「うわわーーこう水ずいだあーーーー!」
  • なんとかみずながれからにげて、りくがったブラックリーフェル。
  • 「うう、たすかった…! ハークション!! さむいぞ~! 」
  • リーフェルたちは、もりかげでのんびりしていました。
  • 「このところあめがぜんぜんふらないね。」
  • 「このままだと水不足みずぶそくになっちゃう。心配しんぱいだなあ。」
  • そこへ、コウモリがやってきてなにかをうったえます。
  • 「え、ブラックリーフェルが大変たいへんなの?」
  • リーフェルたちはコウモリに案内あんないされて、ブラックリーフェルがいるというおしろまでやってきました。
  • 「すごーい! ブラックリーフェルのおうちっておしろなの?!」
  • コウモリについていくと、ブラックリーフェルがベッドでているではないですか。
  • 「うーんうーん、あつい、あついぞ…ふう~ふう~。」
  • 「うわ、なにこの部屋へや、さっ、さむい!!!!!!」
  • 「この部屋へや、クーラーがききすぎだよ! さむい~。」
  • 「だってあついんだ~う~んう~ん…。」
  • 「ブラックリーフェル、だいじょうぶ?」
  • 体温計たいおんけいでブラックリーフェルのねつをはかってみると…。
  • 「すごいねつ部屋へやさむいのにあつくかんじるのは高熱こうねつのせいだよ!」
  • 大変たいへんだ! あ、そうだ!ブラックリーフェル、ちょっとまどまでってみて。」
  • 「ふう~まどなにがあるというんだ~?」
  • ブラックリーフェルがまどまでってみると…。
  • 「それ!」
  • 「わーーーー」
  • ザブン!!!
    リーフェルは、ブラックリーフェルのして、まどからとしたではないですか!
  • なつときみずにつかるといいんだよ~!」
  • たすけてくれーおよげないんだー!!!」
  • 「これにつかまって!」
  • うきわにつかまったブラックリーフェル。
    そのねつを、体温計たいおんけいではかってみると…。
  • ねつがってきたよ! みずからだやすのは、ねつげる効果こうかがあるんだ。」
  • 「おお本当ほんとうだ! すっかりらくになってきたぞ。」
  • リーフェルたちもみずみ、いっしょに水遊みずあそびをたのしみました。
  • 第二十七話だいにじゅうななわへつづく

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