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リーフェルものがたり だい7
リーフェルものがたりの はじまり、はじまり…

  • からだのいろわった原因げんいんさがしに、長老ちょうろうもとったリーフェルたち。

    「ここはわった様子ようすはないね。」
    「あっちはどうだろう?」

    リーフェルたちはわかれて、それぞれで見回みまわることにしました。
  • リーフェル・レッドがそらからジャングルを見回みまわっていると、くろいけむりがモクモクとがっているのをつけました。

    「あのけむりはなんだろう?!」

    けむりのもとさがしに、ジャングルのなかりていきました。
  • 「あそこがけむりのもとだな!あれ?」

    チンバンジーくんがくろいしのようなものをやして、バナナをいているではないですか。

    「ねえチンバンジーくん、それはなに? どこでれたの?」
    石炭せきたんだよ。きみによくくろいヤツからもらったん。これでくとバナナがおいしくなるんだって。」

    「ゴホゴホ! こんなことするくろいヤツって、なにものだろう?」
  • サバンナをあるいていたリーフェル・イエローは、ピカピカひかつけました。
    不思議ふしぎおも近付ちかづくと、したにキングライオンがいて、じまんげにいいました。

    「すごいだろう? くろ使者ししゃがやってきて、キングにふさわしくかざってくれたんだ。」

    その木は、電球でんきゅうひかっていたのでした。

    「まぶしくて、なんだかかないなあ。」
  • そのころ、リーフェル・ピンクは、キリンちゃんとたのしくおしゃべりをしていました。

    「ねえ、て! すてきでしょう? タイヤっていうんだって。」
    うれしそうにせてくれたのは、くろ使者ししゃからもらったというくびかざりです。
    「なんだかおもそうなくびかざりだなあ。うーん…。」
  • リーフェル・ブルーが海岸かいがんをとんでいると、とつぜん、くろいかげがとびたちました。
    「あれはリーフェル?!」
    いかけようとしたとき、ウミガメくんにめられました。
    「いっしょに日焼ひやけしない? くろいヤツからサンオイルもらったんだ。」
    浜辺はまべりると、ウミガメくんとそのまわりは、あぶらでベトベトになっているではないですか。

    「きれいなうみあぶらがういている…。」
  • ウミガメくんにはなしかけるリーフェルブルーの様子ようすを、くろいかげがこっそりていました。

    余計よけいなことをいうヤツだ。ヤツはなにものなんだ?」

    くろいかげは、自分じぶんのじゃまになりそうなリーフェルについて、さぐろうとめました。
  • リーフェルたちは長老ちょうろうあつまりました。
    「そのくろ使者ししゃとやらが関係かんけいしているようじゃな…。」
    「みんなでくろ使者ししゃさがそう!」
    「でも、どうやって…?」

    リーフェルたちがはなしあっていたそのとき、くろとり横切よこぎりました。

    「あれはみかけんとりじゃ。あのとりからなにかわかるかもしれんぞ。」
    リーフェルたちはあとってとびたちました。
  • リーフェルたちはくろとりって、くらく、不気味ぶきみ場所ばしょにたどりきました。
    くろとりは、やまうえったぞ!」
    そのときやまのてっぺんにくろかげえました。

    「じゃまなヤツがきやがった!」
    くろかげは、リーフェルたちのまえにあらわれました!
  • 「わたしのは、ブラックリーフェル!」
    「ブラックリーフェル?!」
    自分じぶんたちに姿すがたにおどろき、リーフェルたちはいいました。
  • 「キミが、いろんなところでイタズラをしているんだな!」
  • 「どうしてそんなことするんだ!」
  • 動物どうぶつたちがこまっているじゃないか!」
  • 「もうやめるんだ!」
  • 「うるさい!うるさーい!いいか、またじゃまをしたらゆるさないからな!」
  • そういうと、ブラックリーフェルは姿すがたしたのです。
  • 第八話だいはちわにつづく

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