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リーフェルものがたり 第だい24話わ
リーフェルものがたりの はじまり、はじまり…

  • リーフェルは、ちびリーフェルと湖みずうみにやってきました。
  • 「キレイな湖みずうみだね。ここで休やすもうか。」

  • ガサガサ!ガサガサ!
  • 「うわ! なんの音おと?!!」
  • すると、水辺みずべの草くさの中なかからカモがあらわれました。
  • 「なんだ、カモさんかあ。ビックリしたー。」
  • 「やあ、こんにちは! ボクはカモの仲間なかまでオオヒシクイっていうんだ。」
  • 「オオヒシクイさんは、いつも群むれれで飛とんでいるよね? 今日きょうはひとりなの?」
  • 「大好物だいこうぶつの水草みずくさ“ヒシ”の実みを食たべるのに夢中むちゅうになってたら、みんなとはぐれちゃったんだ。」
  • 「それは大変たいへん! いっしょに探さがしてあげるよ。」
  • 「ありがとう!でもね…。」
  • 「実じつは、自分じぶんが今いま、どの方角ほうがくをむいているのか、分わからないんだ。」
  • 「どういうこと?」
  • 「仲間なかまが飛とんでいった湖みずうみは知しっているんだ。でも、どっちへ飛とべばいいのか…。方角ほうがくが分わからなくて。」
  • 「海うみを渡わたって移動いどうする渡わたり鳥どりのオオヒシクイくんが、方角ほうがくが分わからない? そんなことがあるなんて。」
  • 「長老ちょうろうの木きに相談そうだんしてみようよ。」
  • オオヒシクイくんと長老ちょうろうの木きにもどってきたリーフェルたち。
  • 「どうしたんじゃ?」
  • 「オオヒシクイくんが、迷子まいごになっちゃったんだって。」
  • 「方角ほうがくは分わからなくって、仲間なかまのところへ行いけないんです。」
  • 「ふうむ、渡わたり鳥どりなら、方角ほうがくは分わかるはずじゃがのう。」
  • 「不思議ふしぎだよね。」
  • 「…あれ? 今いまは方角ほうがくが分わかるぞ! 仲間なかまがどちらの方ほうに行いったか分わかる!」
  • 「なんじゃと?…ふむ、もしや、さっきいた湖みずうみは火山かざんが近ちかくになかったかのう?」
  • 「火山かざんが関係かんけいがあるんですか?」
  • 「うむ。地球ちきゅうの中心部ちゅうしんぶには電気でんきが流ながれておってな、この流ながれが地磁気ちじきという見みえない力ちからとなって働はたらいているんじゃ。北極ほっきょくはS極きょく、南極なんきょくはN極きょくになるんじゃ。」
  • 「ええ!地球全体ちきゅうぜんたいが磁石じしゃくなの?!」
  • 「動物どうぶつには、地球ちきゅうの地磁気ちじきをかんじて方角ほうがくが分わかる方位磁石ほういじしゃくのような器官きかんをもっているのがいるんじゃ。」
  • 「じゃあ、渡わたり鳥どりも体内たいないに方位磁石ほういじしゃくを持もっているんだね?」
  • 「そうじゃ。オオヒシクイくんも地磁気ちじきを感かんじることで方角ほうがくが分わかり、移動いどうしているんじゃよ。」
  • 「でも、オオヒシクイくんはさっきの湖みずうみで、方角ほうがくが分わからなくなったんだろう?」
  • 「地球ちきゅうには、地磁気ちじきが乱みだれている場所ばしょもあるんじゃよ。例たとえば火山かざんの岩石がんせきは磁気じきをおびやすいんじゃ。」
  • 「あ! さっきの湖みずうみの近ちかくには火山かざんがあったよ。」
  • 「そうか、火山かざんの岩いわのせいで地磁気ちじきが変化へんかしたんだ。それで方角ほうがくが分わからなかったんだね。」
  • 「もうだいじょうぶ! 仲間なかまのところへもどらなくちゃ。」
  • 「また置おいていかれんようにな。気きをつけて旅たびをするんじゃよ。」
  • 「ありがとう!いってきまーす!」
  • 「待まって送おくるよ!」
  • オオヒシクイくんが向むかった先さきの湖みずうみには、たくさんの仲間なかまがいました。
  • 「いたいた! みんながいたよ!」
  • 「みんなに会あえてよかったね!」
  • 「もう行いくね!ここまでありがとう! バイバイ!」
  • そうしてオオヒシクイさんたちは、飛とびたっていきました。
  • …第二十五話だいにじゅうごにつづく

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