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2024.11.29

冬キャンプのマストアイテム「焚火」の
失敗しない火起こしを動画で学ぼう!

奥山 英治 奥山 英治

ハローウッズ キャスト

奥山 英治

例年に比べて暖かい日が続きましたが、ようやく朝夕が冷え込むようになり冬らしくなってきました。今回は冬のキャンプのマストアイテム、焚火の火起こしについて、動画を使って解説していきます。

キャンプの醍醐味は焚火。スムーズに火が起こせるようになろう!

ここ数年のキャンプブームでキャンプ場に行く人が増えています。キャンプといえば焚火が欠かせませんが、初心者に立ちはだかる最初の難関が、焚火の火起こしではないでしょうか。

焚火? ただ木を燃やすだけじゃない? って思いがちですが、これがなかなか上手くいかないもの。失敗しない火起こしを身に付けて、スムーズに焚火を起こしたいものです。

焚火で燃やすのは薪ですが、薪にちゃんと火をつけるには手順が重要です。薪に直接火をつけようとしても、いきなり薪は燃えてくれません。まずは燃えやすいものに火をつけ、火が大きくなってから薪を徐々にくべていく必要があります。

そこで今回は、焚火の火起こしを、
①最初の火起こし
②太い薪への火のつけ方
この2段階に分けて、動画を使って解説していきます。

動画で見よう! いろんな素材で最初の火起こし

最初の火起こしの素材として、アウトドアショップなどでは「着火剤」が売られています。固形タイプやジェルタイプなどがあり、こうした着火剤を使って火起こしするのは既に普通のことになっていますが、やっぱりお金もかかりますから、キャンプ上級者は自然のもの、タダのものをうまく使って火起こしをします。不要になった紙類を家から持ってきたり、木の枯れ枝や落ち葉などをキャンプ場で拾って集めて使うのです。

ここでは、そんな焚火の火起こしに使える代表的な素材を6つご紹介します。

新聞紙・チラシ
この記事の最初に載せているのが、家から持ってきた新聞紙やチラシなどを使った火起こしです。最初にボールを作るようにグシャグシャに丸めて固めて、次にそれをほぐしてふわふわな大きなボールにすれば、紙と紙の間に空気が入って火がつきやすくなります。これを焚火台に乗せて着火します。
枯れ葉・落ち葉
冬のキャンプ場なら、枯れ葉や落ち葉は拾い放題。家から持ってくる必要もないので行き帰りの荷物も少なくなります。ポイントは、カラカラに乾いた状態のものを拾うこと。そしてケチらずにたくさん拾うこと。たくさんあればあるだけ失敗はしないものです。
杉の枯れ枝
杉の木の樹皮や葉っぱは油分を含むので、よく燃える天然の着火剤になります。山間部のキャンプ場であれば近くに落ちている可能性がありますから、探してみましょう。ただし湿っていては火もつきにくくなりますから、日当たりのいい場所で拾うのがコツです。
枯れた雑草
長い触角が特徴のカミキリムシ。生木をエサにするので都市部の街路樹や公園樹木でもよく見かける昆虫です。飛び立つ前に触角を回すように動かし、周りに何もないかを確認する習性があります。
ススキやオギの穂先
立ち枯れたススキやオギは茎も葉もよく燃えます。穂先だけだとあっという間に燃えます。できれば茎から取るといいでしょう。
松の葉
松の葉も油分があって燃えやすい葉っぱです。松林があれば木の下にたくさん落ちています。できるだけ多く集めるのがコツです。

太い薪への火のつけ方を動画で見てみよう!

太い薪に火を付けるには順序があります。いきなり火を付けても焦げるだけで燃えません。火力が足りないのです。最初に枯葉や枯草などの着火役の素材を敷き、その上に小枝、その次は小枝より太い枝というように、段々と太く大きい素材をくべていきます。最後に太い薪を燃えている枝の上に乗せます。
薪に火を付けることを急がずに手順を踏んで急がずに進めることです。

小枝から太い枝へ

焚火を行う際に用意するもの・注意すること
うまく火を起こせても、途中で火が消えかけるのはよくあること。また、新しい薪を足す際になかなか火がつかないことも。そんなときは火吹き棒やうちわを使って風を送る事で弱っていた火を復活させたり、火の勢いを強くしたりできます。

焚火の際に絶対欠かせないもの、それは消火用の水です。万が一突風にあおられて別のものに火が移りそうになった際はもちろん、最後に焚火を終えるときにも、完全に消火するための水を用意しておきます。

※焚火をする際は必ず、キャンプ場など焚火が許されている場所で行うようにしてください。
※焚火をする際は必ず、子どもたちだけでなく大人と一緒に行うようにしてください。

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