HondaWoodsが目指すもの
元気な森を次世代のために、地域のために。
全国8エリア、13の事業所の敷地を取り囲む森「HondaWoods(ホンダウッズ)」。そこに込められた想いは、森づくりが始まった40数年前から何ら変わってはいません。創業者、本田宗一郎の信念を受け継ぎ、次世代へと繋ぐために、「HondaWoods(ホンダウッズ)」は生まれました。
HondaWoodsが目指すのは、地域社会と強く結び付き、地域社会の発展に貢献し、地域社会とともに成長していく森です。それはHondaの従業員や地域の人々がそこに集い、憩い、コミュニケーションすることでHondaと地域社会の共生を育む森のこと。Hondaはそんな新たな森の創出にチャレンジしています。
また、地域の自然環境と共生する持続可能な森であるために、Hondaは積極的に森の手入れを行い、生命が循環する若々しく個性あふれる森を育てています。「多種多様な個性を共存させることで、変化に強い企業になる」そんな本田宗一郎の想いにも通じる森を目指し、その育成に全力を傾けて取り組んでいます。
地域社会、地域の人々との共生
HondaWoodsは、人々がそこに集い、憩い、語り合える場所を目指します。
地域社会と地域の人々に喜びをもたらすHondaらしい森であるために、例えば、
- ・工場見学に訪れる地域の子どもたちのために、HondaWoodsを巡る「森の見学コース」を設定。次世代を担うこどもたちが、自然に触れて自然を学ぶ機会を提供する。
- ・お花見など地域自治体と協力した季節のイベント、Hondaのファン感謝イベントなどで事業所の敷地を開放。HondaWoodsの森を散策し、憩いの時間を過ごしていただけるようにする。
- ・HondaWoodsの散策歩道やベンチを開放し、地域の方々がいつでも森に入って野鳥を眺め、季節の草花を楽しめるようにする。
- など、それぞれのHondaWoodsが独自の工夫で様々な取り組みを行っています。
生命の循環による自然環境との共生
HondaWoodsは、地域の自然と共存する、持続可能で変化に強い森を目指します。
多種多様な個性があふれる森は、多種多様な人々が共存する活力にあふれる社会の姿と重なります。そんな森を目指してHondaWoodsでは、周囲の環境に合わせた積極的な森の手入れを行い、間伐や若返り(萌芽更新・ほうがこうしん)で生命を循環させ、多くの植物や動物、昆虫たちを育み、若々しく個性あふれる森を育てていきます。
森の生命を循環させる“手入れ”
狭いスペースに樹木が密生すると、陽の光が地表に届かず新しい芽が育ちません。そこで適度な密度に調整するために間伐を行います。
成長しすぎた樹木を伐採して切り株を残しておくと、その切り株から新たに発芽し、若い生命へと循環します。この「萌芽更新」を行うことで、森の低木化と若返りを図っています。