- 2019.02.21
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ホンダエンジニアリング(株)の森の腐葉土から、カブトムシの幼虫260匹を救出!
ホンダエンジニアリング(株)は、Hondaが開発する製品を具現化し、量産化するための生産技術の研究・開発を行っているグループ企業です。栃木県芳賀町にある本社の周囲は森で囲まれており、近隣のHonda関連4事業所の森とあわせて、HondaWoods栃木として整備・育成されています。
これまでホンダエンジニアリングでは、HondaWoodsの森から出た落ち葉や剪定枝を北駐車場脇にある空き地に集めて腐葉土化させ、緑地管理に使用していましたが、近々北駐車場に東門を増設し、従来の腐葉土生成地には駐車場から東門へ通じる道路を作ることになりました。
しかしホンダエンジニアリングでは、工事に際して一つの懸念がありました。 HondaWoodsの森では毎年多くのカブトムシを見ることができますが、その多くはこの腐葉土生成地で生まれ育ったのではないか、つまりこの腐葉土の中には、今も越冬する幼虫たちが潜んでいるのではないか、ということです。
もし幼虫たちがいたら、このまま工事が始まる住処を無くしてしまいます。そこで、1月29日~2月4日までの4日間、除雪用のホイールローダーを使って腐葉土を慎重に掘り起こしてみたところ、なんと約260匹のカブトムシの幼虫たちが出現。想像どおり、腐葉土は生き物たちの大切な成育地になっていたのです。
この幼虫たちが元気な成虫に育つためには、工事を避けて別の安全な場所に移してあげる必要があります。そこで、森と生き物の専門家がいるツインリンク内ハローウッズで育ててもらうことにして、2月6日、幼虫たちをハローウッズへと運びました。ホンダエンジニアリングでは、今年の夏にこの幼虫たちが元気なカブトムシになって飛び立ってくれることを期待しています。
> HondaWoodsとは?