立春は過ぎたものの、まだまだ寒さが続き、フィールドへ出るのも億劫になりがちな季節です。そんな季節を、生きものたちはどうやって過ごしているのでしょうか? 動かずに過ごすために冬眠するタイプや、寒くても動き回るタイプなど生きものによって違いがありますが、今回は寒い中を活発に動いているタイプである「鳥類」に注目します。というのも、冬から春にかけては野鳥観察に絶好の季節なんです。どんなことに気を付けてどんな所を観察すれば野鳥たちに会えるのか、野鳥観察のコツをご紹介します。
野鳥の観察に適した季節は、晩秋から冬にかけて、また冬から早春にかけての、野鳥たちの姿を隠す落葉樹の葉が落ちて枝だけになり、雑草なども少なくなっている季節です。緑の多い時期にはそれが障害物になってなかなか野鳥の姿を見つけることができませんが、緑の少ない時期なら比較的簡単に見つけることができるのです。
では、どんな所に行って何を目安に野鳥たちを探せばいいのでしょう? たとえば深い山奥などに住む野鳥たちはとても敏感で、なかなかその姿を目にすることができません。でも人里に近い森や公園に住む野鳥は人に慣れていて近くで観察できます。そこで今回は、あまり野鳥観察の経験が無い人でも比較的簡単に出会えるよう、ご近所の森や公園で探すことができる野鳥たちに的を絞り、彼らの食べ物に注目します。例えば公園の桜の花が咲けば、その蜜を食べ物にしているメジロやヒヨドリなどがやってきます。どんな野鳥が何を食べているのか、それが分かると、とても見つけやすくなります。
まずは見てみたい野鳥が何を食べているのかを知って、その食べ物がある場所へ出向いて、飛んでくる野鳥たちを探しましょう。でも必ずしも、じっと待ち構えている必要はありません。散歩しながらでも探すことができます。木の実や花・虫のいる場所があればそこへ野鳥たちががやってきますから、まずは咲いている花や木の実などをチェックしながら散歩してみることを始めてみましょう。
実際に野鳥観察に出かける際、忘れていけないのは双眼鏡です。さすがに肉眼だけで野鳥を観察するのは難しいので、双眼鏡を持って出かけるようにしましょう。そこまで高性能なものじゃなくても大丈夫なので、軽くて散歩の邪魔にならない双眼鏡を用意しましょう。
春が近づき、暖かい日と寒い日が交互になる今の時期は鳥たちを観察する絶好な季節です。
特に大袈裟な道具も要りません。双眼鏡だけ持って自分の散歩の範囲で観察してみてはどうでしょう。変わった仕草や動きの特徴などがわかってくると楽しくなってきます。さらに深く知りたくなったら、望遠レンズ付きカメラなどで撮影して写真で記録すれば、より深く観察することもできます。
ハローウッズは42ha(東京ドーム約9個分)の広さがあり、いつでも、誰でも、思いっきり遊べる元気な森です。人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意して、皆さんをお待ちしています。
ハローウッズのホームページへ春は小鳥たちの子育てシーズン。小枝や葉を巣箱に運び、卵を産み育てる準備に大忙し!そんな姿を見に双眼鏡を持って朝の森に出かけます。ヤマガラ、シジュウカラをはじめ様々な小鳥を探したり、ラブソングを歌う鳴き声に癒されたり、小鳥たち恋の季節ならではの体験をお楽しみください。
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