山に生えている木、公園に生えている木、世の中には様々な木が存在しますが、それらは葉っぱの形によって大きく2種類に分けられます。平べったい葉っぱを付ける広葉樹と、針のように細い葉っぱを付ける針葉樹です。今回の主役「松ぼっくり」は、針葉樹の仲間であるマツの木などに実るもので、小さな子どもから大人まで誰もが知っています。でも松ぼっくりとはいったい何なのか、ちゃんと説明できる人は少ないようです。そこで今回は「松ぼっくり」のヒミツを解き明かしてみたいと思います。
アカマツの松ぼっくり
ドイツトウヒの球果。かさが重なった「松ぼっくり」らしい見た目です。
イヌガヤの球果。「松ぼっくり」とは呼べない見た目です。
マツの花と松ぼっくりができる場所
松ぼっくり(右)と、その中に隠れているマツのタネ(左)
マツのタネ(右)と羽の役割を果たす薄い膜(左)
木の上でカサを開いてタネを飛ばす松ぼっくり
役割を終えて地面に落ちた松ぼっくり
アカマツ
クロマツ
スギ
ヒノキ
サワラ
カラマツ
ヒマラヤスギ
ダイオウマツ
様々な木の松ぼっくり
せっかく松ぼっくりについていろいろ学んだからには、松ぼっくりを使った「遊び方」も、ひとつご紹介しておきましょう。それは、もうすぐやってくるクリスマスに向けた「松ぼっくりクリスマスツリーの作り方」です。机の上に飾れるかわいいクリスマスツリーが出来上がりますから、ぜひチャレンジしてみてください。
松ぼっくりクリスマスツリー
①土台づくり:枯れ枝を拾ってきて高さ2cm程度に切り落とし、ツリーの土台を作ります。枯れ枝が手に入らない場合は、板でも何でも、松ぼっくりを固定できるものが用意できればOK。
②雪のペイント:松ぼっくりに雪のペイントを施します。白い絵の具を水に溶かさずそのまま塗りつけましょう。木の枝に雪が積もっているイメージでうまくペイントしてください。
③土台とツリーの接着:土台とツリーを接着剤で接着します。ホームセンターなどで手に入るグルーガンを使うと簡単に接着できます。無い場合は瞬間接着剤のようなものを使いましょう。
④その他の装飾:ビーズやコットン、色紙、リボンなどでクリスマスツリーっぽく装飾したら完成です。工夫次第でいろんな装飾ができますから、想像力を働かせてやってみましょう。
細長い松ぼっくりのほうが、よりクリスマスツリーっぽく見えますが、完成形の写真を見ていただくと分かるように、そうじゃない形のものでも十分かわいく仕上がります。大きな本物のクリスマスツリーも素晴らしいですが、今年はテーブルの上に手作り松ぼっくりツリーを飾ってみても、きっと楽しいクリスマスになると思いますよ。
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