暑い日が続いてますが、みなさんバテてないですか? 夏から秋にかけて、虫たちは活発に動き回ります。私たちにとっては、いろんな虫に出会えるチャンスの多い季節と言えます。でも、いざ虫たちを探そうとすると、なかなか見つからなかったりするのはなぜでしょう? それは、虫たちが他の生きものや植物などに「擬態」していることが多いから。今回は、そんな虫たちの擬態についてご紹介します。
動物や昆虫、魚などの中には、他の生きものから捕食されるのを防いだり、また逆に他の生きものを捕食しやすくするために、自分の身体の色や形を周囲の植物や他の生きものなどに似せて、存在を分かりにくくしているモノがいます。このように、生きものが自分を他のモノに似せることを「擬態」と言います。
こんなガが森の地面の落ち葉に紛れていたら、絶対見つかりません。ちなみに落ち葉に紛れた写真を載せておきますが、どこにいるか分かりますか?
ガやチョウは、擬態する種類が多い昆虫です。それは成虫だけでなく幼虫のときも同じで、いろいろと工夫を凝らしてさまざまなモノに擬態する様子を見ることができます。
クモの仲間の中にも、他のモノに擬態する種類が多く見られます。ここでは特徴的な2種類のクモの擬態をご紹介します。
いかがだったでしょうか? 自然界で生きていくのは大変なんだということがよく分かりますね。しかしここで紹介した擬態は、ほんの一部にすぎません。今回は昆虫が中心でしたが、魚や植物・爬虫類・動物など地球上に生きている生きもので擬態しているものはたくさんいます。なぜ?なに?などと考えながら、擬態している生きものを自分で探してみると、より楽しい自然観察になるでしょう。ぜひ外に出て自然界で探してみてください。
ハローウッズは42ha(東京ドーム約9個分)の広さがあり、いつでも、誰でも、思いっきり遊べる元気な森です。人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意して、皆さんをお待ちしています。
ハローウッズのホームページへ秋の虫たちがにぎやかに鳴く夜の森では、様々な生きものが活動しています。ハローウッズの森を知り尽くしたキャストと一緒に、生きものの気配を感じながら感性が研ぎ澄まされるドキドキの森観察をお楽しみください。
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