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  • 2022.01.27

バードフィーダーを庭に置いて飛んでくる
メジロやシジュウカラなどの野鳥たちを観察しよう!

バードフィーダーを庭に置いて飛んでくるメジロやシジュウカラなどの野鳥たちを観察しよう!
和田 誠
今回の案内人
ハローウッズ
キャストリーダー
和田 誠

こんにちは!「ツインリンクもてぎ」にある自然体験施設「ハローウッズ」のキャストリーダー和田です。本格的な冬を迎え、森の食べ物が不足しがちなこの時期は、野鳥たちもエサを探すのに苦労する季節です。そこで、野鳥たちの食事をちょっとだけ手助けするために「バードフィーダー」を設置してみましょう!

バードフィーダーとは?

野鳥というと、森や山など人里離れた場所じゃないと見ることができないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。住宅街の中でも、シジュウカラやヤマガラ、メジロ、シメなど数種~10種ぐらいの野鳥がいると言われています。そんな住宅街の野鳥たちを観察する方法が、自宅の庭先などに「バードフィーダー」を設置する方法です。バードフィーダーとは野鳥のエサを載せる台やエサ箱のことで、バードフィーダーに野鳥の好むエサを置いておくと、実際に野鳥が食べに訪れてくれるので、その姿を観察するのです。

バードフィーダーのエサを食べるヒヨドリ

ハローウッズでは間伐材などを使ってオリジナルのバードフィーダーを自作することも多いのですが、ホームセンターなどで既製品を購入することもできます。吊り下げ式のものや地面に杭(くい)を立ててその上に台を置くものなどタイプは様々なので、設置する場所の形態や自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

バードフィーダーを設置するときのポイントは、ネコなどに襲われないように高さ1m以上の場所で、物陰から離れた見晴らしのいい場所がおすすめです。また、観察しやすいように家の窓から見やすい場所を選ぶといいでしょう。

次にバードフィーダーに置くエサですが、リンゴ、ミカンなどの果物は多くの野鳥が好んで食べます。また、ヒマワリの種やピーナッツ、ヒエやアワなども人気です。この他、パンやお米などもエサになります。パンは乾燥させて細かくちぎっておくといいでしょう。このように、いろいろなエサを置いてみて、どんな野鳥がやってくるか観察してみましょう。

このように、バードフィーダーを使えばさまざまな野鳥を見ることができます。自宅の庭先にバードフィーダーを置いて野鳥を観察する「ガーデンバードウォッチング」は、世界中で人気があります。しかし、ちゃんとルールを守って行なうことも大切です。

特に冬場の自然の食べ物が少ない時期、バードフィーダーを通じて野鳥にエサを与えることは、野鳥にとってとてもありがたい行為です。しかしやりすぎると、野鳥が自分でエサを見つける野生の能力が衰えてしまい、最終的に野鳥のためにはなりません。そこで、バードフィーダーを使うのはエサが少ない冬だけにして、春になって昆虫など自然のエサが増えてきたらエサを置くのをやめましょう。身近な野鳥、自然に親しむきっかけとして、軽いおもてなしという気持ちで行いましょう。

庭のいろんな場所を訪れる野鳥たち

人家の庭先には、バードフィーダーを置かなくても野鳥たちがやってくる場所があります。たとえば庭木の伸びすぎた枝を取り除く剪定作業を行うと、枝が切り落とされたところから染み出る樹液をなめるために野鳥がやって来ます。

また、日本ではスイレン鉢をお庭に置いて金魚やメダカを飼うお宅をよく見かけますが、スイレン鉢があれば、そこに溜まっている水を飲みに野鳥がやって来ます。さらに、花壇や家庭菜園で土をいじる作業をしていると、土の中のエサを探しに野鳥が飛んで来ます。

窓から庭の様子を見てみると、意外と多くの野鳥が訪れているかもしれません。寒い冬ですが、暖かい部屋の中からのんびりバードウォッチングを楽しんでほっこりしてみましょう。

ツインリンクもてぎの自然体験施設「ハローウッズ」へ行ってみよう!

ハローウッズは42ha(東京ドーム約9個分)の広さがあり、いつでも、誰でも、思いっきり遊べる元気な森です。人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意して、皆さんをお待ちしています。

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