交通安全のポイント「クルマ編」 苦手をなくす 縦列駐車

ハンドルを切る位置、移動目標をつかんでおくと、縦列駐車はラクになります。

縦列駐車も、慣れないうちはハンドル操作とバックを別々に行いましょう。簡単に正確にクルマを思い通りの場所に入れることができます。バック駐車の場合、全長の1.5倍が縦列駐車に必要なスペースの目安です。

  1. ステップ1 クルマを止める
    • 横に約1m間隔をあけ、隣のクルマよりやや前に止まる。
  2. ステップ2 まっすぐバック
    • 後方の安全確認をしながら、まっすぐバック。
    • 後ろのバンパーが隣のクルマと同じ位置になったら止まる
      (同サイズのクルマなら、自分のクルマの運転席が、隣のクルマの運転席と同じ位置に)。
  3. ステップ3 ハンドルを切って、目標位置までバック
    • 止まったまま、ハンドルを左いっぱいに切る。
    • バックし、右側ボディーがA点の延長線上にきたら止まる。
  4. ステップ4 タイヤがまっすぐになるようにハンドルを戻してバック
    • 止まったまま、タイヤがまっすぐになるようにハンドルを戻す。
    • ゆっくりとまっすぐバックし、右の後輪が白線にきたあたりで止まる
      (直接目で見るか、右のバックミラーを下げて位置確認)。
    • 左前のバンパーの位置と、前車の間隔をチェック。
  5. ステップ5 左にクルマを寄せる
    • ハンドルを右いっぱいに切って、後ろのクルマの前面に向けてゆっくりとバック。
      その際、左前のバンパー位置と、前車の間隔に注意する。
    • 路肩と車体が平行になったら停止し、タイヤがまっすぐになるように
      ハンドルを戻して、後ろのクルマにぶつからない位置で、路肩と平行に止める。
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後続車の動きに注意して、落ちついて操作しましょう。

縦列駐車をするのはクルマが流れている町中の道路。後続のクルマが気になったり、あせったりしがちです。落ちついて操作しましょう。

ハンドル操作は止まったままで。

縦列駐車も、慣れないうちはハンドル操作とバックを別々にするのがポイント。この方法では、止まる位置(ハンドル操作する位置)は3カ所。ハンドル操作は、左右いっぱいに切るか、まっすぐにするかの3通りで、微妙な操作は不要。止まる位置と次の移動目標を覚えておけば、確実にクルマを駐車スペースに入れられます。

バックで曲がるときの「外輪差」を知っておきましょう。

バックするときはどうしても、後方に気をとられがちです。曲がりながらバックをしていたら、クルマの前の部分をこすってしまった、ということはありませんか?バックで曲がるときに注意したいのが「外輪差」です。前輪は後輪が通るラインよりも外側を通ることをイメージしながらハンドル操作をしましょう。さらにバンパーはその外側を通ります。参考までに、曲がりながら前進するとき注意したいのは「内輪差」。左折するとき、左前方に気をとられていると、左横のボディーを電柱などにこすることになります。

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