リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフト

リハビリテーション中の方が、作業療法士などと一緒に四輪での運転復帰に向けて運転に対する評価・訓練をサポートするためのソフトです。運転環境の模擬的な再現により、運転操作の手足の複合的動作を楽しみながら行うことができます。

*また併せて、最終的な運転能力評価をサポートする実車走行によるリハビリテーション向け自操安全運転プログラムをHondaの交通教育センターにて導入し、 リハビリテーション向けソフトとの連動により、ハードとソフトの1パックで運転復帰をサポートすることを目指します。運転能力評価サポートソフトにより一定の評価を得た後に、交通教育センター内のコースで実車走行による体験を重ねる事で運転操作・感覚を把握できます。

運転復帰までの流れ

運転能力評価サポートソフトの流れ

運転能力評価サポートソフト 中身のご紹介

特長

  • 特長1 操作に慣れるための練習コースや難易度に応じた豊富なバリエーションをソフトに搭載
  • 特長2 深部感覚の評価、運転中の視覚情報の範囲や認知・判断に対する適応性及び、アクセルやブレーキ操作時の反応速度等を測定し、数値データを健常者の運転データと比較することで評価が可能
  • 特長3 自己の運転能力の現状を認識しやすく、受容性が向上できる
  • 特長4 認知・判断・運転操作の複合的動作を楽しみながら活用でき、リハビリに対する意欲の向上が図られる
  • 特長5 簡単操作、省スペース、ハイコストパフォーマンス設計
  • 特長6 3面ディスプレイ(オプション)により広い視野での確認作業ができリアルな運転環境を体感できる ※足の不自由な方向け手動運転補助装置(オプション)もご用意しています。

オプション

手動運転補助装置

運転能力評価サポートソフト 中身のご紹介

軽度半側空間無視(USN)評価

従来通り3面ディスプレイを使用しながら、3種類のマークを各指定位置に表示し、あらかじめ決められたコースを走行検査します。マーク表示内容における正解率および誤反応回数と反応時間の平均、道路走行車線からのズレ等を数値化し、軽度な半側空間無視を評価します。

■軽度な半側空間無視評価の結果例

各行及び列の表示位置における成功率及び誤反応回数と反応時間の平均

運転反応検査

ペダルや、ハンドルを利用し、反応の速さや正確さで、動作や集中力、判断力を評価できます。
結果は、年代別の5段階評価、数値を画面で確認、もしくは印刷が可能です。

■単純反応検査
単色ランプの点滅により、アクセルペダルの操作で、
反応時間の早さ、正確さを測定します。

単純反応検査

■選択反応検査
複数色ランプ点灯から、決められた操作までの反応時間の早さ、正確さを測定します。

選択反応検査

■ハンドル操作検査
ハンドル操作に要する反応時間の早さを測定します。

ハンドル操作検査

■注意分配・複数作業検査
手足を使い、異なる複数反応操作に対する
反応時間の早さ、正確さを測定します。

注意分配・複数作業検査

危険予測体験

教習所で使用されている危険予測体験を元に難易度を設定したコースと、様々な運転環境を再現した、長時間運転コースも用意しました。

■特長@
認知の度合いや慣れで、難易度別コース走行を用意。

■特長A
リプレイで、自分の運転を客観的に見ることができます。

■特長B
コースごとにバリエーションに富んだ危険シーン構成を実現。
走行時間は3分〜20分のコースがあり、注意の持続を評価。

■特長C
走行結果を印刷にて確認可能。(上級のみ)

危険予測体験
上級(危険車両有(走行))   中級(危険車両有(停止))   初級(危険車両無)

上級(危険車両有(走行))

 

中級(危険車両有(停止))

 

初級(危険車両無)

Fun Drive

ゲーム感覚で楽しみながら、運転の操作の練習ができます。
運転復帰に向けて、リハビリテーションのモチベーションを上げる事に利用できます。