草原や河原の草地・原っぱなどでピョンピョン跳ねたりバタバタと飛び出してくるバッタ。夏の終わりから秋にかけてバッタは成虫になり、目立つようになります。今まで見てきたバッタが何なのか、気になりませんか? ちょっとじっくり調べて見て名前を覚えてみましょう。バッタの見方が変わるかもしれませんよ。
バッタという名前は、バッタ類の大きなくくりの名前です。バッタの仲間はたくさんの科に分かれますが、大きく分けると触角の短い種類と触角の長い種類の2種類がいます。触角の短い方はトノサマバッタなどで、大きく飛んで移動し、草を食べる草食です。触角の長い方は、エンマコオロギやキリギリスなどの雑食のバッタたちです。またバッタには、同じ種類でも緑のタイプと茶色いタイプがいます。これは周りの環境などで変わり、周りに仲間がいないと緑色に、たくさんの仲間がいると茶色になります。
バッタの中では大きく4~7cm前後。飛行能力は軽く50mは飛び回ります。捕まりそうになったとき、飛んで逃げる飛行力はバッタの中でもNo.1です。
トノサマバッタに次ぐ大きさです。頭の後ろ、胸部の上の部分が盛り上がり湾曲しており、クルマバッタモドキやトノサマバッタとここで見分けることができます。
クルマバッタに似ていますが、やや小ぶりで胸部の膨らみがないことで見分けがつきます。クルマバッタとこのクルマバッタモドキは羽根に黒いラインがあり、名前の由来になっています。
両者とも翅を広げると黒いラインがありますが、黄色の部分がクルマバッタの方が強く濃い。
頭から胸部にかけて膨らみが違います。大きく湾曲して出っ張っている方がクルマバッタです。
細長い体にとんがった顔のバッタで、大きなメスは8cmを超えます。オスはメスに比べるとかなり小さく、飛び出す時にチキチキと音を出します。
ショウリョウバッタを小さくした感じのひし形のバッタです。メスはやや膨らみがある体系で、オスはメスより小さくスリム。よくオスがメスにおんぶしていることからこの名がつきました。
田んぼやその周辺で多く見られます。群生して行動するので、田んぼでは害虫的存在になっています。稲刈りが終わるとこのイナゴを捕まえ佃煮にし食用として食べる文化が各地であります。
初夏から夏の終わりまで見ることができます。日中に原っぱなどでギィーギィーと鳴いて、鳴き声の目立つバッタです。その割に、低い草の上などで鳴いているので姿は見つけにくいです。
葉っぱのような大きな翅が特徴です。体は大きく日中は草むらに隠れていて見つけにくいですが、夜にはけたたましくガチャガチャとオスが鳴き目立つので、探すなら夜です。
キリギリスの仲間で、金属の擦れるような音を一定にならして鳴きます。他の虫を襲って食べ、時には大きな蝉なども食べます。低い位置よりは高い位置で行動しています。
クツワムシに似ていますが、比べると顔が小さく大きさもやや小さいです。草や木のやや高い位置で見つかります。夜行性で、夜に活発に動いています。ジジッ、ジジッと数回鳴き、メスも鳴きます。
2cm前後と小さく、スズムシやコオロギの仲間です。昔から鳴き声を楽しむ虫として人気があります。夜、背丈の低い草の茂みなどで鳴いていて、見つけるのに苦労します。
ツユムシの仲間にはツユムシ・セスジツユムシ・クダマキモドキといて、クダマキモドキ以外は、よく特徴を見ないと見分けるのが難しい。ズジーィズジーィとぎれとぎれに鳴きます。
肉食性が強く小さな虫などを食べています。クズなどの葉の穴を利用して葉をスピーカーがわりに穴から顔を出し翅を立てて鳴き、トゥルルルルル~と一定に鳴きます。
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