こんにちは!日本野生生物研究所の奥山です。山を彩った紅い色が麓にも降りてきて、そろそろ街の街路樹も色づく季節になりました。せっかくの紅葉ですから、単に観て楽しむだけでなく、アートの材料にして楽しんでみてはいかがでしょう?
北海道や高い山に雪の知らせがニュースで流れるこの時期、里山や森ではそろそろ紅葉した葉が落ち始めます。紅葉は日本の樹木の大きな特徴で、四季があることで紅葉樹の葉が様々な色に変化する現象。昔から日本人の心に残る風景で、写真に撮ったり、ドライブや散歩などで鑑賞したり、紅葉は日本の風物詩だと言えます。
落ちて間もない葉はまだ色が鮮やか。いろいろな色・種類の違う葉を拾いましょう。葉を拾いながら、作る物をイメージすると楽しく拾えます。
透明のファイルに紅葉した葉を挟み、マーカーで絵を書いた作品です。サクラとモミジで金魚を作ってみました。
ヤマノイモの葉で作ったキツネのカップルです。細長い葉っぱでなんとも愛嬌のあるキツネになりました。
こちらは、コナラのギザギザを利用したハリネズミの親子です。
葉脈のまっすぐ伸びた、破けたりしていないホウの葉を拾います。
写真のように、手で葉をちぎって飛行機の形にします。葉脈が重りになるので、羽はやや後ろの位置にするのがコツです。
飛行機の形になったら、飛ばしてみてバランスをとっていきます。後ろの羽は少ない方がよく、左右の羽の面積は同じになるように作るとバランスが取れます。
葉脈の真ん中あたりを軽くつまんで持ち、やや上にめがけ軽いタッチで投げるように飛ばします。高いところからだと滞空時間が長く、バランスが取れていれば紙飛行機より飛びます。
想像力を働かせ、自分だけのアートを作る新しい紅葉の楽しみ方をご紹介しました。子どもたちと一緒になって大人も充分楽しめますから、ぜひチャレンジしてみてください。