ハローウッズの森の落ち葉は、主にどんぐりがなるクヌギやコナラの木についていたもの。
クヌギやコナラの木といえば、幹の部分を薪や炭にして燃料にしたり、シイタケ栽培のほだ木にしたりと昔から多く使われていますが、落ち葉や小さな小枝もとても大切な資源になります。
森の落ち葉を熊手を使って、囲いの中にたくさん集めて月日が経つと、腐葉土堆肥ができます。 化成肥料がなかったころ、腐葉土堆肥は、畑の土と混ぜたりすることで栄養分の補給や、通気性や保水性を高めたりする効果もあり、とってもありがたい自然からの恵みなのです。
落ち葉かきをすると、落ち葉でふさがれていた太陽の光が地面にあたり、植物の種が発芽しやすくなったり花が咲きやすくなります。落ち葉かきは早春に生える野草たちにとってもありがたい冬の作業なのです。
桃太郎に出てくる、「おじいさんは山へしばかりに・・・・」という言葉は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか?しばかりは漢字で「柴刈り」と書きます。「柴」とは、森の木の小枝や森に生えている小さな木のこと。それらを集めるのが柴刈りです。柴はご飯を炊いたりするときに使える燃料として使われていました。落ち葉の他に、森に落ちている小枝も大切な資源として活用できるのです。
落ち葉かきや柴刈りをしていると、冬でも生きものたちとの出会いがあります。静かな冬の森ですが、ひっそりと活動する生きものたちをご紹介します。
ヒトが生活のために必要としていた冬の里山作業は、生きものたちにとっても良い環境をもたらしてくれます。また寒い冬に活動する小さな生きものたちの息吹は、したたかさや知恵を感じます。静かな冬の森の中で、森と生きものたちのためにも絶やさず続けていかなければならない営みです。
ハローウッズは42ha(東京ドーム約9個分)の広さがあり、いつでも、誰でも、思いっきり遊べる元気な森です。人と自然が楽しくかかわり合い、自ら体験し、発見できるプログラムをたくさん用意して、皆さんをお待ちしています。
ハローウッズのホームページへキャストと一緒にハローウッズの森へ出かけよう! 季節ごと、日ごとに変化するハローウッズの森。見つけた生きものをじっくり観察したり、手にとって触ってみたり。約90分のロングコースと、小さいお子様連れの方でも安心の約60分のショートコースがあります。
ハローウッズ「森遊び」ページへ埼玉県狭山市にある四輪車組立工場 “狭山完成車工場“ には、正門前の道路に沿って一般の方向けに遊歩道が整備されています。また森の内側にある従業員向け遊歩道には生きものを育む ”落ち葉のプール” が作られ、夏祭りで一般公開されて親子連れでにぎわいます。
埼玉県狭山市新狭山1-10-1