Hondaは、性別にかかわらず誰もが等しくキャリアを描ける世界の実現をめざしています。
なかでも、日本における女性活躍を課題と捉え、2015年より「意識・風土改革」「キャリア形成支援」「制度・環境整備」を推進の柱として取り組んでいます。
また女性活躍のみならず、男性の育児参画の推進など、一人ひとりが自分らしく生きられるジェンダー平等の実現を目指し、異なる個性・持ち味を尊重し合い、発揮することでイノベーションを生み続ける組織風土づくりを進めています。
日本における女性活躍を課題と捉え、女性活躍拡大に向けて2015年より目標を定め取り組んできました。2021年にはその目標を更新し、「女性役職者数を20年度に対し2025年までに3倍、2030年までに4倍にする」、「新卒採用に占める女子学生の割合を20%以上とする」という新たな目標を設定し、その達成に向けて、取り組みを強化・加速しています。
また、女性役員比率に関しては、日本経済団体連合会の「2030年30%へのチャレンジ」へ賛同しています。
女性従業員のキャリア意識の向上、マネジメント向けの施策、育児や介護と両立する従業員向けのキャリア形成支援施策などを継続的に推進しています。
様々な領域で、自分らしく活躍する従業員の身近な事例を紹介し、自らのキャリアを考える機会を提供するとともに、新しい価値を受け入れる、風土の醸成につなげます。
仕事と育児を両立し、自分らしいキャリアを描き、第一線で活躍する育児期の女性従業員にフォーカスしています。
女性が自分らしいキャリアを描き、挑戦し、能力を最大限発揮できる環境を整備するため、女性特有の健康課題改善にも取り組んでいます。外部機関のリソースを活用し、有識者によるセミナーの受講、専門家による相談窓口の利用や医療機関の受診ができる環境を整備しています。
また、意識醸成の一環として、「健康課題と取り巻く組織の在り方」をテーマに産業医を交えた従業員座談会を実施。
職場の事例を紹介するとともに、職場における健康課題との向き合い方について社外専門家からも伝えています。
2022年12月には、男性育児参画と女性の健康課題をテーマに「多様性施策イベント」を開催し、有識者による講演、従業員を交えたパネルディスカッションを実施しました。
公益財団法人山田進太郎D&I財団が展開する、中高生女子向けのSTEM(理系)領域の職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」に参画しました。16の企業と研究機関が連携する本プログラムでは、オフィスツアーやSTEM領域で活躍する社員との交流を通じて、学生がSTEM領域の職場を体験できる機会を提供します。
一人ひとりが活き活きと働くことができる職場づくりを目指し、育児期に関しては育児をしながら仕事に専念できる環境整備を行ってきました。昨今では社会における男性の育児参画ニーズも高まる中、Hondaの現状を見ると依然として「育児=女性」という性別役割の分担意識が根強く残っています。本来、育児は女性だけの役割ではないため、今後は男性が育児参画するための働き方をより促進していきます。
Hondaは、2025年までに男性の育児目的の休暇取得率100%を目標としています。男女共に仕事と生活を両立し、自分らしいキャリア形成ができるような風土や組織づくりを目指します。
男性育児参画の周知・浸透に向けて、方針の発信、セミナーの開催、好事例発信など段階的に意識醸成の取り組みを行っています。
イベント・セミナー | 発信 | |
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経営層 | 外部有識者による セミナー |
・方針 ・トップメッセージ ・好事例 ・社内報「瓦版」 ・両立支援ハンドブック |
全管理職 | ・多様性施策イベント ・育児期両立セミナー |
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一般層 |
育児休職を取得した男性従業員の事例を紹介し、育児取得の対象者および職場の上司・同僚に男性育休への理解を促し、取得しやすい風土の醸成につなげます。
Hondaが進める人材多様性の進化、多様な個を活かす組織づくりにつなげることを目的に、2022年12月に開催しました。
「男性育児参画」と「女性の健康課題」をテーマに、有識者による講演、従業員を交えたパネルディスカッションを実施しました。
時期:2023年1月
男性をはじめ、従業員が健康課題について、正しい知識を習得し、自分自身のためだけでなく、相互理解にもつなげる
Hondaが推進する「多様性の取り組み」について、分かり易い内容で全従業員に伝えることで、理解を促進し、多様性は自分ごとであると気づき、行動するきっかけとする
時期:2023年1月
様々な制約を乗り越え、自分らしいキャリアを描き活躍する身近な事例を紹介し、
新しい価値を受け入れる風土の醸成につなげる
時期:2024年2月~
時期:2015年4月~
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール) 教授 佐藤博樹 氏
ダイバーシティ分野に関する有識者と参加企業で構成されたプロジェクトに参画し、広くWLB(ワーク・ライフ・バランス)の最新情報を得ると共に、法対応を含めた今後のHondaの多様性推進の一助とする
プロジェクト参加企業:26社(2022年度)
時期:2023年3月
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)
プロジェクトのこれまでの活動を振り返ると同時に、日本企業におけるD&Iの現状と今後の課題や取り組みの方向性の課題について考える
大成建設株式会社 管理本部人事部専任部長 兼 人材いきいき推進室長 塩入徹弥氏
東日本電信電話株式会社 サステナビリティ推進室担当課長 上村雄亮氏
キャリア・多様性推進室 主任 増子美和
※フォーラム開催時の部署名、役職名