CRF1100L Africa Twin Adventure Sport ESに採用されたEERA(Electrically Equipped Ride Adjustment)は、走行中のサスペンションストローク速度と車両の走行状態に応じて瞬時に減衰力を最適化。
日常からタンデムツーリング、オフロードまで様々な走行シーンに合わせ、スイッチひとつでサスペンションモードを変更することも可能です。
エンジニアは語る
2020年モデルからの新しいアイテムですね。 「これはもう、アフリカツインのような『どこでも、どこまでも』というコンセプトをさらなる高みへ引き上げるためには最高のアイテムでした。なんといっても、ダンピングフォースを好きなとき、好きなように変えられますから」 どのようなメリットがあるでしょうか。 「オフロードを走行しているときは、できるだけ柔らかい設定にして、衝撃をうまく吸収します。硬いと接地性が失われて滑ってしまいますからね。一方、ジャンプから着地……というシーンでは減衰を高めて、しっかりと踏ん張ります。オンロードでも同様。タイヤの発生させる力が大きい場面では、踏ん張らないと曲がりませんので。コンベンショナルなサスペンションだと、その『中間』の設定にすることが求められますが、電子制御にすれば、両方のシーンでベストの設定にできるわけですね」 その電子制御の作り込みで苦労した点は? 「どこがというより、全てが大変だったとしか……(笑)。詳しくは、この制御に用いた慣性センサーである『IMU』のところでお話ししましょう」
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