平尾2戦連続の完投！打線も13安打、11得点で東邦ガスを圧倒！！

決定戦進出を懸けた東邦ガスとの準決勝。この日も先攻となったHonda鈴鹿、前2戦同様先手必勝を狙う。初回、先頭中村がセンター前ヒットで出塁すると、二番大城戸は送りバントで一死二塁と先制のチャンスを作るも、その後攻めきれず無得点に終わる。続く二回表は三者三振に倒れ、球威のある相手先発投手田中に苦戦するかと思われた矢先の三回表、先頭金子が四球を選んで出塁すると、続く澤田の送りバントがフィルダースチョイスとなり無死一、二塁、一番に戻って中村が再びセンター前ヒット、無死満塁とチャンスを拡げる。続く大城戸の打球はショートへのゴロとなったが、焦ったかホームへの送球がそれて金子が生還、1点を先制する。さらにこの後、松本がレフトに犠牲フライを放ち1点を追加、2-0とする。勢いに乗った打線は続く四回表、柘植、金子のセンター前ヒットで一死一、三塁として、澤田が右中間を破る3塁打。リードをさらに拡げて、先発平尾を援護する。平尾は四回に犠牲フライで1点を返されたものの、六回まで被安打1の完璧な投球を見せ、5-1のまま試合は終盤へ。そして再び試合が動いたのは七回。まず先頭大城戸がライト前ヒットで出塁、続く松本、2球目を振りぬくと打球は左中間フェンスに直撃する弾丸ライナー！エンドランでスタートを切っていた大城戸が一気にホームインして1点を追加、6-1とする。しかしその裏、二死からエラーと内野安打で1点を返され、なお一、二塁のピンチ。ここで東邦ガスはキャプテン松下を代打で投入、勝負に出る。松下にはレフト前ヒットを許したものの、二塁ランナーの本塁突入を阻止。追撃を断ち切って相手に傾きかけた流れを再び引き戻すと、九回表、先頭中村のヒットから、松本のヒット、畔上四球で二死満塁。ここで柘植が西濃戦の決勝打を彷彿させるライトオーバーの2塁打！さらに庄司がこの日2本目となる2塁打、代打西村もレフト線2塁打で続き、この回一挙5点！打っては二桁安打二桁得点、投げては平尾がヤマハ戦に続く完投の圧勝劇で12年振りの第一代表に王手をかけた！！