地域に根ざした活動

日本

被災地支援活動の取り組み

令和6年7月25日からの大雨、令和6年台風第10号、令和6年9月20日からの大雨による被害への支援として、高圧洗浄機12台を被災地各県に寄贈、義援金500万円を日本赤十字社に寄付しました。


北米

北米のHondaグループがハリケーンや竜巻の被災者を支援

米国のHondaグループは、2024 年にノースカロライナ州で発生したハリケーンと、オハイオ州で発生した竜巻によって被害を受けた被災地への支援として、米国赤十字社に合計 60 万ドルを寄付しました。そのほかにも、ノースカロライナ州では米国赤十字社に発電機を40台、地元の博物館に工学教育キットを700セット寄付したほか、同州に拠点を置くホンダ エアクラフト カンパニーが被災地への人道支援物資の輸送を「HondaJet」でサポートしました。

オハイオ州では、ユナイテッドウェイ地域支部に25万ドルを寄付し、Hondaの従業員が被災地域での清掃活動や、被災家庭を訪問して生活必需品の配布や情報の提供をするなどの支援活動を行いました。

米国のHondaグループでは、従業員の被災地支援活動をサポートしています。2024年はマッチングギフトやボランティア助成金など総額 4万5,000ドル以上を寄付しました。

北米のHondaグループがハリケーンや竜巻の被災者を支援

中南米

チリで資材リサイクルを通じ、病院に入院する低所得世帯の子ども達を支援

チリの現地販売会社であるホンダ・モトール・デ・チリ・エス・エー(HMDC)は、入院中の子どもたちの生活の質向上を目的とするCOAR財団へ、拠点で不要となった紙や段ボールを寄贈しました。今回寄贈した資材は、 COAR財団により販売することで資金を調達し、ロベルト・デル・リオ病院に入院する慢性疾患を抱える低所得世帯の子どもたちへの支援に繋がっています。このリサイクル活動は、HMDCの汎用製品、四輪製品、二輪製品を扱う3つの倉庫で実施され、ひと月あたり計1,200kgのリサイクル可能な資材が提供されました。 COAR財団は、これまでに18,000世帯以上と6,000人以上の子どもたちを支援してきました。

紙と段ボールのリサイクル

ブラジル洪水被災者への支援

ブラジルの四輪車生産販売会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダは、リオ・グランデ・ド・スール州で発生した洪水被災者を支援するために、飲料水や保存食、衛生・清掃用品等、合計15.1トンを寄贈しました。また、二輪事業のブラジル現地法人モトホンダ・ダ・アマゾニアでは、7トン以上の食料と、1万5,000点以上の衛生・清掃用品を寄贈しました。

さらに、この活動では洪水対策と地域の復興に不可欠なモーターポンプ30個と発電機15台や、インフラ面の問題に対処するために必要なリソースも寄贈しました。

リオ・グランデ・ド・スール州への寄付

欧州

ドイツ最大級の二輪車チャリティーイベント「Bike 4 Kids」への協力

ドイツの販売拠点であるホンダセンター・ゲー・エム・ベー・ハーは、ドイツ最大級の二輪車チャリティーパレードである「Bikers 4 Kids」に協力しています。2009年、難病を抱える子どもたちを支援することを目的として始まったこのパレードは、ホンダセンター・ゲー・エム・ベー・ハーを出発地点として提供しており、毎年2000人以上の二輪車ライダーが参加しています。

「Biker 4 Kids」二輪車パレード

アジア・大洋州

タイの洪水被災者支援プロジェクト

タイにおける二輪車の製造・販売、汎用製品の製造拠点であるタイホンダ・カンパニー・リミテッドは、洪水被災者支援プロジェクト「Thai Honda United Against Floods」を通じて、被災者に対する継続的な支援を行っています。この取り組みは、タイ全土のHonda二輪車正規販売店やボランティアと協力して実施されているもので、洪水被災者が二輪車利用を安全に再開し、通常の暮らしに戻れるようにすることを目的としています。

熟練技術者とボランティアのメカニックから成る140人のチームは、洪水により水没や泥に漬かったりした二輪車の回収や修理に加え、洪水の影響を受けたすべてのHonda二輪車のオイル・フィルター、スパークプラグ交換などの車両点検を無料で実施しました。

さらに救命用具の配布や、洪水被害で交通アクセスが困難になった被災者の交通手段を確保するために、Hondaの発動機つきボートも寄贈しました。

またホンダタイ基金が、Hondaの四輪・二輪販売店と協力し、北部、東部、南部の18県へ1万個以上の救援キット(総額510万バーツ相当)の配布を行い、地域の復旧・復興をサポートしました。

インドでの遠隔地医療サービスの提供

ホンダインド財団は、移動式医療ユニット(MMU)と固定式医療ユニット(SMU)を活用し、ハリヤナ州、ラジャスタン州、カルナータカ州、グジャラート州などの遠隔地域において、無料の医療サービスを提供しています。この取り組みにより、医療が十分に行き届いていない地域の医療環境改善に貢献しています。

MMUは移動診療所として村々を巡回し、診断・治療・投薬などの基本的な医療サービスを提供しており、特に母子の健康に重点を置いて活動しています。一方、SMUは各地域に常設され、保健当局や地域のボランティアと連携しながら、継続的な医療サービスの提供を可能にしています。また、MMUとSMUは、大規模な健康啓発イベントにも参加し、治療を行うとともに、デング熱、マラリア、下痢などの予防可能な疾病に対する意識向上にも取り組んでいます。

これらの活動を通じて、現在では90万人以上の人々が定期的に医療サービスを受けられるようになり、遠隔地に暮らす人々が必要な医療を受けられる環境づくりにおいて、重要な役割を果たしています。

移動医療ユニット
移動医療ユニット

アフリカ・中東

エミレーツ赤新月社と共同での衣類寄付活動

アラブ首長国連邦のHonda製品販売会社であるホンダ・ガルフFzeは、人道支援団体エミレーツ赤新月社(ERC)と共同で、戦争で被災した地域への支援として衣類の寄付活動を実施しています。この活動には従業員も参加し、新しい衣類や古着を寄付しました。使用できない衣類は、リサイクルによって資金化され、ERCの他のプロジェクトを支援するために活用されています。

「Thai Honda United Against Floods」プロジェクト