気候変動関連の渉外活動に関する基本的な考え方
渉外活動に関する基本的な考え方
Hondaは、次のような社是を掲げて事業・企業活動を行っております。
社 是
わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、
質の高い商品を適正な価格で提供することに全力を尽くす
Hondaは、世界中のすべての人に、「生活の可能性が拡がる喜び」を提供し、持続可能な社会の実現に貢献することにより、「存在を期待される企業」をめざしています。
また、社会的責任として、2050 年に全製品・企業活動を通じたカーボンニュートラルとHondaの二輪車、四輪車が関与する交通事故死者ゼロ達成という目標を掲げ、Hondaとして取り組むと同時に、事業を行っている各国においては外部団体と連携し、政府へ働きかけを行うなどして、持続可能な社会の実現に向け取り組んでいます。
気候変動に関する私たちの働きかけ
Hondaはパリ協定を支持し、企業活動を行いながら、公共政策への働きかけなどの渉外活動に取り組んでいます。
Hondaが事業展開している国・地域では、対応すべき法規や政策がそれぞれ異なるため、Hondaは環境宣言に則り、業界団体や政府に働きかけを行っています。また、Hondaだけでは対応が難しい課題については、各国・地域の外部団体と連携した働きかけも行っています。
気候変動政策に対する私たちのスタンス
| 項目 | スタンス |
|---|---|
| パリ協定 | パリ協定では、産業革命以前と比較した地球の平均気温上昇を1.5℃に抑える努力目標の達成をめざして、CO₂排出量を削減していく考え方が掲げられています。 Hondaはパリ協定を支持し、企業活動を行いながら、公共政策への働きかけなどの渉外活動に取り組んでいます。 |
| カーボン ニュートラル |
Hondaは環境負荷ゼロ社会の実現に向けて、パリ協定の考え方に基づき2050年に「Hondaの関わるすべての製品と企業活動全体を通じてカーボンニュートラルを実現する」ことをめざしています。2050年カーボンニュートラルの実現に向けたアプローチとして、二輪・四輪などの小型モビリティについては電動化が最も有効なソリューションであると考えています。電動製品の普及・拡大を確実に推し進めるため、商品ラインアップを拡充し、お客様に選ばれる魅力的な商品や価値を提供してまいります。また、企業活動においては、自社の企業活動だけではなく、素材・部品調達から設計・開発・生産・輸送・販売・使用・廃棄段階に至るまでのライフサイクル全体を対象とし、グローバルに展開する多くのパートナーとともにCO₂排出削減の施策に取り組んでいます。 |
| 再生可能 エネルギー |
〈スコープ1・2〉 Hondaは、敷地内の建屋や駐車場などに太陽光パネルの設備導入を積極的に行っています。 自家発電した再生可能エネルギーを最大限利用するために、定置用蓄電池などを設置し、可能な限り自社の企業活動CO₂排出を抑制し、削減する取り組みに注力しています。 また、外部からの再生可能エネルギー由来電力の調達も進めています。 〈スコープ3 カテゴリー11〉 製品の電動化によってCO₂排出削減を進めますが、一方で各国・地域の再生可能エネルギーの普及・適用状況によっては、電動製品使用によるCO₂排出が残ります。そのためにHondaは、再生可能エネルギーの自社利用だけにとどまらず、エネルギーのクリーン化の促進に向けた渉外活動にも取り組んでいきます。 Hondaは、お客様へのクリーンエネルギー供給に直接的に携わることも視野に入れながら、社会全体のクリーンエネルギー化の拡大に貢献していくことで、電動製品使用のCO₂排出削減に取り組んでいきます。 |