気候変動

カーボンニュートラル・クリーンエネルギー

Honda は、総合モビリティカンパニーとして、GHG 排出量削減の取り組みを積極的に推進するために、全世界での企業活動のGHG排出量を算定・開示することが必要と考えています。そのために世界で最も広く利用されているGHG 算定基準である「GHG プロトコル」※1に従って、Hondaに関わるサプライチェーン全体でのGHG排出量を算定し、GHG 排出量をCO₂排出量に換算して2012 年より開示しています。

2025年3月期のHondaのGHG排出量は、全世界トータルで2億9,686万t-CO₂eです。製品使用のCO₂ 排出量に当たるスコープ3 カテゴリー11が約8割を占めています。また企業活動による直接排出である「スコープ1」と、エネルギー利用による間接排出である「スコープ2」、および資源の採掘などの上流工程でのCO₂排出と資源の廃棄などに関わる下流工程でのCO₂排出に当たる「スコープ3 その他のカテゴリー」の3種が残りの2 割に相当します。

2050 年カーボンニュートラルの達成に向けては、影響度の大きい製品使用のCO₂排出(スコープ3 カテゴリー11)と、自社企業活動の責任領域である企業活動のCO₂排出(スコープ1・2)の削減をマイルストーンに設定して優先的に推進しています。

GHG排出総量の推移 スコープ1・2・3

  1. GHGプロトコル:The Greenhouse Gas Protoco(l 温室効果ガスプロトコル)の略。WBCSD(World Business Council for Sustainable Development:持続可能な開発のための世界経済人会議)とWRI(World Resources Institute:世界資源研究所)が主体となって策定。
  2. スコープ3 カテゴリー1, 4, 9, 12について2025年3月期より、一部変更しています。当該カテゴリーは過年度の実績を再算定のうえ、開示しています。
  3. スコープ3 カテゴリー11について、2021年3月期まではIEA SMP Modelで、2022年3月期からは、IEA Mobility Model(MoMo)で集計しています。また、2023年3月期より、一部算出条件を変更しています。

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