Africa Twin Stories
1990アフリカツイン (XRV750)
排気量をアップし総合性能を高めた
2代目アフリカツイン

日本販売モデル

欧州販売モデル
日本販売モデルに比べ、よりオフロード寄りのタイヤを採用
1986年から、パリ-ダカールラリーに挑戦したHRCは、新開発のワークスマシンNXR750により、デビュー年の1986年から1989年まで、二輪車クラスに於いて4連覇を達成し、過酷なラリーでの優れた操縦安定性と耐久性を実証しました。
そして、1989年と1990年には、パリ-ダカールラリーの市販車無改造クラス(マラソンクラス)で初代アフリカツイン(XRV650)による2連覇を達成するなど、市販車でもポテンシャルの高さを発揮しました。
そんななか開発された市販車2代目となるアフリカツイン(XRV750)は、初代であるXRV650のオフロード性能と長距離ツーリングでの快適性をより向上させるために、排気量を647ccから742ccにアップし、車体も大幅な見直しを図ったモデルです。
水冷・4ストローク・OHC・3バルブV型2気筒エンジンは、最高出力と最大トルクも向上。そして、安定した性能を発揮させるために、オイルクーラーを新設しました。
カウリングは、よりエアプロテクション効果の高い形状とし、フロントブレーキにはダプルディスクを採用しました。
こうして、パリ-ダカールラリー4連覇のワークスマシンで得たノウハウなどを注ぎ込んで開発されたアフリカツイン(XRV750)は、多くのライダーに高い支持を得ることができました。
そして、いつかはアフリカの大地や平線を目指して大陸を駆け巡りたいという、ライダーの憧れが大きく膨らむアドベンチャーモデルでもありました。