毎年、夏になると大洗の海水浴場は多くの人でにぎわいます。特に近年では、女子高生を主人公とした人気のテレビアニメの舞台が大洗だった影響もあり、作品に登場した“大洗マリンタワー”や“アウトレット”などには日本全国から観光客が訪れています。今回、授業を行った夏海小学校は、このような観光スポットが集まる地域の近くにあります。
この夏海小学校は、今年度を最後に他校と合併して閉校になるそうで、「生徒たちにとって最後の良い思い出にしてあげたい」と、校長先生が思いを語ってくださいました。
授業では、ASIMOが誕生するまでの開発秘話を紹介。Hondaの開発者は何度も失敗を繰り返し、それでも諦めずに開発を続け、ようやくASIMOが誕生したことを伝えました。あわせて、開発当初はただの四角い箱状の機械に2本の棒のような長い脚がついただけのロボットが、徐々に今のASIMOの姿になっていく過程も紹介。それを見る子どもたちの顔は真剣そのものでした。
子どもたちを代表した生徒からの発表がありました
子どもたちと一緒に、ハイ、チーズ!
ASIMOとHondaのスタッフ
・テレビでしか見たことのなかったASIMOを間近に見ることができて、感動しました。常々、2足歩行ロボットはすごいと思っていましたが、走ったり、ボールを蹴ったりする姿を実際に自分の目で見て、改めてその技術に感服しました。
・今回、子どもたちが最先端の技術に触れる機会をつくっていただき、大変ありがたく思っています。ますます高齢社会が進む中、ロボット活用の重要性は高まっていくことと思います。今後もHondaの活動に期待しています。
・今回の授業を参考にして、“夢のロボットをつくる”というテーマで、4年生は国語の授業を行います。子どもならではの発想力で自由にASIMOのようなロボットを創造してほしいと思います。