青森県での開催は今年で二年目となります。
今回訪れた小学校は142年の歴史ある階上町立道仏小学校。平成12年に竣工し、木の温もりあふれる、あたたかな雰囲気の学校へと生まれ変わりました。児童数は66名と少人数ですが、子どもたちの元気な挨拶と、あふれる笑顔が印象的なとても魅力的な学校です。
十和田市は、青森県の東南にある南部地方の内陸部に位置し、十和田八幡平国立公園を代表する「十和田湖」や「奥入瀬渓流」などの“北の景勝地”として名高い場所です。西小学校はこのような自然豊かな地域にあります。
三沢市は青森県の南東部に位置し、米軍三沢基地をはじめ、青森県立三沢航空科学館などの施設がある“大空のまち”として有名です。一方、陸では、ごぼうの生産量が日本一であり、ほかにもナガイモやにんにくなどの農産物も人気。海では、イカやほっき貝など、太平洋から水揚げされる水産物などにも恵まれた豊かな地域です。
江戸時代には棚倉藩の城下町として栄えた福島県東白川郡棚倉町。東日本大震災では、建物倒壊などの被害は少なかった地域ですが、今なお福島原子力発電所の事故の影響に揺れています。除染作業で出た廃棄物がしばらくの間小学校に仮置きされており、2015年7月にようやく搬出作業が行われました。震災の傷跡は、街や建物の崩壊だけでないことを痛感させられます。今日は町内にある棚倉小学校、近津小学校、社川小学校、山岡小学校、高野小学校の計5つの小学校の生徒が棚倉小体育館に集い、特別授業に参加してくれました。
栃木県さくら市にある喜連川小学校。この地域では東日本大震災時に、近くのお丸山公園で土砂災害が発生し、今もなお、立ち入り禁止の状態が続いているなど、深い傷跡が残る場所です。また、ここでは震災後に福島県から避難してきた子どもたちも学んでいます。今回、その喜連川小学校の全校生徒約500人を対象とした「ASIMO特別授業」を7月16日(木)に開催。その様子をご紹介します。