ホンダは水の使用について「環境のためにできること」を考え、
世界中にあるホンダの事業所で、
水をなるべく使用しないように工夫をしたり、
リサイクル水の活用や水を循環して使うなど
地域の事情にあわせた取り組みをしています。
この取り組みで、工場のリサイクル水の使用量は
年間約350万m3※1になり、
工場で使用する水全体の約15%※1は
リサイクル水を使っています。
※1
Honda ESG Data Book 2024 P25「水資源の取り組み」
日本では水道の蛇口から飲める水が出てきますが、これは世界からみると、とても恵まれています。飲み水、手洗い、お風呂、トイレなど生活の中で、野菜やお肉などをつくる農業や畜産業で、そして工場でもたくさんの水が使われ、生きていくためになくてはならない水。それが気候変動や人口の増加、経済の発展などの影響で、これからますます水が不足することが予想されています。国連では2030年までに、7億人もの人が、水不足で住む場所を追われるという予想をしています。
※2出典:国際連合広報センター「水と衛生に関するファクトシート」
国際連合「UN World Water Development Report 2020」
※3出典:国土交通省「世界の水資源」
「令和5年版 日本の水資源の現況」
熊本製作所では、節水で使う水の量をへらしたり、製品をつくる中で使う工業水をリサイクル・リユースして何度も活用したり、食堂やトイレなどの生活排水も処理をしてきれいな水にし、またトイレで使用しています。さらに雨水をためて浄化して、工場の設備を冷やす水として活用するなど、あらゆる水の取り組みを行っています。