受け継がれる思想

「その人の
喜んでくれた姿を見ることが
自分の喜びなんですね」
本田 宗一郎
戦後すぐ、人々の移動手段だった自転車にエンジンを付けることを思いついた本田宗一郎。
毎日遠くまで苦労して買い出しに行く妻を思い、開発した自転車用のエンジンは評判となり、
またたく間に世の中に広がっていきました。
毎日遠くまで苦労して買い出しに行く妻を思い、開発した自転車用のエンジンは評判となり、
またたく間に世の中に広がっていきました。
Hondaの価値観
人中心の思想
Hondaは創業以来「人や社会の役に立ちたい」「人々の生活の可能性を拡げたい」という想いのもと、多くのお客さまに喜んでいただける、暮らしに役立つ商品の提供に取り組みつづけています。常にその想いの中心にあったのは“人”。Hondaは“人”の可能性を信じています。

研究開発部門の分離・独立
Hondaは、未知の世界の開拓を通じて新しい価値を創造することを目的に、1960年、本田技研工業株式会社から研究開発部門を分離・独立させ、独自の研究開発機構である株式会社本田技術研究所を設立しました。以来、研究所はHondaの基本理念を体現するとともに、徹底的な本質的価値の追求、とくに“人”を中心とした価値観の研究に取り組むことで、新しい価値の創造に挑戦しています。

語り継がれる言葉・風土
Hondaの歴史のなかで、脈々と受け継がれる信念と、語り継がれる創業者の言葉、企業風土
世のため人のため、自分たちが何かできることはないか
創業者 本田宗一郎が語った、「世のため人のため、自分たちが何かできることはないか」という志は、言い換えれば夢をいかに高く持つか、いかにその実現に向けて情熱を燃やし続けるかということ。
今後も、世の中の役に立ち、たくさんのステークホルダーの皆様と喜びを共有するために、時代のニーズを先取りし、独自の技術でモビリティ社会の発展に貢献することをめざします。
差ではなく違いを活かせ
Hondaには、「各個人の能力に差はなく、違いだけが存在する」という考え方があります。
したがって、個々の能力の優劣よりも、各人が持てる力をいかに発揮するかということの方が重要。
組織として最大限の力を生み出すためには、それぞれの個性を認めあい、その持ち味を充分に発揮できるように努めることが大切だと考えています。
松明は自分の手で
Hondaは創業以来、終始一貫「松明は自分の手でかかげてきた」企業です。
それはすなわち、まだ誰も歩いたことのない新しい道、茨の生い茂る未踏の地を自らの手で切り拓き、“大いなる志という松明”を赤々と燃やし、その松明を自分でかかげながら、これからもHonda独自の道を進みたいと考えています。
それはすなわち、まだ誰も歩いたことのない新しい道、茨の生い茂る未踏の地を自らの手で切り拓き、“大いなる志という松明”を赤々と燃やし、その松明を自分でかかげながら、これからもHonda独自の道を進みたいと考えています。
ノープレー・ノーエラーを排せ
失敗を恐れて何もしなければ、そこに進歩は生まれない。
たとえ失敗してもそれを乗り越えるところに新たな知恵が生まれてくるもの。
臆病な態度でそこに停滞するのは、相対的な退歩とも言えます。
Hondaでは行動しない慎重さを厳しく戒める考え方があり、チャレンジ精神や行動を重んじています。
たとえ失敗してもそれを乗り越えるところに新たな知恵が生まれてくるもの。
臆病な態度でそこに停滞するのは、相対的な退歩とも言えます。
Hondaでは行動しない慎重さを厳しく戒める考え方があり、チャレンジ精神や行動を重んじています。
やるからには一番困難な道を行く
常識にとらわれず、不可能だといわれることに向かっていく。
どんなに困難でも、自らの想いを達成するために挑戦を続けてきました。
どんなに困難でも、自らの想いを達成するために挑戦を続けてきました。
ワイガヤ
「ワイガヤ」とは、「夢」や「仕事のあるべき姿」などについて、年齢や職位にとらわれずワイワイガヤガヤと腹を割って議論するHonda独自の文化です。合意形成を図るための妥協・調整の場ではなく、新しい価値やコンセプトを創りだす場として、本気で本音で徹底的に意見をぶつけ合う。業界初、世界初といった、Hondaがこれまで世に送り出してきた数々のイノべーションも、ワイガヤで本質的な議論を深めるところから生まれています。
SED開発システム
『SED開発システム』とは、Hondaの商品開発における取り組み体制です。“S”は販売(Sales)・サービス(Service)、“E”はエンジニアリング(Engineering)、“D”は開発(Development)を表し、この三部門が有機的に連動しながら、お客様に喜ばれ、満足していただける商品開発を目指し、1973年に導入されました。この『SED開発システム』は、二輪、四輪、パワープロダクツの全てにおいて実践され、Hondaの商品開発に欠かせないシステムです。
A00
Hondaでプロジェクトが走り出すときに、一番はじめに議論されるもの。「これは、どんな世界を実現するための仕事なのか」最後まで絶対にぶれないための指針、コンセプトといってもいいかもしれません。それを、Hondaでは「A00」と呼びます。壁にぶち当たったとき、意見が食い違ったとき、常に立ち返りすべての判断基準となるものです。

施設に込めた想い
なぜHondaはその施設をつくったのか。
施設に込めた“想い”を当時のエピソードとともに紹介。