“本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2022 第41回 全国大会” は、2022年10月1日(土)、2日(日)の2日間、栃木県「モビリティリゾートもてぎ」にて開催されました。
本大会は、限りあるガソリンの有用性を考え「1リットルのガソリンでどこまで走れるか?」をテーマとし、自由な発想であらゆる可能性にチャレンジする燃費競技大会です。
全国各地の中学校や高等学校、大学、短大、高専、専門学校や、社会人のチームが毎年多数参加しています。
今大会には合計221チームがエントリーしました。
今年は221チームがエントリー!!燃費の記録に挑戦しました
開会式の選手宣誓は、東京都立墨田工業高等学校の菊地 海人さん
決勝日は、午前8時より開会式が行われ、渡辺 康治大会会長の開会宣言で本大会の幕が開けました。
開会式では、グループⅠの中学生クラス・学校法人 芝学園、グループⅡの高校生クラス・千葉県立下総高等学校による優勝旗返還に続き、東京都立墨田工業高等学校の菊地 海人さんが、参加者を代表して力強く選手宣誓を行いました。
髙田 靖久 大会特別顧問のフラッグで競技スタート
オーバルコースにて決勝を実施!!
グループⅠで優勝。東京都市大付属中高自動車部中等部
グループⅡで優勝。千葉県立下総高等学校自動車部A
最優秀賞 本田宗一郎杯はグループIV
「水曜クラブ」が受賞!!
デザイン賞はグループⅡ
「関商工エコランプロジェクト2」が受賞!!
グループⅠの中学生クラスには合計14チームがエントリー。
「東京都市大付属中高自動車部中等部」が、912.704km/Lの記録で優勝しました。
2位には、「芝学園技術工作部4号車」が722.535km/Lの記録で続きました。
グループⅡの高校生クラスは、全クラスの中で最も多い86チームがエントリー。
優勝は、 1,862.803km/Lを記録した「千葉県立下総高等学校自動車部A」で、大会6連覇を果たしました。
2位には、「栃木県立矢板高等学校 A」が1,530.657km/Lの記録で続きました。
グループⅢの大学・短大・高専・専門学校生クラスは、「八戸高専自動車工学部NP号Ⅳ」が、1,495.234km/Lの記録で優勝しました。
グループIVの一般クラスは、「水曜クラブ」が2,874.911km/Lの記録で優勝するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる“最優秀賞本田宗一郎杯”を受賞しました。
ニューチャレンジクラスは、「栃木県立矢板高等学校 OB」が613.794km/Lの記録で優勝。
2人乗りクラスは、「栃木県立矢板高等学校 C」が828.336km/Lの記録で優勝。
二輪車クラスは、「横浜テクノオート専門学校-気化器」が335.885km/Lの記録で優勝を獲得しました。
また、デザイン賞としてグループⅡ高校生クラスから「関商工エコランプロジェクト2」が選ばれました。
初参加チームの中で最も記録の良いチームに送られる新人賞には、グループⅠの中学生クラスからは「関東学院中学校J3」、グループⅡの高校生クラスから「関東学院高等学校S2A」が選ばれました。
また、前回から最も記録を伸ばしたチームへ送られる「ステップアップ賞」には、グループⅠ中学生クラスから「東京都市大付属中高自動車部中等部」はプラス+542.021km/L、グループⅡ高校生クラスから「渋川工業高校スパエボ」は+404.574km/L、グループⅢの大学・短大・高専・専門学校生クラスから「ポリテクカレッジ石川レーシング1」が+654.825km/Lで受賞。
残念ながら歴代最高記録の更新はありませんでしたが、参加者の創意工夫には目をみはるものがあり、来年度の全国大会での記録更新に期待したいと思います。
全国大会当日の様子を掲載したタブロイド紙「EMC NEWS 2022」。
下記をクリックすると「EMC NEWS 2022」がダウンロードできます。
下記をクリックすると集合写真データがダウンロードできます。
※レースレポートページはこちら
URL:https://honda.racing/ja/post/2022-emc-41-national-competition
ゼッケン | 12 |
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チーム名 | 東京都市大付属中高自動車部中等部 |
記 録 | 912.704km/L |
ゼッケン | 123 |
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チーム名 | 千葉県立下総高等学校自動車部A |
記 録 | 1862.803km/L |
ゼッケン | 317 |
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チーム名 | 八戸高専自動車工学部NP号Ⅳ |
記 録 | 1495.234km/L |
ゼッケン | 404 |
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チーム名 | 水曜クラブ |
記 録 | 2874.911km/L |
ゼッケン | 501 |
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チーム名 | 栃木県立矢板高等学校 OB |
記 録 | 613.794km/L |
ゼッケン | 605 |
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チーム名 | 栃木県立矢板高等学校 C |
記 録 | 828.336km/L |
ゼッケン | 704 |
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チーム名 | 横浜テクノオート専門学校-気化器 |
記 録 | 335.885km/L |
グループ | グループⅣ |
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ゼッケン | 404 |
チーム名 | 水曜クラブ |
記 録 | 2874.911km/L |
グループ | グループⅡ |
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ゼッケン | 175 |
チーム名 | 関商工エコランプロジェクト2 |
記 録 | 704.295km/L |
グループ | グループI |
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ゼッケン | 6 |
チーム名 | 関東学院中学校J3 |
記 録 | 120.754km/L |
グループ | グループⅡ |
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ゼッケン | 152 |
チーム名 | 関東学院高等学校S2A |
記 録 | 270.991km/L |
グループ | グループI |
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ゼッケン | 12 |
チーム名 | 東京都市大付属中高自動車部中等部 |
記 録 | 912.704km/L (+542.021km/L) |
グループ | グループⅡ |
---|---|
ゼッケン | 138 |
チーム名 | 渋川工業高校スパエボ |
記 録 | 890.847km/L (+404.574km/L) |
グループ | グループIII |
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ゼッケン | 304 |
チーム名 | ポリテクカレッジ石川レーシング1 |
記 録 | 934.237km/L (+654.825km/L) |
コロナの影響で開催中止になっていた本田宗一郎杯 ホンダ エコ マイレッジ チャレンジ 全国大会を、天候にも恵まれた秋晴れの中、3年ぶりに開催することができました。
今回の大会は、コロナ禍での開催となり、エントリー数は減少したものの、新しく作り直した車両や、空力を改善した外観のマシンが例年になく参加するなど、コロナに負けないでこの大会を目指し、日々努力していたチームが沢山参加してくれたことを嬉しく感じました。
車検での再車検のチーム数も例年になく少ないことからも、チームメンバーが集まることが許されないコロナ感染拡大防止対応の環境の中で、試運転をするなど、できることをテストして臨んでくれた結果なのだと思います。
また、学生チームに関しては、コロナ禍で部活動も難しい状況の中、先輩からのアドバイスを頼りに初めての実戦になったチームも多かったかと思います。その中で大きな事故もなく、無事に大会に参加し終えられたのは、皆さんの日々の活動と努力が実ったものだと思います。
記録的には、練習走行日に数年ぶりに3,000km/Lを超える記録を出したチームがあり、クラス別の優勝記録を見ても、ブランクを感じさせない素晴らしい記録が多かったです。
少し残念だったのは、決勝日にトラブル、ミスにより記録を残せなかったチームが例年より少し多かったことで、本人たちが一番悔しい想いをしていると思いますが、この結果をチームで振り返り、チーム一丸となって来年の大会に繋げてもらいたいと思います。