Hondaは、性別にかかわらず誰もが等しくキャリアを描ける世界の実現を目指しています。
日本Hondaにおけるジェンダーの課題を女性活躍拡大と捉え、2015年より「意識・風土改革」「キャリア形成支援」「制度・環境整備」を推進の柱として取り組んできました。
加えて、昨今の男性の育児参画意識の高まりや性別役割分業意識からの脱却に向け、「2028年までに男性の育児目的休暇の取得率100%」を目標として様々な取り組みを進めています。
2015年より女性活躍拡大を日本Hondaの経営課題として取り組み、この10年間で女性従業員数、女性役職者数は着実に増加しました。2025年7月更新の行動計画では、「女性役職者数を2020年度に対し、2030年までに4倍にする」という目標を設定しています。
今後、業界横断で学生段階から理系女性を増やす取り組みを継続的に実施すると共に、女性新卒採用・キャリア採用の活動を強化し、母集団形成を行っていきます。
また、女性役職者の輩出強化に向けて、短期的な支援に留まらず、中長期も見据えた様々な支援を推進していきます。
公益財団法人山田進太郎D&I財団が展開する、中高生女子向けのSTEM(理系)領域の職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」に参画しました。16の企業と研究機関が連携する本プログラムでは、オフィスツアーやSTEM領域で活躍する従業員との交流を通じて、学生がSTEM領域の職場を体験できる機会を提供し、これまで行われた職場体験プログラムを、レポートや動画で紹介しています。


男性が多数を占めるHondaでは、女性の活躍や働きやすさ向上にもつながる男性の育児参画促進の取り組みとして意識改革セミナーや方針発信、好事例紹介などを実施してきました。男性の育児参画は時間意識を高める働き方へのシフトやイントラパーソナルダイバーシティ※の高まりが期待でき、その結果、仕事と生活が充実し、働きがいが高まると考えています。
※本業とは異なる価値観をもった異質な場に身を置くことで、自分自身に養われる多様性
2025年3月末時点での男性の育児目的休暇取得率は、1日以上で90.0%、5日以上で79.5%となりました。
Hondaは2028年3月末までに男性の育児目的休暇(産後パートナー休暇+育児休職)取得100%を目指しており、誰もが当たり前に育児参画ができるよう、さらなる支援策を検討していきます。
育児休職を取得した男性従業員の事例を紹介し、育児取得の対象者および職場の上司・同僚に男性育休への理解を促し、取得しやすい風土の醸成につなげます。
Hondaが進める人材多様性の進化、多様な個を活かす組織づくりにつなげることを目的に、2022年12月に開催しました。
「男性育児参画」と「女性の健康課題」をテーマに、有識者による講演、従業員を交えたパネルディスカッションを実施しました。

時期:2023年1月

男性をはじめ、従業員が健康課題について、正しい知識を習得し、自分自身のためだけでなく、相互理解にもつなげる
Hondaが推進する「多様性の取り組み」について、分かり易い内容で全従業員に伝えることで、理解を促進し、多様性は自分ごとであると気づき、行動するきっかけとする

時期:2023年1月

様々な制約を乗り越え、自分らしいキャリアを描き活躍する身近な事例を紹介し、
新しい価値を受け入れる風土の醸成につなげる
時期:2025年1月~

時期:2024年2月~
時期:2015年4月~
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール) 教授 佐藤博樹 氏
ダイバーシティ分野に関する有識者と参加企業で構成されたプロジェクトに参画し、広くWLB(ワーク・ライフ・バランス)の最新情報を得ると共に、法対応を含めた今後のHondaの多様性推進の一助とする
プロジェクト参加企業:26社(2022年度)
時期:2024年12月

ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する日本最大級のアワード。
D&I
AWARDでは、参加企業・団体のダイバーシティ&インクルージョンの取組みが「ジェンダーギャップ」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの要素で構成された100項目の評価指標「ダイバーシティスコア」で採点され、スコアに応じて4つの分類(ビギナー/スタンダード/アドバンス/ベストワークプレイス)のいずれかに認定される。
最高位※の「ベストワークプレイス」に認定
※4つの分類(ビギナー/スタンダード/アドバンス/ベストワークプレイス)のうち