歩行者傷害軽減ボディ

歩行者傷害軽減ボディ

部位

解説

頭の構造

中に「加速度計」が組み込まれている。これで、歩行者の頭部 の「速度の変化」と「回転の速さ」を測り、頭蓋骨や脳へのダメージを解析する。

胸の構造

かたち、硬さなど、人間の胸に近い。事故の衝撃で肋骨がどのように「たわむ」のかを確かめるために、内部の3箇所に LEDのセンサーが取り付けられている。

肋骨の内側3箇所に取り付けられたセンサーの動きを見ることで、胸がどの方向に、どれくらい「たわんだ」かを調べ、肋骨へのダメージを解析する。

腰の構造

衝突によりどのくらいの力がかかったのかを測る「荷重計」と、それによって骨がどのくらい動いたのかを測る「ストローク計」が組み込まれ、腰へのダメージを解析することができる。

旧型歩行者ダミーの腰の構造。かたちは似ているが、実際よりも大幅に硬いため、逆にクルマにダメージを与えることさえあった。

脚の構造

新型の歩行者ダミーでは、2本の柔軟な棒を組み合わせることで、より人間に近い動きをさせることができるようになった。

膝の部分の構造。スプリングによって動きをシミュレートし、中には靱帯を模したケーブルが入っている。

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