Tech Views Vol.3 ミラー

実は、大きな差があるの、ご存じでしたか?

「ミラーなんて、後ろがちょっと見えればいいんだよ!」──という考えは大きな間違いだ。ミラーから得る情報は、ライダーにとって実に多彩で実に重要なのである。

「どこのメーカーのミラーだって同じでしょ!?」──と思っているアナタ、それも大きな間違いだ。メーカーや車種によって“見やすい”“見えにくい”がある。

ミラーの“見え方”に関するHondaのこだわりを、今回は検証したい。カタログ・データにはない性能が分かってくる。それは、ライディングをもっと愉しくするための性能でもあるのだ。

試乗したジャーナリストの松井 勉さんも言っている。「ミラーの“見え方”が購入基準のひとつになるはずだ」と──。

ちゃんと見えること。そこに価値あり。
実は、大きな差があるの、ご存じでしたか?

ミラーからの情報──それは前方の景色同様、モーターサイクルを操る時、大きな情報源となる。
その“見え方”と同じように、ミラーの調整の範囲や仕方は、使用するライダーにとって大切な性能の一つだ、と僕は考えている。

ミラー

ミラーの形状は丸、四角などがある。車体への装着方法もハンドルバーからステーで立ち上げるタイプや、フェアリングにマウントされたミラーなど様々。形状や形態は様々だが、見やすいミラーはバイクライフを豊かにしてくれる。
デザイン優先でカッコ良いけど、後方視界が今ひとつのミラーは、想像以上にストレスが溜まるものだ。これは僕の長い経験からえた結論だが、ミラーに限っては、その外見より“見え方”に拘ったほう絶対にいい。

では、“見え方”の基準とはなにか。
実はミラーには、公道を走る上で車両に関する法律が存在する。日本の例ではミラーの面積や“見え方”、調整の容易性や調整後は簡単に動かないこと、衝突した際の安全性など、様々の規定がされている。国によっても規定は違うが、販売店で並んでいるモーターサイクルは、そうした部分に合致し満足させたものである。

だからジャーナリストとして接する世界の新型モデルは、基準を満たしたものばかり、というわけだ。しかし、メーカーや機種によってやっぱり“見やすい”“見えにくい”があるし、そこにこそメーカーの哲学のようなものが見える、 と僕は考えている。
その設計思想のような部分をもう一度確認してみたいと思い、今回は走り出した。

市街地にて

機動性を活かし快適に街を移動する。何処へでも自転車で出かけていた10代のころ。その後17歳になってモーターサイクルに乗りはじめた僕にとって、その機動性と快適性はモーターサイクルの原点でもあり譲れないところでもある。
市街地は、いろいろな年齢の人、いろいろな目的で移動をする人がいて、いろいろな考え方をする人がいる。その人達が自転車、クルマを操り、歩行者もいる。それが市街地の混合交通の社会だ。だからこそ後方の視界はとっても重要だ。そう、歩行者と少し間隔を開けるために車線を移動する時、瞬時に行動に移す判断をするために、ミラーの視界はやっぱり大切なツールなのだ。

ミラーってどれでも同じようで、“見え方”はそれぞれの車種で違っているのが面白い。たとえば街中にも適したスクーター、その中でもリラックスしたライディングポジションのPCXはどうだろう。ミラーが視界に入る位置にある。そして走行中の振動がとても少なく視界がクリアだ。ミラーの端から端まで欲しい情報がつまっていて、そこに映し出されたものとの距離感も把握しやすい。
なにより調整しやすいのが嬉しい。あらゆる点でミラーの満足度が高かった。

ミラー

また、このPCXはこれまでの125㏄とは思えないほどゆとりを感じる動力性能で、二人乗りも楽ラクこなす。自宅の近所で家族を乗せて走ってみた。笑顔になる大切な時間だ。ミラーの“見え方”はこんな時でも安心して走る余裕を与えてくれる。後ろに誰かを乗せた時、パッセンジャーの映り込みが気にならないのはありがたい、というかミラーはこうでなくっちゃ。

跨がった時の乗車姿勢が、背筋を伸ばしたように乗るSh modeも街中でいきいきと走るスクーターだ。アップライトな乗車姿勢からミラーを少し見下ろすように眺める印象だ。体とミラーが近づいても、後方視界に腕が入ってしまうような事は無かった。その“見え方”はまったく思い通り。チラっと目を動かす見方でも満足できる。それに加え、Sh modeの場合、体が近い分、少し首、頭を動かし、ミラー中をのぞきこむように確認するだけでミラーの視界域をさらに広げて後方の情報を見ることもできた。これはいい。“見え方”もクリア。

大径ホイールでアップライトなポジションのスク-ターは、日本メーカーでは今まであまり経験がなかった。イタリアメーカーのモデルでは、ミラーのアームは長く、停まっているとみやすいがエンジンを始動し、走り出すと意外とそれがぶれて“見えにくい”ということがあったが、PCXやSh modeにはそれが無い。

250㏄クラスのCRF250LやFORZAでも街を走ってみた。ビッグスクーターはFORZAのミラーは視界のブレもほとんど無く、クリアに後方視界を届けてくれる。同様にミラーが映す映像と後方から近づくものの距離感にもズレがない。
こうしてミラーを検証しているうちに一つのことを思い付いた。我々ジャーナリストは記事を書くとき、収納スペースや、搭載された機能の紹介は行なっているが、これだけ見やすいミラーの紹介も積極的にすべきでは、と。
ライバル達のミラーと比較をしても、Hondaの “見やすさ”に対する拘りは尋常ではないと思えるからだ。

ミラー

CRF250Lのようなデュアルスポーツは、シングルシリンダーのエンジンを搭載している。そう車体各部への振動が気になる場合がある。ステップやシート、タンクなどにその振動がでる場合もある。
シングルシリンダーでハンドル位置が高いモデルの場合、ハンドルグリップ、あるいはミラーなどの先端部分で振動の影響を受けやすく、意地悪な見方をすれば、ミラーの“見え方”性能を確認するには最適なのだ。
CRF250Lのミラーは、振動の影響はあるものの、“見やすさ”の観点では気にならなかった。片側3車線の道を走っていて広く斜め後方の情報が欲しい時も、的確に情報を得ることができた。ライバルモデルに乗るとずいぶん長い期間モデルチェンジせずにミラーを使い続けているケースがある。デザイン面は好みの問題だが、やっぱり時代に合わせミラーもアップデイトすることが好ましいと僕は考える。
“見やすさ”の点でもそうしたミラーは目だけではなく、首、頭など動かして欲しい情報をミラーの中から探すことが少なくない。体を動かすともっと見える、のではなく、そうしないと見にくいから、ぱっと見で情報をとる、というコンマ数秒の性能を問われるミラーとして満足度はイマイチ。そうした視点で性能評価をしてもCRF250Lのミラーもやっぱり性能が高い。

17歳でバイクに乗りはじめた頃、バイクのミラーは自分の気にいったデザインのものに交換する、という認識だった。カスタムの第一歩だ、と勝手に思っていたし、“見やすさ”などさほど意識していなかった。つまりノーマルミラーの持つ“見やすさ”を捨てていたと言える。
しかし長い経験の中で、道を走らせるということは、前を見ながらを大前提としながらも、前後左右という大きな空間の中で楽しくて路面のグリップが良く、自分が安全に動き続けられる場所を探すこと、だと学んできた。
そうなると、ただカッコ良いだけでは困る。一瞬で分析しやすい情報を得られることこそ、ミラーに課された大切な使命だ。だからミラーにはもっと拘って欲しいと思う。“見やすさ”“見え方”が、どう追求されているのか。ライダーとして直感的な違いを感じられるはずだ。これは僕の経験からいえるアドバイスだ。

ミラー

ツーリングシーンにて

遠出するとき、バイクは移動中見る物すべてをどこか印象的なものにしてくれる。退屈な景色もあるが、そこに時間帯や空の雲など、一瞬の風景は心に深く残るものだ。

ツーリングシーンでのミラーの役割は、後方確認の道具であるのと同様に、前を見ていては気がつかない景色を印象的にみせてくれる“心のカメラ”のような働きもしてくれると思っている。

その点、GL1800ゴールドウイングのそれは凄い。後方視界をどんな速度域でも完璧にクリアに届けるという基本的な仕事はもちろん、一瞬のうちに後方の風景を確認できる。
もちろん、後ろの景色を楽しむ目的のためにGL1800ゴールドウイングのミラーが優れているわけではない。ミラーのサイズや映り具合がそうした余裕をもたらすのだ。ある意味で世界一の旅するミラーだ。雑誌で良く目にするライバル比較の企画で、何度かGL1800ゴールドウイングと同じセグメントのバイクを連ねて走ったことがある。そんなとき、後方を走るバイクたちを把握しやすいのも一つのミラーの性能だ。間合いを適切に取りやすい。みんなが一つのパックとなって走っているのかも把握しやすい。GL1800ゴールドウイングのミラーは、やっぱり様々な場面を想定されている。こうした部分に造り手の哲学が見えるようだ。

同じツアラーでもスポーツツアラー、VFR1200F のそれはまたスタイルが異なっていて面白い。コンパクトでスタイリッシュ、空気抵抗が少なそうなそれは、全体のデザインにしっかりと溶け込むものだ。それでいてライダーから見るとミラーは小さくない。ミラー面が上下に厚くはないが、横には広く、視界に狭さを感じさせないのだ。ミラーステーの長さとミラーの位置が絶妙で、クールなスタイルと見やすさを両立している。上体が前傾したスタイルで、ハイペースな高速道路を長時間走ることを考慮したバイクにとって良い位置だ。

ミラー

試しに冬用の厚いジャケットをきても体にフィットしたレザージャケットに着替えてもその見え方に不足がない。ミラーの調整がしやすいのも嬉しい。高速道路での使い勝手はこのミラーが本領を発揮する部分だ。情報をとりやすい。これが特徴だ。
このセグメントのライバルの中ではエンジンの回転によってビリビリした振動で映像がぼやける物もあるが、Hondaのそれはどうしてそうならないのだろう? そこが外からは見えないライバルとの違いだ。
以前、開発をしている技術者に尋ねると「ミラーの見え方にはHondaの厳しい基準がありますから。数段高いレベルにあると思いますよ」と言われたことがある。でもカタログには何処にもそのことが触れられてない。もちろんWebサイトにも。「ミラー、いいですよ」はもっと声を大きくしてアピールして、Moto GPのエキシビションでRC213Vにミラーを着けて走って見るぐらいの性能アピールは必要なのではないだろうか、とさえ思う。

難しい課題をクリアするスポーツバイクのミラー

スーパースポーツバイクのスタイルは空気を切り裂き、レーシングバイクのスピード感が求められるなど、ミラーの存在を出来るだけ小さく、目立たなくする方向を好むユーザーも少なからずいるだろう。事実、カッコ良いが後方視界を得るのにハンドルバーから手を離す、あるいは肘を大きく曲げて見ないとならないバイクも過去に経験した。そうしたバイクはたいてい腕をよけても、見える後方視界は限られ、走っていて落ち着かない。

ミラー

ワインディングロードを右、左と走って行くとき、前傾姿勢のスポーツバイクはバイクと一体になったような感覚を楽しめる。その気分に浸るために、例えば後方視界が気になって振り返ったり、ミラーに映り込む自分の腕をわざわざ見えるように曲げたりするのは興ざめだ。道を使っているのが自分一人だけではない以上、どんな場面でも僕は後方の様子が気になる。だからこそ、ここでも一瞬で情報を採れることが大切だと考えている。もちろん、見えやすいからといって、いつも視界に入るミラーステーがカッコ悪いのも願い下げである。

その点で右、左に切り返しながら走るワインディングロードでCBR600RRのミラーはとても機能的だった。ミラーの中で通り過ぎた道が一瞬のうちに逆回しのように見えるし、ミラーステーも視覚的にクールでかっこいい。調整範囲も広く短時間で走る環境でのベストポジションを探し当てることが出来た。

大切なポイントは、自宅からワインディングロードまでは離れていて、そこまでツーリングバイクのように移動し、峠道の麓の市街地ではスクーター同様、クルマや人の多い道を走る事になる。カッコ良い実用性が大切だ。
スーパースポーツバイクにはその時々でベンチマークになるモデルがある。サーキットでの速さ、全体のパッケージで見る最高の走りなどそこには明確な物差しがある。しかし、ライバル達と比較すると、CBRのミラーは明らかにベンチマークにされていると思う。見え方に「似ているな」と感じる瞬間をライバル機種に乗って感じる瞬間があったからだ。

結論として

かくしてHondaのミラーはどれもしっかり拘って開発されていることが改めて分かった。位置、調整のしやすさ、後方視界の広さと情報の摂りやすさ。これは、ハンドリング、エンジンのパワー特性、パーツの質感、全体のパッケージなど、買う前にカタログで比較する部分とは違い、買った後、乗るたびに必ず頼りにするテクノロジーだ。バイクを購入する際に、ミラーの“見え方”を考慮し、動機にする人は多くないはずだ。

ミラー

かつての私もミラーを購入基準にしてこなかったその一人だ。しかし今は運転中、後方視界の善し悪しが、走る楽しさに大きく影響することを経験的に知り、現在に到っている。“見やすい”ミラーはバイクの楽しみを広げてくれる。ミラーの“見え方”がいかに大事か。経験を踏んできたライダーの一人として改めて検証してみた結果、やっぱりそれは間違い無い、と思った。
その点でHondaをミラーはオススメできる。Hondaのバイクをミラーという視点からもう一度評価する事をオススメしたい。
方法は簡単。お店でまずは跨がってみること。そこからHondaがもつ高性能との対話が始まるから。

User Reviews

  • PCX

    30歳 男

    ボディースタイルとマッチした先鋭的なデザインにも関わらず、後方視界もしっかり確保されているあたり、さすがメーカーが設計した純正ミラーだと思います。もちろん、振動でブレて見えなくなるなんてこと感じたことはありません。ただ、現状の後方視界を確保しつつ、もっと低く、もっと内側に引っ込んだ位置に鏡面があると、車体との一体感が生まれてカッコイイと思うんだけどなぁ……。
  • SH mode

    43歳 男

    バイクに乗り始めた若い頃、バックミラーはそれほど重要なパーツとは思っていませんでした。片方ついていれば十分じゃないかと。でもバイクで走る年を重ねるにつれ、ミラーの重要性を感じるようになりました。今じゃ社外ミラーでは不安を感じるほどです。最近の純正のバックミラーは万が一に歩行者と接触してしまった場合なども考慮されているし。でも、以前に比べると取り付けの締め付けも複雑に感じます。そのあたり、なんとかなると嬉しいです。
  • CB1100

    55歳 男

    若い頃CB750Fに乗っていました。当時感じた750Fのミラーのスタイルに惚れ込んでいました。1100は空冷エンジンというより全体にHondaクラシックスの雰囲気を持っていて気にいっています。ミラーも750Fのようなスタイルでとてもいい。見やすさに不満はありません。スタイルも気にいっている。ミラーを磨くと以前のことを思い出します。

    32歳 女

    ワインレッドの綺麗な色、佇まいの良さが好きで購入しました。ふるいHondaのスタイルだということですが、新鮮で素敵です。ミラーも全体のデザインに溶け込んでいます。鏡の面ばかりか、全体に磨くと廻りの風景が映るようでとても気にいっています。以前、スーパースポーツに乗っていたので、ミラーの位置が全く違っていて最初は戸惑いました。でも今は馴れてこの見やすいミラーで安心して走ることができます。色の濃いライダースジャケットの袖がミラーに少し映るのがとても気にいっています。少しだけミラーの高さが低くてもよいかもしれません。
  • CRF250L

    58歳 男

    50歳を過ぎてからもっぱらオフ車に乗っています。でもオフロードを走るためではありません。車体の軽さと扱いやすさ、そしてライディングポジションの良さが、反射神経や体力の衰えた年代にはとても強い味方になってくれるからです。ミラーの見え方もオフ車が一番です。CRF250Lのミラーは実に見やすくて助かります。スポーツモデルでは、自分の腕などで視界がどうしても一部欠けてしまうことが多いですが、CRF250Lのミラーならそんなストレスもありません。
  • CB1300SB

    38歳 男

    スーパーボルドールなので結構大きめのカウルが付いているのですが、一昔前のレーサーレプリカからは信じられないくらい進化しています。整流効果はもちろんですが、バックミラーが邪魔じゃないんです。後方視界の良さはネイキッドと同レベル。運転している自分が邪魔になることなんて皆無だし、デザインにしても上手くカウルと一体化され、少し位置が遠いことで見やすい。
  • FORZA

    35歳 男

    もう長いことHondaのスクーターに乗り続けていますが、中でもフォルツァのバックミラーは本当によく出来ています。ハンドルを握り、前方を向いてほんの少し視線を動かしただけでバッチリ後方確認OK! 顔を大きく動かさなくてもいいから結果的に楽なんですね。ただ、高さがちょうどクルマのミラーとほぼ同じ高さでときどき冷やっとするときがあります。これが解消されたら完璧。画期的なアイデアが出ることを期待しています。
  • VFR1200F

    49歳 男

    以前はスーパースポーツとしてのVFRの存在が好きでしたが、VFR1200Fはツーリングバイクとしてとても気にいっています。のる前、ミラーが小さいバイクでかっこいい、と思いました。乗ってみても、ミラーのサイズが特別に大きなわけではないのに、後方を広く見やすいのが気にいっています。ガレージには数台のバイクがあるので、入れるとき、ミラーを畳んでおくのですが、ミラーのアームを回す力加減や動き方にもハイクラスな質感を感じます。ミラーの鏡面の調整も動かしやすく不満がありません。良いですね。
  • CB500F

    35歳 男

    CB500Fに乗っている身長176cmのライダーです。CB500Fの純正ミラーは、どんな時でも振動でぶれたりしないとても優れたミラーなので社外品と交換する気になりません。しかし、メーカーにはライダーの身長に合わせて高さの違う3タイプ程度のミラーから選べるようにしてほしい。後方視界のごく一部分ですが自分の腕で遮られてしまうのが気になります。ミラーの位置がもう少し上がると真後ろの状況ももっと分かると思うのですが。
  • GOLDWING

    52歳 男

    これほどの巨体にもかかわらず走行時にバックミラーが気になることもなく、極端に言えば渋滞時のすり抜けだって出来てしまうほど。それくらいフロントカウルと上手く一体化され、車幅を気にしなくてもいいデザインということ。しかもこのミラーがすごいのは防風効果まで考えてあること。街中を走るくらいのスピードでもハンドルを握る手にはほとんど風が当たらず、冬でもそれほど寒くないのが嬉しいですね。
  • 400X

    26歳 男

    大きなツーリングに出たくてこのバイクにしまいた。まだそれほど乗っていませんが、とても気にいっています。友達のバイクより自分のバイクのほうがミラーは断然見やすいと思いました。ミラーの形なのでしょうか。パっと見た時に見やすい、と思います。普段はあまり気にしていませんが、他のバイクに乗って初めて気がついた部分です。ミラーを換えるつもりはありません。
  • F6B

    40歳 男

    トップケースが着いているスタイルよりクールなのでF6Bを選びました。今までVツインエンジンのモデルに乗っていましたが、パワフルで滑らかなエンジンが大きなバイクを加速させる迫力を楽しんでいます。GLと同じ大きさなのに色が違うだけで引き締まって見えるミラーがバイクにとても気にいっています。自動車のミラーのようによく見えるので満足しています。カスタムパーツを交換するのが難しいだけにこの出来栄えはストレスになりません。
  • CBR1000RR

    35歳 男

    これで3台目のCBRです。ミラーの見え方やスタイルには満足しています。ウインカーとミラーが一体になっていてとても気にいっています。トラックデイでサーキットを走ることもありますが、その時も外したくないですね。ミラーが無いのは不安です。音だけで後方を判断するのは難しいですし。自宅からカフェまでショートツーリングをすることもあります。街中で見やすいのでいいですね。
  • CBR600RR

    28歳 男

    スポーツバイク、中でもフルカウルにパワフルなエンジン、ハンドリングがシャープなバイクが好きです。CBR600RRはMOTO 2クラスのベースとなったエンジンと聞き、選びました。買ってすぐミラーをカーボンルックでステーが短くカウルに近いものに交換しました。スタイルはとても気にいりましたが、見える範囲が小さくなり、後方を見るために体を大袈裟に動かさないと見えなくなり、1年ほど使ってノーマルにもどしました。確かにスタイルは元通りですが、見える範囲が違うので、安心感が違います。かっこいいけど、全てはよくなりません。今はノーマルミラーがとても気にいっています。カスタムしたらノーマルにたどり付いたのです。
松井“ベン”勉

松井 勉モータージャーナリスト

1963年東京生まれ。日本のモーターサイクル・ジャーナリスト。
1986年から、インタビュー、試乗インプレッション記事、レース参加リポート、などを雑誌、バイク専門誌に寄稿。ラリー経験も豊富でDAKARラリー、SCORE BAJA1000にも参加している。Africa Twin DCTで、アメリカ西海岸、バハ・カリフォルニア半島もAdventure Touring している。

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