Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)は、従来のシステムのセンシングの範囲を全方位へ拡大しました。全方位センシングにより、従来の運転では目視での確認が難しかった車両周辺の死角をカバーし、他の車両や歩行者との衝突回避や運転に伴うドライバーの負荷の軽減をサポートします。自動運転レベル3技術の研究開発で培われた知見やノウハウも生かし、機能を進化させました。(2021年技術発表)
Honda SENSING Elite
Honda SENSING 360+
Honda SENSING 360
Honda SENSING
Honda SENSING 360は現行のHonda SENSINGのフロントカメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを新たに装備することで、360度センシングを実現しています。
各センサーで得た外界状況を統合して認知・予測・判断を行い、安全な走行を支援します。Honda SENSING Eliteで培った膨大なシミュレーションと公道検証の蓄積が、認知、予測、判断といったHonda SENSING 360の信頼性を高めてます。
一般道の交差点などで、低速走行をしているとき、または停車状態から発進をする際に、左右前方から接近する交差車両の情報をドライバーへ通知します。自車と交差車両が接触する危険性がある場合は、システムがドライバーへ音とメーター表示で危険を警告し、衝突回避の運転操作を促します。
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車線変更をする際、後方から接近する隣車線の車両との衝突回避を支援します。ミラーの死角から近づく後側方車両との接触の危険性がある場合、システムがドライバーへ音とメーター表示で危険を警告し、衝突回避のためのハンドル操作を支援します。
高速道路や自動車専用道で、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)が作動中に一定の条件を満たした状態でドライバーがウインカー操作をすると、システムが車線変更に伴うハンドル操作を支援します。
一般道の交差点などで、右左折をする際に車両や歩行者を検知し、接触の危険性がある場合は、衝突軽減ブレーキ(CMBS)が作動します。従来のHonda SENSINGのCMBSをさらに進化させ、検知範囲を前方から全方位に広げることで、交差点の出合い頭における衝突回避・被害軽減を支援します。
高速道路や自動車専用道路において、前走車との車間距離を保ちながら、設定した一定の速度で追従走行するのが、アダプティブクルーズコントロール(ACC)機能です。 Honda SENSING 360では、このACCの機能が拡大。ACCの作動中にカーブの曲率を判断し、システムが速度を調整することで、よりスムーズでなめらかなカーブ走行を支援します。
■Honda SENSING及びHonda SENSING 360は、ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。各システムは、いずれも道路状況、天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。
システム構成
制御イメージ
各種機能概要
前方交差車両警報
車線変更時衝突抑制機能
車線変更支援機能
衝突軽減ブレーキ(CMBS)<機能拡大>
渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)〈機能拡大〉 カーブ車速調整機能
【動画】Honda SENSING 360 機能イメージ
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