ヒルディセントコントロール

ヒルディセントコントロール

ブレーキ操作をすることなく一定速度で降坂

すべりやすい路面や荒れた路面、急勾配の下り坂では、車輪をロックさせないように慎重なブレーキ操作が求められます。こうした状況でもボタン一つで約3km/hから約20km/hの低速間で設定された車速をキープする技術が「ヒルディセントコントロール」です。坂道でブレーキの踏みすぎによるスリップを低減することでステアリング操作に集中することができます。

なお、ヒルディセントコントロールの作動中に、アクセルペダルまたはブレーキペダルを踏むことで作動範囲内で設定車速を調節可能。ペダルを離すと、そのときの車速に設定されます。

緩やかな下り坂ではシステムが作動しないことがあります。

ヒルディセントコントロールスイッチ

作動イメージ

作動イメージ

ブレーキを独立制御し、車輪ロックを防ぎながら速度調整

ヒルディセントコントロールスイッチを押すと、車輪速センサーから現在の車速がセットされ、前後方向の加速度を検出するGセンサーからの信号をもとに勾配を検知。勾配の大きい下り坂で車速が上昇する場合に作動開始。4輪の車輪速センサーの回転差からスリップを検出し、4輪のブレーキを独立制御することで車輪ロックを防ぎます。システム作動中にスイッチを再度押すか、アクセル操作によって車速が約60km/h以上になるとシステムはOFFになります。

ヒルディセントコントロールはあらゆる状況で車速を一定に保つことができるシステムではありません。
急な下り坂や滑りやすい路面を走行しているときは車速を一定に保つことができず、思わぬ事故につながるおそれがあります。
車両性能の限界を高めるためのものではないので、常に路面状況を確認し、安全運転を心がけて走行してください。

この記事は面白かったですか?

  • そう思う
  • どちらともいえない
  • そう思わない

テクノロジーヒルディセントコントロール