今回の授業は、宮城県南三陸町。涼しくなるという天気予報を見事に裏切り、当日は真夏日となりました。「例年だとこんなに暑くはならないし、カラっとしているのに…」と、地元の方もびっくりするような天候に、急遽、学校では体育館に扇風機が用意されました。
今回は、1・2・3年生、4・5・6年生の2回に分けて授業を実施。
授業の中で、ASIMOが蹴ったボールを受け取る役を子ども達にお願いすると、「ハイ!ハイ!ハイ!」と大勢が挙手。また、ASIMOと一緒に左右の手それぞれで三角と四角を同時につくる場面では、「簡単だよ!こんなの〜」と得意げな子、「難しかったぁ!」と悔しそうな子と、さまざまでした。
最後のASIMOとの記念撮影では、ASIMOから「笑って、笑って!ハイ、チーズ。」と声がかかると、子ども達は大喜び。授業全体を通して、ASIMOの動作に「かわいい!」と男女問わず声があがりました。
さてこの授業では、開発過程の話をはじめ、人間が"歩く"という動作をきっかけに、身体の"重心"を動かしながらバランスを取る動きを、人間同様、ロボットであるASIMOも行っているという話や、人間の生活の中に溶け込んで、人の役に立つロボットをというコンセプトから130pという身長になった話など、Hondaの夢から生まれた開発秘話を、ASIMO自身が子ども達に語りかけながら進行します。また、より楽しんで授業を受けてもらえるように、フラダンスを披露したり、サッカーボールを蹴ったり、トレイで飲み物を運ぶなど、随所にASIMOのパフォーマンスが盛り込まれています。
ASIMOは手を引っ張られても、バランスを取れるので転びません
新志津川小学校
片足でバランスを取っている場面に、子どもたちは興味津々
まっすぐにボールを蹴ることができます