地球環境を守る活動

日本

日本全国のHondaグループで展開する「Hondaビーチクリーン活動」

2006年、Hondaは“素足で歩ける砂浜を次世代に残したい”という想いから、砂浜の清掃活動「Hondaビーチクリーン活動」を開始しました。この活動では、沢山のごみが漂着した砂浜を「技術の力でなんとかしてきれいにできないか?」という想いで独自開発した、砂浜の生態系を傷つけずに清掃できるビーチクリーナーを使用しています。

2025年度は、全国30ヵ所(28道府県)で活動を行い、約25tのごみを回収しました。また令和6年能登半島地震で津波被害を受けた石川県珠洲市・見付海水浴場では、復興支援イベントに協力しました。Honda従業員やOBが始めたこの活動は、現在では全国のHondaグループや地域の皆様へ協力の輪が広がり、年間参加者は7,000人を超える活動へと発展しています。これまでに実施した活動回数は484回、回収したごみ総量は約592tにのぼります。

日本全国のHondaグループで展開する「Hondaビーチクリーン活動」
日本全国のHondaグループで展開する「Hondaビーチクリーン活動」

八王子市上川の里での里地里山保全活動

Hondaは、1999年から継続して実施している森林保全活動に加え、2020年に八王子市と活動協定を締結し、上川の里特別緑地保全地区で里地里山保全活動を行っています。人と自然が共生し、多様な生き物が暮らす里地里山を次世代へつなぐために、従業員やその家族が稲作や畑作、里山の除伐、植樹などの保全活動を行っています。

また、次世代を担う子どもたちを対象とした環境教室も実施し、自然環境や生きものへの理解を深め、生物多様性の保全につながる活動を推進しています。2025年度は年間9回の活動に合計約400人が参加しました。また、活動フィールドにおける生きもの調査では、東京都のレッドデータブックに記載されている希少なチョウ類が15種、トンボ類が8種確認されました。なお、収穫したお米や野菜は八王子市内のフードバンクへ寄贈するなど、地域社会への貢献にもつながる活動を継続しています。

八王子市上川の里での里地里山保全活動

北米

地域とともに環境保全活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献

北米のHondaは、自然保護団体The Nature Conservancy(以下、TNC)との協力を通じて、森林再生や生態系保全、クリーンエネルギー導入を支援しています。米国では、持続可能性や森林再生に関する4つのプログラムに資金を提供し、TNCの3施設へのクリーンエネルギー設備導入や太陽光発電設備の設置、約1,300エーカーの植林に貢献しました。また、Acuraは75台の電気自動車「ZDX」を寄贈し、あわせて充電インフラ整備・運用支援として100万ドルを寄付することで、保全活動の脱炭素化を後押ししています。

カナダでは、TNCのカナダ法人であるNature Unitedと連携し、先住民主導の海洋保全活動を支援。ブリティッシュコロンビア州の沿岸海域保全に取り組むなど、北米全体で自然環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献しています。

(実施拠点名:北米のHondaグループ)

地域とともに環境保全活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献

中南米

アルゼンチンでの環境月間

アルゼンチンでは、子どもたちやその家族を対象とした環境教育・交通安全デーを開催しました。子どもたち、教師、家族、自治体関係者、Honda関係者など約120人が参加し、環境保全や交通安全について学ぶとともに、果樹の植樹活動を行いました。

この活動は、自然とのふれあいを通じて環境保全の重要性を伝え、幼少期から持続可能な行動を育むことを目的としています。また、地域のさまざまな立場の人々が協力して取り組むことで、思いやりや連帯感、地域社会への貢献意識を高める機会にもなっており、植えた木々とともに、未来を支える意識や行動の芽も育まれています。

(実施拠点名:ホンダモトール・デ・アルヘンティーナ・エス・エー(HAR))

アルゼンチンでの環境月間
アルゼンチンでの環境月間

ペルーで従業員による植樹活動

ペルーのリマ市では、地域社会と協力した環境保全活動として、環境・社会的に課題を抱える地域に35本の樹木を植樹しました。この活動には19人の従業員ボランティアが参加しました。植樹は、大気中のCO2削減による地球温暖化対策に貢献するとともに、地域の環境改善や持続可能な社会づくりを後押しするものです。地域に根ざした小さな取り組みですが、参加者一人ひとりが環境保全への意識を確実に高める機会となりました。

(実施拠点名:ホンダ・デル・ペルー・エス・エー(HDP)、ホンダ・セルバ・デル・ペルー・エス・エー(HSP))

ペルーで従業員による植樹活動
ペルーで従業員による植樹活動

欧州

ドイツで従業員による地域清掃活動

ドイツのフランクフルトとオッフェンバッハで、環境保全と地域貢献を目的として、従業員による清掃活動を実施しました。参加した従業員からは、「環境意識の向上を目的に参加した」「短い区間でも想像以上に多くのごみが落ちていることに驚いた」「誰でも気軽に地域環境の改善に貢献できる活動だと感じた」といった声が寄せられました。

本活動には多くの従業員が継続して参加しており、地域への愛着や環境意識の向上にもつながる取り組みとして定着しています。

(実施拠点名:ドイツのHondaグループ)

ドイツで従業員による地域清掃活動

アジア・大洋州

タイで野生動物・象の保護を目的とした塩場づくり

タイでは、象をはじめとする野生動物の保護と環境意識の向上を目的に、「野生動物用ソルトリック(塩場)づくり活動」を12年にわたり継続して実施しています。チャンタブリー県の国立公園保護区で行われた本活動では、野生動物に必要なミネラルを補給するソルトリックの造成に加え、草や竹などの植栽を実施しました。これにより、野生動物の食料源の確保や土壌流出の防止、生態系の維持を図るとともに、長期的な生息環境の改善と野生動物保護に貢献しています。活動には、Honda従業員や地域住民を含む300人以上が参加し、企業と地域社会が連携して環境保全への理解を深めました。

(実施拠点名:ホンダタイ基金(HTF))

タイで野生動物・象の保護を目的とした塩場づくり
タイで野生動物・象の保護を目的とした塩場づくり

ニュージーランドの植林基金「Hondaツリーファンド」

Hondaは、創業者・本田宗一郎の「Blue Skies for Our Children(子どもたちに青空を)」という理念のもと、ニュージーランドの自然環境の再生・保全に取り組む「Hondaツリーファンド」を推進しています。2004年の設立以来、ニュージーランド全土で75万本以上の自生樹木の植樹を支援してきました。

この取り組みの一環として、冬季に北島と南島で植林活動を実施し、計1,237本の自生樹木を植樹しました。オークランド沖のモトゥイヘ島では237本の自生樹を植樹し、生物多様性の回復や生息地の再生を支援しました。また、クライストチャーチのリトルトン港周辺では1,000本の自生樹木を植樹し、土壌浸食の抑制や沿岸生態系の回復に貢献しました。Hondaは地域社会との連携を通じて、生態系の再生と持続可能な環境づくりを推進しています。

(実施拠点名:ホンダニュージーランド・リミテッド (HNZ))

ニュージーランドの植林基金「Hondaツリーファンド」

中国

内モンゴル自治区での長期植林活動とマングローブ生態保護プロジェクト

中国のHondaグループは、人口増加や過放牧により深刻な砂漠化が進む内モンゴル自治区で、2008年から植林活動を行っています。この活動では森林面積の増加、水や土壌の損失の抑制、地域の生態環境の改善を目指しており、2025年度は約60,000本の苗木を植樹しました。これまでに累計6,500万元を投資し、植樹した苗木は約213万本、緑化面積は1,633万m²を超えています。

さらに外部団体と連携し、海南省文昌市と広東省湛江市でマングローブ生態系保全プロジェクトも展開しています。このプロジェクトは、生物多様性の保全に加え、マングローブが吸収・蓄積するブルーカーボン量の測定・管理を含む全体的な活動に取り組んでおり、生態系の回復と気候変動対策の両立を図り、保全活動が継続的に循環する仕組みの構築をめざしています。

第1期(2023年~2027年)は、約120万m²以上のマングローブの保護を目標とし、これまでに66万m²を超える保護・植林を実施。また、中国の生態環境省環境教育センターから「2025年 企業と生物多様性保全の成功事例」に選定され、さらに2025年国連海洋会議「ブルーパートナーシップ」において海洋生態保護・回復の優良事例にも選ばれるなどの高い評価をうけています。

(実施拠点名:中国のHondaグループ)

内モンゴル自治区での長期植林活動とマングローブ生態保護プロジェクト
内モンゴル自治区での長期植林活動とマングローブ生態保護プロジェクト