Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える

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届けるのは「船での体験」。お客様が求める価値を追求し、マリン事業を加速させる

入社以来、Hondaのマリン領域でキャリアを歩んできた堀口と松山。堀口は設計からフィールドエンジニア(技術営業)、営業、そして商品企画へ。松山は営業からフィールドエンジニアへと転向しながら世界を舞台に活躍しています。「常に新鮮な気持ちで仕事ができて飽きることがない」と話すふたりが感じる、マリン事業のやりがいとは。

堀口 真央Mao Horiguchi

二輪・パワープロダクツ事業本部 パワープロダクツ事業統括部 マリン事業部 商品企画課

2017年Hondaに新卒入社。マリン事業の開発・設計領域にて大型機種などの開発を経験。その後、フィールドエンジニアを経て営業職として2年間ヨーロッパに駐在。現在は商品企画の担当として、世界中のお客様のニーズを分析し、将来の商品やサービスの企画を行っている。

松山 博美Hiromi Matsuyama

二輪・パワープロダクツ事業本部 パワープロダクツ事業統括部 マリン事業部 フィールドエンジニアリング課

2021年Hondaに新卒入社。マリン事業の海外営業からキャリアをスタート。アジアやオセアニアを担当し、市場訪問や現地法人・ディストリビューターのサポートを行う。2025年からはフィールドエンジニアに転向し、製品知識を高めながら現場での技術サポートを担当している。

真の価値は何か──求められているものを考え、形にする

業務用からレジャー用まで、幅広い用途で利用されているHondaの船外機。多様なニーズに応えるべく、商品開発や船本体とのマッチングを担うのが、堀口と松山の役割です。

堀口が所属する商品企画課は、将来のマリン事業における商品や周辺サービスを企画し、事業の成長を牽引することをミッションとしています。

堀口

「現在マリン事業の主要市場である北米や欧州を中心に、各地域の市場や競合他社の動向を分析しながら、お客様にとって本当に価値のある商品は何かを考え、企画するのが商品企画課です。

企画の対象は、船外機本体だけではありません。リモコンなどエンジンに強く結びつく周辺機器も含めた視点が必要です。お客様が求めていらっしゃるのは、安全性や快適性を含めた『船の上でどんな体験ができるか』という価値です。それを実現するために、開発、営業、サービスなどさまざまな部門と連携しながら形にするのが私たちの仕事です」

堀口が「船での体験」と話すように、船外機はあくまで船の一部品として購入される商品。ディーラー(販売店)が船と船外機、さまざまな用品を別々に調達し、正しく結びつけることで最終的な製品として完成します。

そのため、船の大きさや用途、環境に応じて適切な構成をセッティングする必要があり、その技術サポートを行うのが、松山が所属するフィールドエンジニアリング課です。

松山

「私たちのミッションは、船外機に限らず、配線・操縦席周りの用品などを含めて船としての価値を最大化させること。海外拠点やディストリビューター(卸売業者)向けに技術研修の企画・運営を行うほか、現地で発生する技術課題への対応、船のスペックに合わせたプロペラや他社製品とのマッチングテストを通じてノウハウの提供などを行っています」

役割は違えど、ふたりが大切にしている想いは同じ。「お客様や関係者が本当に求めているものは何か」を追求することです。

堀口

「『お客様に本当に喜んでいただける商品を届けたい』という想いが自分の軸にあるからこそ、『お客様は船の上でどんな体験をしたいのか』を基準に考えるようにしています」

松山

「レジャーや釣りで使うという方もいれば、仕事で毎日船を使う方もいらっしゃいます。それぞれに求める価値はさまざま。それはエンドユーザーであるお客様だけでなく、ディーラーやディストリビューターなどのお取引先や社内の関係部署でも同じ。要望をいただいた際は、『その背景に何があるのか』『本当に解決したいことは何か』を考えるようにしています」

考えの中心が「自分」から「お客様」へ。海外駐在で変わった価値観

堀口は2017年、松山は2021年に新卒でHondaに入社。ふたりとも、入社以来マリン事業に携わってきました。

学生時代から「自分でものづくりをして、届けるところまで関わりたい」と考えていた堀口は、メーカーを中心に就職活動をしていたと振り返ります。Hondaを選んだのは、挑戦できることの幅広さに魅力を感じたからでした。

堀口

「Hondaに勤めている卒業生と会ったり、説明会に参加したりするなかで、『Hondaは文系・理系の枠にとらわれず、強い意思や夢があればさまざまなことに挑戦できる』と知ったんです。実際に、研究開発職から商品企画にチャレンジしている人の話を聞き、『この会社なら自分のやりたいことができる』と確信しました」

入社後、マリン事業に配属されると、はじめに担当したのは設計業務。約10年ぶりとなる大型船外機の開発プロジェクトなどに携わります。その後、フィールドエンジニアを経て、ヨーロッパに2年間駐在し、営業活動に従事。いずれも自ら希望してのチャレンジでした。その背景には、仕事をするなかで感じた価値観の変化があったと言います。

堀口

「設計を通して『自分が作ったものを世に出したい』という想いがかなうと同時に、完成した製品が我が子のように愛おしくて。自分が愛情を注いだ製品が実際の現場でどう販売され、どう使われているのかをこの目で確かめたい、自分の手でお客様に届けたいという想いを抱くようになったんです」

とくにヨーロッパへの駐在は、現在大切にしている想いを確固たるものにする大きな転機になったと話します。

堀口

「造船所に行ったり、販売店で実際に商品を購入されるお客様と話したりするうちに、『お客様に喜んでいただきたい』という想いが膨らんできました。『自分』ではなく『お客様』を中心に考えるようになったのです」

そう思えたのは、お客様と直接触れ合ったことだけではなく、国ごとに異なる文化のあるヨーロッパという環境のなかで、少数精鋭で幅広い業務をこなす経験をしたことも影響していると堀口は続けます。

堀口

「不慣れな言語でコミュニケーションをとりながらさまざまな仕事を進めるためには、現地メンバーや販売店などの協力が不可欠です。私自身が誠実に、明るく振る舞いながら、相手の心の痛みを理解する。そうやって信頼関係を築いていくことで、ようやく自分の仕事に邁進できると知りました。

その経験があったからこそ、自分中心ではない考え方に変わることができたのだと思います」

自分の言葉で対話したい──営業で感じた悔しさがエンジニアに挑戦するきっかけに

松山がHondaへの入社を決めたのは、「グローバルな環境で、ビジネスを通して世界中に足を運びたい」という想いがあったから。さらに、選考過程で感じた雰囲気も後押ししたと言います。

松山

「面接を担当する社員の方が、用意していた質問をするだけではなく、私自身に興味を持って話を聞こうとしてくれる姿勢が印象的でした。その人柄に魅力を感じたんです」

グローバルに活躍したいという希望は、入社後すぐにかないます。松山が配属されたマリン事業の海外営業は、当時は小さなチーム。新卒ながら、アジアやオセアニアなど多くの地域を担当することになりました。

松山

「いろいろな国や地域のお客様に接しながら、現地法人やディストリビューターのサポートをしていました。韓国の漁村やインドのアンダマン諸島など、日本人にはあまりなじみのない地域も訪れることができ、入社前に思い描いていた姿は実現できたと思います」

3年目には、困難な状況に直面しながら大きな達成感を得た経験も。それは、新機種のローンチイベントを担当した時のことです。ディーラーやお客様への案内が進み、あとは現地に製品が届くのを待つだけの段階。しかし、イベント直前になって製品を出荷できないというトラブルが発生したのです。

松山

「まさに、『主役がいないままイベントを迎えるかもしれない』という危機的状況。打開策としてテスト機を活用しようと考えたものの、テスト機はお客様に見せる前提で作っていません。今日決定できなければ間に合わない、次の便を逃したら終わりという状況のなか、工場を走り回りながら生産・品質・認証・物流などさまざまな部門と調整を進めました。

最終的には私自身も工具を握ってテスト機の塗装面を磨き上げ、お客様に見せられる製品に仕上げて無事に出荷。イベントも成功し、感謝の言葉をいただきました。

安堵や達成感と同時に印象に残っているのは、若手だった私の相談に多くの人が真剣に耳を傾けてくれ、一緒に解決策を考えてくれたこと。難しい状況でも諦めずに動けば必ず手を差し伸べてくれる人がいると学びました」

2025年には、フィールドエンジニアに挑戦することになった松山。文系出身でありながらエンジニアへと転向したきっかけは、海外市場を回るなかで、お客様と深く対話できるようになりたいと思ったことでした。

松山

「お客様からいただく意見の多くは、性能や品質など技術的な課題に関するもの。けれど、当時は製品知識が不十分で、お客様が真に伝えたい課題を理解しきれない場面が多くありました。『期待していた性能が出ていない』とお叱りを受けても、その意見を持ち帰ることしかできなかったのです。

でも、お客様の厳しい声は、Hondaに期待しているからこそ。その期待に応えるために、現場で正しく状況を把握し、自分の言葉で対話ができるようになりたいと思ったんです」

拡大期に立ち会える醍醐味。飽きることのない環境で、事業成長に貢献する

さまざまな経験をし、次のステップを自分で選びながら成長してきたふたり。Hondaでマリン事業に挑戦するおもしろさを、こう語ります。

堀口

「マリン事業は、私たちの日常生活においてなかなか体験できないことに触れられる領域です。加えて、小型エンジンから大型ボートに搭載されるエンジンまで、商品の価格帯もお客様の層も広いのが特徴。用途も多様なので、常に新鮮な気持ちで仕事ができます」

松山

「そうですね。たとえば、大型の船外機を購入されるお客様のなかには、数億円の船を所有されている方たちもいます。これまで出会ったことのないお客様と世界中の現場で触れ合うことができるたび、新たな視点を得られます。私はマリン事業に携わって6年目になりますが、今でもまったく飽きることがありません」

さらに、Hondaにおいてマリン事業は現在、加速のフェーズを迎えています。かつては小規模だったチームが、事業拡大に向けて人材も増え、組織が充実。そのタイミングに立ち会えることもやりがいだと続けます。

堀口

「事業が大きく成長していくエキサイティングな瞬間に当事者として立ち会える機会は、長い社会人生活のなかでもめったにないことだと思っています。

だからこそ、エネルギッシュで自分の意思を伝えられると同時に、相手のことを理解して誠実に向き合える方、そして自社製品以外にも興味を持ち、探究心を持って取り組める方とともに挑戦したいですね」

松山

「大きな目標に向かって、皆が一丸となって向かっていく。その空気感も醍醐味ですよね。

Hondaには、年齢や立場に関係なく、強い想いや夢を持つ人に大きな裁量を与え、挑戦させてくれる風土があります。マリン事業部は四輪や二輪に比べれば小さな組織ですが、その分、若いうちから世界を舞台にチャレンジングな経験ができます。現場に足を運んで自分の目で見て学ぶことが好きな方や、営業や技術の枠にとらわれずに成長したい方にとって、とても刺激的な環境だと思います」

お客様が求めるものを実現しながら、マリン市場でHondaの存在感を高める──そのために、さらにさまざまな視点と知見を得ながらステップアップしていきたいと話します。

松山

「営業担当だった頃に感じた歯がゆさから、技術を学びたいとフィールドエンジニアに転向しました。そして今年の秋からは、オーストラリアに駐在予定です。現地メンバーと一緒に現場で経験を積みながら、市場・営業・技術の3つの視点を磨いていきたいと思っています」

堀口

「設計、海外駐在、商品企画と経験を重ねながら、自分のやりたかったことは一歩ずつ実現しています。次の課題は、より広い視野をもって事業の成長を考えること。商品やサービスの企画を通してお客様を幸せにしながら、事業拡大にも貢献できる人材になりたいですね」

それぞれの想いをかなえる挑戦を続けながら、世界中の海へHondaの価値を届けていきます。

※ 記載内容は2026年7月時点のものです

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