Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える

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妥協なき議論と自律的な意思決定。Hondaだから感じる購買のおもしろさ

Hondaの技術革新を支える購買・調達部門。佐久間、李、水野は、総合部品メーカーなどでの購買・調達業務を経てHondaにキャリア入社しました。新たな領域に挑戦しながら購買・調達のスペシャリストとしてステップアップしている3人が、Hondaだから感じる仕事のおもしろさを語ります。

佐久間 琢朗Takuro Sakuma

サプライチェーン購買本部 生販物流・間接材統括部 間接材購買部 戦略企画課

セラミックスメーカーで材料や生産設備用部品をはじめとする調達や海外工場の支援などに従事。2019年にHondaにキャリア入社後は、本田技術研究所で委託業務の発注を担当。その後、購買データの分析や管理業務へ移行し、現在はリソース配分やコストダウン戦略の策定などを推進。

李 婉芬Wanfen Li

サプライチェーン購買本部 購買企画部RC・材料戦略課

自動車総合部品メーカーで内装部品の調達や日本駐在を経験し、2022年にHondaにキャリア入社。一貫して材料領域の購買・調達を担当。現在は、ステンレスの購買・調達におけるグローバル戦略の策定を担当し、サプライヤーの開拓や各拠点と連携した最適な調達スキームの構築に取り組んでいる。

水野 純平Jumpei Mizuno

サプライチェーン購買本部 サプライチェーンQCD統括部 SDV購買戦略部 SDVソフトウェア購買課

住宅設備業界や自動車総合部品メーカーでの購買業務を経て、2023年にHondaにキャリア入社。ECUなどの電子部品の購買を担当後、現在はソフトウェア領域に特化し、クラウドサービスの購買プロセスの設計などに従事している。

購買・調達の専門性を高める上で、完成車メーカーでしか経験できない規模感が魅力

新卒でセラミックスメーカーに入社した佐久間。材料となる鉱物の調達から生産設備の部品や副資材、出荷用の梱包材まで、幅広く購買・調達業務を担当していました。

佐久間

「国内だけでなく、海外のサプライヤーとのやりとりもありましたし、海外工場の支援なども行っていました。

Hondaに入社したのは2019年です。地元に戻ることになり、近くで仕事を探していたところ、ちょうど Hondaの募集を見つけたのです。前職でクルマに関わる仕事をしていたこともあり、自動車サプライチェーンのトップにある完成車メーカーが、どのような購買・調達をしているのかに興味が湧きました。

それまでは材料の調達がメインでしたから、その先にある、加工されて部品になり、クルマになるという一連の流れを知ることができれば、自分のキャリアにも大きな意味が生まれるのではないかと思いました」

李の前職は、Tier1と呼ばれる自動車の総合部品メーカー。主に内装部品の調達を担当していました。

「中国の拠点で発注先の管理や原価低減活動などを担当した後、2年ほど日本に駐在していた時期もあります。その後、中国に戻って新規サプライヤーの発掘などを担当し、2022年にHondaに入社しました。

私は、Hondaの『The Power of Dreams』という言葉が好きで、じつは学生の頃にHondaの工場で通訳のアルバイトをしたことがあるんです。新卒時には入社がかなわなったのですが、そんなご縁からもう一度チャレンジしてみようと思いました。

ずっと自動車業界で調達の仕事をしてきたこともあり、佐久間さんと同じように完成車メーカーの購買・調達業務にも興味がありました」

水野は住宅設備の会社と自動車の総合部品メーカーで部品の購買業務を経験。2023年にHondaに入社したきっかけは、規模の大きさに惹かれたことでした。

水野

「完成車メーカーとなると、購買の規模は格段に大きくなります。もともと購買業務の専門性を高めながらキャリアを歩みたいと考えていたので、その規模感で仕事ができることは、とても良い経験になるだろうと考えました。

日本には名だたる完成車メーカーがありますが、 Hondaに決めた理由は二輪にも強みがあることです。二輪という安定した事業があるからこそ、競争の激しい四輪においてもさまざまな挑戦ができるのではないかと思いました」

グローバル戦略、ソフトウェア、データ分析。前職の経験を土台に次なる領域に挑戦

それぞれ、購買・調達領域でさらに専門性を高めるために Hondaを選んだ3人。前職までの経験も活かしながら、新たな挑戦もしています。

李は入社後、一貫して材料領域の購買を担当してきました。

「主に、ステンレスのグローバル調達戦略の策定を行っています。安定的に供給できるように新たなサプライヤーを発掘して導入したり、各拠点の競争力があるサプライヤーを他拠点にも展開することでコストダウンを図ったり。各拠点の現地スタッフや駐在員と連携しながら柔軟な調達スキームを実現できるように動いています。

扱うものは変わりましたが、新たなサプライヤーを発掘してサプライチェーンを強化していくことやコスト低減活動は前職でも担当していました。その経験は今に活きています」

入社1年目はECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)など電子部品の購買を担当し、QCD(品質・コスト・納期)の最適化に取り組んでいた水野。2年目以降は、ソフトウェア領域へと担当が変わります。

水野

「SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の広まりにより、ソフトウェアの購買業務が拡大しています。まだ新しい領域ということもあり、私は現在、ソフトウェアの購買プロセスそのものを作り上げる仕事をメインにしています。加えて、海外のテック企業からクラウドサービスを購入するためのプロセス設計も担当しています。

ハードウェアとソフトウェアでは、お取引先となるサプライヤーが大きく変わります。私たち同様、ソフトウェア領域のサプライヤーにとっても、自動車業界は新たな取引先。これから関係を築いていく段階ですから、あうんの呼吸で物事が進むわけではありません。互いの常識をすり合わせながらプロセスを作っていく点が、ハードウェアの購買との大きな違いです。

けれど、課題を見つけて解決していく点は同じ。これまでの経験も活かし、さまざまな部署と調整しながら進めています」

佐久間は入社後、本田技術研究所内の購買部門で研究開発に関わる委託業務の発注からスタート。その後、購買データの分析と、分析結果をもとにしたコストダウンや発注管理の担当に。現在は、間接材の購買戦略企画を行う部署に所属しています。

佐久間

「私の場合はお取引先とのやりとりがあるわけではなく、購買データをもとにした分析・管理と戦略検討がミッションです。データを地道に掘り下げていってコストダウンのヒントになりそうなものを探したり、グループごとの負荷の差を可視化することでリソース配分の適正化に活かしてもらったり、戦略を練るための材料を作る仕事を担当しています。

他部門と協力しながら進める仕事が多いので、購買そのもののスキルだけではなく、コミュニケーション力や基本的なビジネススキルも求められます。前職で生産設備の調達や工場支援など幅広く経験したことで培われた『積極的に現場を見にいく』というマインドが、今も役に立っています」

納得いくまで準備をすることが大切。関係各所をつなぎ提案を実現していく

これまで培ってきたスキルと新たなチャレンジが認められて、3人は2025年にチーフに昇格。それぞれ、自身の成長につながった挑戦を振り返ります。

水野

「先ほどお話した、ソフトウェアの購買プロセスをゼロから構築していくプロジェクトが大きな挑戦でした。会社としてもまだ正解が見えていないなかで、自分が主導してめざすべき形を提案していかなければいけません。私の提案が『上位層が思い描いているものと違っていた』ということがあったり、他社も同様の動きしているなかでどのように競争力を高めていくのかを探ったりと、苦労の連続でした」

従来の自動車業界とは、契約の文化もスピード感も異なるソフトウェア業界。新たな取引先とともにプロセスを構築していくためには、社外はもちろん、社内の関係部署との調整も重要なポイントです。

水野

「既存のプロセスを変えることになるため、現場には負荷がかかります。納得して動いてもらうためには、私が上位層との架け橋になることが重要だと考えました。

上位層の描くゴールは、現場から見ると抽象的な部分もあります。現場を理解した上で、解像度を段階的に上げていき、現場にとってどのようなメリットがあるかを示していくようにしています」

佐久間が取り組んだのは、リソース配分の検討につながる業務の可視化。背景には、EV(電気自動車)市場の拡大など、自動車業界全体の変化がありました。

佐久間

「新しいことに挑戦するためには、外部パートナーの存在が欠かせません。一方で、その領域で発注を担当している部門の負荷が急増していたのです。とはいえ、実際のところ、どのくらいの負荷がかかっているのかを定量的に把握できていませんでした。

そこで、契約や価格の折衝などさまざまな業務を指標化し、データを蓄積していくことで可視化することになったのです」

データをためていくには、社内の協力が不可欠。ただでさえ負担が増えているメンバーに協力をあおぐため、密なコミュニケーションを心がけたと言います。

佐久間

「水野さんと同じで、『これをすることでどのようなメリットがあるのか』を丁寧に説明していきました。ちょうどコロナ禍でリモートでの打ち合わせが増えていた時期は、うまくコミュニケーションがとれずに苦労したこともあります。けれど、オフィスにいる日には顔を合わせて話すようにするなど、温度感のあるやりとりを大切にすることで、スムーズに受け入れてもらうことができました」

材料領域でグローバルな調達戦略策定を担当している李が挑戦したのは、セカンドサプライヤーの発掘。調達先が特定企業に依存しないようにするための取り組みです。

「材料の調達先が1社に偏ってしまうと、供給力が上がらなかったり、コストアップのリスクが大きかったりします。そこで、グローバル全体で他のサプライヤーを調査・検討して、海外拠点に提案し、安定的に共有できるような調達スキームを作ることになりました。

新しいサプライヤーとの交渉はもちろん、現場の理解を得るためには調査も万全にしておかなければいけません。自分が自信を持って提案するためにも、納得いくまで準備をすることが大変でした」

しかし、このプロジェクトを通して自身の成長も実感したと続けます。

「もともと決断力に課題を感じていたのですが、Hondaでは上司に相談すると必ず『あなたはどう思うの?』と聞かれるのです。そう聞かれるからこそ、自分で決断しなければいけないという意思が育まれたと思います。『まず自分で決めて、やってみよう』と思えるようになったことに成長を感じます」

徹底的な議論がいいものを生む。課題解決のリーダーシップが自分への挑戦

変革期にある自動車業界。クルマづくりやモビリティの価値が変わりつつあるなか、技術革新を支える購買・調達領域の重要性も増しています。キャリアを歩む場としてHondaを選んだ3人は、Hondaだから感じるやりがいがあると口をそろえます。

佐久間

「やはり規模の大きさが魅力です。私が担当する間接材は、実際のクルマに搭載される部品やソフトウェアを除いた『その他すべて』。会社の規模が大きければ大きいほど、調達の規模も大きくなります。そのスケールの大きさがやりがいにつながっています」

「Hondaは自律性の高い風土なので、自分でいろいろなことを決めて進めていきます。もちろん影響が大きい部分は上司の決裁をあおぎますが、自分の意思で進められることがおもしろいですね」

水野

「Hondaの社員は、ぶつかることを恐れずに徹底的に議論する人が多いですよね。私が担当しているのはゼロからイチを構築する仕事なので、議論する時間も多いんです。皆の意見をまとめるのはとても大変ですが、いいものを作るために忖度なく意見を出せる文化はおもしろいなと思います」

自分の意思で挑戦できる環境で、さらに専門性を高めていきたいと話す3人。これからの目標を、こう語ります。

佐久間

「今、チームを組んでリーダーとして仕事をしていますが、これまでは自分だけで完結できていたタスクをチームの中で分担して進めていく難しさや、皆の知見をどう共有して新しいことに取り組むかという壁にぶつかっています。メンバーの業務量が適切かなど、気を配る部分が増えたことにも責任感を持ちながら、しっかりと役割を果たしたいと思っています。

個人的には、発注業務を経てデータ分析などに取り組んだ経緯があるので、今の知見を活かして再びお取引先と関わる仕事についたら、新しい視点が得られるかもしれないという楽しみもあります」

「以前の私は『部下がいて初めてリーダーになれる』という考えだったのですが、じつは、リーダーシップというのはそうではないと知りました。現状を把握して課題を見つけ、その課題を解決するための対策を考えて実行できること。それがチーフとして求められていることだと思います。そうやってリーダーシップを発揮できるようになることが、自分への挑戦ですね」

水野

「今後は、チーム運営にも挑戦していく予定です。これまで経験してきたものより大きなチームになりそうですが、将来的にマネジメント職をめざす上でいい経験になるはずですから、恐れずにチャレンジしていきたいと思います」

チーフという新たな役割を担い、さらなる成長をめざす3人。これまでの経験を糧に、購買・調達のスペシャリストとしてステップアップしていきます。

※ 記載内容は2025年12月時点のものです

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