Honda鈴鹿の先発は、ここまで予選3試合全てに登板し防御率0.71と安定している藤本。初回、先頭打者にいきなりライト前ヒットを浴びる。ここでライト大槻が打球処理にもたついている間に2塁を奪われリズムを乱す。続く打者のバントを藤本が焦りヒットにしてしまうと3番にタイムリー、4番にスリーランホームランを打たれ一挙4点を奪われる。
　その裏、先頭の大槻が四球を選ぶと好調の具志がヒットエンドランを決め1・3塁。3番早川の犠牲フライで1点を返すと6番中野のタイムリーで3-4と追い上げる。
　しかし2回、藤本がなかなか安定せず2死2塁から2番・3番に連続タイムリーを浴びここで降板。杉本にマウンドを託した。
　打線の方はヒットが出るもののなかなか繋がらない展開で、先発投手を降ろしてから点に繋がらずズルズルといってしまう。一方藤本からマウンドを受けた杉本は凡打の山を築く力投で相手打線の攻撃を抑える。
　チャンスが巡ってきたのは終盤7回。この回先頭の渡邊が死球で出塁すると1番に途中交代で入った川端がセンター前に弾き返し無死1-3塁とする。具志が打ち取られ3番早川、強く叩いた打球はピッチャーのグローブをかすめラッキーな内野安打となり1点を返すと、さらに相手投手の乱れでこの回2点を返し5-7と2点差に追い上げる。
　8回、再びチャンスが舞い込む。連続四球と渡邊のヒットで1死満塁、1打同点長打が出れば逆転の可能性がある場面で打席には先ほどヒットを打っている川端。しかしセカンドゴロでゲッツーにとられ潰してしまう。
　9回、何とか喰らいつくHonda鈴鹿はまたも連続四球で迎えるバッターは4番の平手。1発出ればサヨナラだが結果はまたもゲッツー。最後の打者大西が三振に取られゲームセット。5--7で敗れ第6代表決定トーナメントの一番下からの再出発となった。ト。2-5で敗戦した。