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年齢とともに変わる
目の機能

年齢とともに変わる目の機能年齢とともに変わる目の機能

年齢とともに視野は狭くなる

有効視野(※1)は、年齢を重ねるに従って狭くなっていく傾向があります。また、動体視力(※1)も年齢とともに低下していきます(※2)。若い頃には見えていたものが見えないこともあるのです(※3)。
また、目で見てものを判別するには、対象物の明るさだけでなく、周囲とのコントラスト(明度の差)の違いが重要になります。高齢になると、特に夕暮れや夜明け時などは、コントラストが小さいものを見分けることが難しくなります。こうした、目の機能の変化を補うことが、安全運転につながります(具体的な方法については、下記をご参考にしてください)。

年齢による動体視力の変化を示すグラフ
高齢者と若者の視野角による見落とし率を比較するグラフ

※1 有効視野=必要なものを識別できる範囲。動体視力=動いているものを見たり、動きながらものを見る場合の視力。

※2 三井達郎 高齢運転者の視覚機能と標識の認知、「高速道路と自動車」

※3 宇野宏「高速道路と自動車」

ワンポイントアドバイス目の機能の変化を
補う方法

遠近両用眼鏡を活用しましょう

視力検査は定期的に受け、視力に合った眼鏡を使うことが大切です。遠・中・近距離が見られる、遠近両用眼鏡が便利です。

スピードを控えて
安全確認をする時間を確保しましょう

見落としや、判断の遅れを防ぐために、スピードを落とし、意識して首や頭を動かし、安全確認をしっかりと行いましょう。

高齢者が意識して首や頭を動かし安全確認することを説明するイラスト

長時間運転するときは
こまめに休憩をとりましょう

長時間運転していると、動体視力がさらに低くなります。こまめに休憩をとることが大切です。

なるべく明るい時間帯に運転しましょう

クルマで出かけるときは周囲の状況が見やすい明るい時間帯を選ぶことも、安全運転につながります。

【動画】安全運転のポイント クルマ編