参加者のみなさんへ
子どもアイディアコンテストは
子どもたちの成長を
応援します
「子どもアイディアコンテスト」は、
子どもたちの発想力・創造力を育む、
情操教育の体験の場です。
自分のアイディアを自由に
絵やカタチにしていくことで
「夢」「挑戦」「創造」を体験し、
その楽しさや大切さを知ってもらいます。
コンテストに参加することで
発揮される資質・能力
子ども達はアイディアを自分で考え、作品を作り上げることから創意工夫の大切さを学びます。
また、コンテストはグループでの参加も可能なので、
お友達や兄弟と参加し、チームワークや協調性を育むこともできます。
「豊かな発想」と「論理的に考える力」を楽しく伸ばし、達成感や充実感、感動を味わうことで、自信が生まれます。
参加者の声
自分が考えたアイディアが形になり、それを評価してもらえて嬉しかった。
人前で話すことは苦手だったけど、やればできるんだと自信がついた。
保護者の声
コンテストに参加したことで、自ら「色々なことをもっと知りたい」と言うようになり、大きな成長を感じました。
苦手な工作に苦戦して途中で何度も挫けそうになりながらも、最後までやり遂げたことが自信につながったようです。
コンテスト参加後も
活躍している先輩たち
第12回子どもアイディアコンテストOB下川宏武さんへインタビュー!
第12回(2015年)子どもアイディアコンテスト 高学年の部で最優秀賞を受賞し、
第21回子どもアイディアコンテスト最終審査会のゲスト審査員として参加いただいた
岡山大学工学部 下川宏武さんにインタビューしました。
当時を振り返って
~応募のきっかけと当時の様子~
当時の担任の先生が「こんなコンテストがあるよ」と紹介してくれたことがきっかけで、子どもアイディアコンテストに応募しました。地元の徳島県を流れている吉野川の川底で発電するアイディアを思いつき、祖父や同級生、担任の先生にも協力してもらいながら作品作りを進めました。当時の私は好奇心旺盛でロボットが大好きな子どもで、興味があるものには次々とチャレンジしていました。自分が考えたアイディア・作品が最優秀賞を受賞したことで、頑張ったことを認めてもらい、自信につながりました。自己肯定感が育まれたのは、このコンテストに応募したからだと思います。
また、東京に来たのはこの時が初めてだったので、見るものすべてに感動しました。たくさんの刺激を受けたため、今でも当時のことは鮮明に記憶に残っています。
子どもアイディアコンテストに参加したことで今につながってること
現在は大学で工学部に在籍しており、本来なら大学4年生で配属される研究室で、大学2年生ながらDNAオリガミの研究をしています。自分の興味があるものをとことん追求したいと思ったので、大学の教授に直談判し、研究室に入れていただきました。「とりあえずやってみよう」の精神と行動力はこのコンテストで培われたような気がします。
また、様々な場面で必要になる「プレゼン力」を意識したのも、このコンテストがきっかけです。とにかく経験すること、視野を広げることが重要だと思います。
これから参加するみなさんへのメッセージ
最初のきっかけは何でもいいと思います。「学校の宿題だから」「夏休みの自由研究の1つとして」とか、本当にどんなことでも大丈夫です。難しく考えすぎず、すごく軽い気持ちで応募してほしいなと思います。
みなさんの自由でワクワクしたアイディア、作品に出会えることを楽しみにしてます!
審査員の様子はこちら
第2回のファイナリストの声
自分で考えてモノを作って伝える…コンテストでの一連の経験が仕事に生きている
第2回のファイナリスト2名に参加当時を振り返っていただき、
コンテストに出場してどんな学びがあったのか?
また、現在はどんなお仕事をしているのかなどをインタビューしました。
コンテストに
参加した先輩たち
第20回ファイナリストと
保護者の方へインタビュー!
最終審査会を振り返って~未来に“あったらいいな”を伝えるまで~
第20回のファイナリスト7名に、コンテストを振り返って大変だったことや頑張ったこと、
コンテストに参加する前と参加後の変化をインタビューしました。
また、保護者の方には子ども達の普段の様子や、コンテストまでの接し方などを教えてもらいました。
- インタビューされた先生方
- 兵庫県
- 甲南女子大学
村川 雅弘 教授
- 千葉県
- 市川市立八幡小学校
深瀬 里美 先生
- 愛知県
- 知多市立旭東小学校
八釼 明美 教頭
- 兵庫県
- たつの市立龍野小学校
石堂 裕 教頭
- 岡山県
- 真庭市立勝山小学校
松浦 浩澄 先生
- 徳島県
- 上板町立高志小学校
中川 斉史 校長
- 徳島県
- 徳島市新町小学校
八波田 みゆき 先生
- 新潟県
- 新潟市総合教育センター
堀田 雄大 さん
※掲載内容はインタビュー当時の情報です。
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南 遥紀さん
最終審査会のプレゼンを自分で「百点」と自信満々に評した南 遥紀さんはミミズをモチーフにした「うちゅうみみず スペースワームくん」で、最優秀賞を受賞しました。おじいちゃんの家で見ていたテレビで、宇宙のゴミと言われている「スペースデブリ」の存在を知った遥紀さんは、「そのゴミをリサイクルしてまた使えるようにすれば、宇宙のゴミもなくなり地球も安心」とこの作品を思いついたと言います。作品のモチーフになったミミズは「小学校にミミズがいっぱいいてそれを観察した」とのことで、遥紀さんのアイディアの種は日常生活の中に溢れているようです。今までは緊張して人前で話せなかった遥紀さんも、今回のコンテストを通して、「成長した」と言います。お父さんは、一緒に作品を作っていく中で、「大人の思いどおりにはいかなくても、こちらが我慢することが大切」だと思ったとのこと。口を出さないことで遥紀さんが自分でできるように促してきたそう。また、プレゼンという目標ができたことで、「いろいろな考えをまとめていく作業をすることで、自分の考えを他の人に説明することが好きになっていった」と、遥紀さんの成長ぶりを伝えてくれました。
さらに詳しいインタビュー記事はこちら!
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黒田 怜生さん
「少しの笑いを入れたところが良かった」と最終審査会の自身のプレゼンについて振り返るのは、「話がつたわりマスク」を発表した黒田 怜生さん。怜生さんは人前で発表するのが得意だということですが、今回のプレゼンは「多少早口になっていたので、だいたい80点」とちょっと厳しい自己評価でした。発表した作品はマスクを使って、耳が遠くて声を聞き取りづらい人に、言いたいことを伝えるというもの。「マスクをしてると聞き取りづらくて困る」と思っていたアイテムを、むしろプラスに使うアイディアが生かされています。一番大変だったのは「マスクに電光掲示板みたいに文字を流す部分」だったそうで、シールだとうまくいかなかったので、試行錯誤の上でコピー用紙を使うことで文字を流すことに成功しました。作品作りをサポートしてきたお母さんは「勉強と両立させるのが大変だった」と振り返ります。しかし、今までは図工やものづくりが苦手だったという怜生さんですが、このコンテストを通して、ものづくりを楽しいと思うようになり、さらに自信がついたことが、お母さんはとても嬉しかったと教えてくれました。
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遠田 花夏さん
自分の気持ちが相手に伝わるように言葉を考えてくれるロボットをモチーフにした作品「気持ちをつたえる つたえロウ」は、「勇気を与えてくれる存在」だと作品を作った遠田 花夏さんは語ります。その作品には、花夏さんが考えたさまざまな工夫が凝らされています。例えば、ロボットだとわかるように背中にゼンマイをつけたり、表情も一つだと面白くないから二つの表情がわかるようにしたり、細かいところまでアイディアが詰まっているのです。そのアイディアは普段から頭で思いついたことをノートに書き留めていたことが大きなヒントになっているのだそう。作品作りの中で一番試行錯誤したのは「クランクで動かす」部分だったということで、失敗を繰り返しながらも、最終的には木の素材で作り上げることができました。そんな花夏さんの姿を見てきたご両親は、「毎日、『つたえロウ』についてたくさん考え、アイディアが溢れてくる様子に驚いた」と言います。難しい部分はお父さんがアドバイスしたりしたものの、「細部までこだわって作る根気強さと器用さにもびっくりした」と花夏さんの根気強い姿を知ったことについて語ってくれました。
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永井 秀弥さん
電波が届かないおじいちゃんの家にもっと楽ちんに欲しいものを届けてあげたいという思いから生まれた永井 秀弥さんの作品「おとどけ ヤジロベー」。「あまり人前で発表とかするのは好きではなかった」という秀弥さんは、本当は「発表をしたくない」と思っていたそう。それでも発表するまで泣きべそをかくくらい猛練習を積み、そのおかげで失敗してもめげることなく、見る人を引き込む明るいキャラクターが会場を笑いに包み込み、審査員からの評判も上々の結果に。プレゼンを終えられたことに、「頑張れば、自分でも一人の力で発表ができる」という力がついたのだとか。そんな秀弥さんと一緒に試行錯誤しながら作品を仕上げたお母さんは最終審査会当日に「発表を見ている時には胃が痛くなる思い」だったそう。それでも、他の参加者などに笑ってもらえて、本人が楽しんでいる姿や、さらには賞を受けたことで、「親としても報われた」と感じたようです。このコンテストに参加してからは「困っている人に自分から声をかけるような姿も見られるようになった」という秀弥さんの姿に、お母さんは「成長を感じた」と語ってくれました。
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原 英汰さん
・原 光汰さん
お父さんが2年に1回転勤をするため、転校を繰り返してきた原 英汰さん・原 光汰さんの兄弟。友達たちと別れる悲しい気分を明るいものに変えるために思いついたのが、今回の受賞作品でした。作品作りでは、お兄さんの英汰さんが工作部分を担当し、光汰さんが絵を描く担当と、分担しながらもお互いにアイディアを出し合いながら力を合わせて作っていきました。今回のコンテストを通して、「元々恥ずかしがり屋で人前でも話せなかった」という英汰さんは、コンテストをやり切ったことで「自信がついて、なんでもやれると思えるようになった」とか。光汰さんも「最後ハッピーに終われてよかった」と話してくれました。兄弟二人を見守ってきたお母さんはお互いに協力し合いながら作品とプレゼンを作り上げたことに「頼もしく見ていることができた」と言います。原家は、これまでも学校の図書館で子どもたちに本を好きに選ばせたり、工作や折り紙も興味を持ったらやらせてみたりと、子どもたちの発想を豊かにするためにさまざまな取り組みをしてきたそう。今回のコンテストの受賞は、これまで積み上げてきた発想の種が形になったのかもしれません。
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石井 蓮人さん
「ボクだけほめてくれるロボット」は、お母さんから褒められるより怒られることが多くて、「もっと褒めてほしい!」という思いから生まれたという作品。作者の石井 蓮人さんが名付けたロボットの「ボッくん」を作る時は、「立体作品を作るのは嫌だな」と思っていたそう。作り始めたら楽しくなってきたものの、うまくいかなくて「もうやめたい」と思ったこともあったとか。でも「頑張って作って発表したら僕の勇気になる」と力を振り絞り、最後まで頑張って仕上げることができました。作品作りでは、両親以外にもお姉さんにアドバイスをもらって「喧嘩もするけど、アドバイスをもらってちょっと好きになった」と、姉と弟の仲も「ボッくん」が取り持ってくれたようです。最後に出てきた巻物に書かれた「みんなちがってみんないい」という言葉は、お母さんが小さい頃から言っていた言葉だそう。そばで作品作りを見守ってきたお母さんは、「本番を一人でやり遂げたという自信から、『やってみよう』『できるかも』と言葉も変わってきた」と、蓮人さんの成長を教えてくれ、頑張った蓮人さんを最後はちゃんと褒めてくれました。
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第19回ファイナリストの
インタビュー記事を掲載!
学校での学びや生活体験をつなげて「アイディアをカタチに」!
インタビューを通じて知ることができた、子ども達の内面にある身近な社会に対する想い、
自分にできることをやってみたいという想い、
コンテストへの取り組み方や成長の記録をレポートしました。
- インタビューされた先生方
- 兵庫県
- 甲南女子大学
村川 雅弘 教授
- 兵庫県
- たつの市立龍野小学校
石堂 裕 教頭
- 徳島県
- 上板町立高志小学校
中川 斉史 校長
- 愛知県
- 知多市立旭東小学校
八釼 明美 教頭
- 徳島県
- 徳島市新町小学校
八波田 みゆき 先生
※掲載内容はインタビュー当時の情報です。
アイディアの出し方がわからない方はこちら
審査員からのコメント
この子どもアイディアコンテストは、子ども達の夢を育んで、そして明日の世界を創る。そういう素晴らしい場だと思います。
皆さんの愛する子ども達が小さな創造性の『種』を持っているとして、その種を大きく育てて、大きな木にして花を咲かせる、素晴らしいキッカケになると思いますし、
保護者の方も一緒に参加しているような、非常に一体感のあるコンテストです。
子どもにとっても、そして保護者にとっても忘れられない「跳躍」の場になると思いますので、ぜひ、お子さんと一緒にこの子どもアイディアコンテストに興味をもってもらえたら嬉しいです。
審査員長:茂木健一郎さん