「現職のHondaエンジニア3人に、学生フォーミュラの試走回の現場で、担当業務の合間に集まっていただき、話を聞きました。
ますはじめに、学生フォーミュラを始めたきっかけ、について尋ねると意外な共通点が!ありました。学生フォーミュラを支援しているHonda社内でも、学生フォーミュラの認知が、それほど高くないのが実情ですが、話しを聞いた3人のうち2人が、大学の進路決定の要素のひとつに、「志望校が学生フォーミュラをやっているかどうか」を考えたというのです。
「学生フォーミュラに参加しようと思ったきっかけは、最初に大学に入る前からF1やっている会社に入りたいと思っていましたので、Honda を第1志望に考えていました。F1をやるために学生時代に何をすればいいかを考えたとき、学生フォーミュラをやってる大学の中から進学先を考えるようになりましたね」と薄さん。
最終的には、系列の高校から大学に入学することになったそうですが、今度は入学した大学に学生フォーミュラのチームがなかった...。ちょうど先輩がチーム立ち上げ準備をしていて、そこに参加してフォーミュラのチームを立ち上げを経験したそうです。
将来就きたい仕事から逆算して、大学でやるべきことを思い描き、志望校を検討するのは、それほど珍しいことではないのですが、その就きたい仕事がF1で、その夢をかなえるために学生フォーミュラに行き着いた、しかもチームを立ち上げたとなるとなかなか聞かない話です。