Hondaは、ノーマライゼーションの考え方に基づき、社会に先駆けて障がい者雇用に取り組んできました。
働く一人ひとりが、障がいの有無に関係なく持ち味を活かし、仕事を通して社会の役に立つことをめざし、一人ひとりの障がい者の状況に配慮しつつ、健常者と共に働くことができるように職場環境の整備を進めています。
また、1981年にホンダ太陽株式会社、1985年に希望の里ホンダ株式会社、1992年にホンダR&D太陽株式会社(2021年4月1日ホンダ太陽株式会社と合併)と特例子会社を設立し、障がい者の自立支援や就労機会の提供をしてきました。
2022年度の障がい者雇用者数は1,005人、雇用率は2.35%と、法定雇用率2.3%を上回る水準を維持しています。
Hondaでは自律的キャリア形成支援として、希望者に対してキャリア研修とキャリア面談を実施しています。聴覚に障がいのある従業員への公平な機会の提供として、キャリア研修では手話通訳や文字通訳を導入し、キャリア面談では口話や筆記を用いることにより、聴覚に障がいのある従業員の参加が拡大しています。
2023年12月7日に、障がい者雇用の意義/ホンダフィロソフィーの実践をテーマに、マネジメント層を対象に開催致しました。
有識者による講演は「障がい者雇用の意義~求められる自社らしさとは~」をテーマに、特例子会社の方々を交えたパネルディスカッションでは「現場に息づくホンダフィロソフィーの実践」をテーマにした二部構成です。
時期:2023年12月
(第一部、第二部)
株式会社CELM GM 白砂 祐幸氏
パネルディスカッション登壇者
(第二部)
特例子会社 ホンダ太陽株式会社 田尻 志保さん 直野 敬史さん
特例子会社 希望の里ホンダ株式会社 連川 裕基さん 小畑 貴彦さん
障がい者雇用に関する現状と企業を取り巻く環境を理解し、障がい者に対する意識醸成の第一歩とする
「障がいのある方の日々の達成感や組織の中での⾃らの存在意義を感じてもらえる様、引き続き努めて⾏きたい」
「障がいを理由にコミュニケーションを⾃ら取りに⾏かないといったことの改善方法を教えて欲しい」
「過度なサポートではなく、共に理解しあい、目標を達成するようなコミュニケーションや意思疎通が図れる職場作りが大変重要だと感じた」
対象:マネジメント層
開催会場:オンライン/対面
参加者数:約150名
時期:2023年9月
障がいの有無に関わらず誰もが活躍出来る風土を目指し、個に寄り添い、職場の理解促進と意識醸成を図ることで障がいのある方との共生職場を目指す
Hondaが推進する「多様性の取り組み」について、分かり易い内容で全従業員に伝えることで、理解を促進し、多様性は自分ごとであると気づき、行動するきっかけとする
時期:2023年~
2020年度 | 1,142人 |
2021年度 | 1,147人 |
2022年度 | 1,005人 |
※雇用者数および雇用率は、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に則り、重度の障がいのある人の1人の雇用をもって「2人」とみなしています。
※各年6月1日時点の数値です。