Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える

Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える

チャンスは平等にある。複雑な経理業務を乗り越えるのは「当たり前」の積み重ね

Hondaのビジネスをお金の視点から支える経理・財務部門。専門スキルを必要とする業務ですが、経験や実績にとらわれずに誰にでも平等にチャンスがあります。一つひとつの仕事を積み重ねることで成長してきた3人が、Hondaならではの経理のやりがいを語ります。

山川 頼子Yoriko Yamakawa

コーポレート管理本部 経理財務統括部 経理部 会計課

通信会社での営業職を経験した後、経理系の資格取得を機に、2003年Hondaにキャリア入社。4年の産休・育休を経ながら連結会計業務に従事し、2012年に退職。2016年再入社し、IR業務や資産運用業務に携わる。現在は内部統制業務を担当。

門口 瑠里子Ruriko Monguchi

コーポレート管理本部 経理財務統括部 経理部 会計課

大学卒業後、大手監査法人に入社。より現場に踏み込んだ業務がしたいという想いから2013年Hondaにキャリア入社し、国際税務業務に携わる。2度の産休・育休を経験しながら内部統制業務や連結会計業務に従事。現在は主計グループでHondaの単独決算業務を担当。

松田 由布子Yuko Matsuda

コーポレート管理本部 事業管理統括部 四輪・電動事業管理部 事業管理課

2009年Hondaに新卒入社。和光(埼玉)の会計部門での決算業務からキャリアをスタート。その後本社に異動し、グローバルの連結収益管理や連結会計業務に従事。産休・育休を取得後、現在は四輪事業のグローバルの収益管理を担当している。

これまで通りの仕事ではダメ。自分のアイデアで新しい仕組みを作る

グローバルにさまざまなビジネスを展開するHondaにおいて、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という経営資源のなかで「カネ」の領域をマネジメントするのが、経理・財務を担うメンバーです。

山川

「私と門口さんが所属する経理財務統括部経理部会計課には、グループ全体の経理・財務を担う連結グループ、Honda単体の経理・財務を担う主計グループ、経理・財務の適切な仕組みを構築する内部統制グループがあります。そのなかで私は内部統制業務を担当しています」

門口

「私は主計グループの所属で、各事業部の経理担当者が起票した伝票を確認した上で、テクニカルな伝票を処理してHonda単体の決算を行っています。経理財務統括部は専門スキルを活かした仕事ができるため、会計課は半数ほどがキャリア入社のメンバーです」

一方、松田は四輪・電動事業管理部内にある事業管理課に所属し、グループリーダーとしてHondaの四輪事業における収益管理を行っています。

松田

「私たちが行うのは、主に経営層向けに収益状況を可視化する管理会計です。グローバルの収益目標を立て、それをどのように達成していくか考えて、各領域や地域に割り振った上で、その状況を管理しています」

チャレンジする姿勢を尊重し、常に「本質」を追い求めるのがHondaのスタイル。それは、管理部門であっても同じだと3人は口を揃えます。

山川

「新卒でもキャリア入社でも、最初から責任ある仕事を任せてもらえます。経理というと、ひたすら伝票を処理していくというイメージがあるかもしれませんが、そればかりではありません。その業務をどう工夫するかということを常に求められます。

私自身は、プラスアルファの工夫をしたり、新しい仕組みを作ったりすることが好きなので、そういった環境はとてもおもしろいですね」

門口

「そうですね。定型化されていない仕事がたくさんありますが、私もそういった部分はむしろチャンスだと思っています。社歴にかかわらず、『どうしたらいいと思う?』『自由にやってみて』と言ってもらえるので、自分のアイデアが受け入れてもらえるやりがいがあります」

松田

「四輪事業も同じです。今、モビリティ業界自体が大きな変革のなかにあるので、新しい取り組みの連続です。これまで通りの仕事ではダメというのが基本で、新たな仕事に挑戦していきながら、今後のHondaの四輪事業がどうあるべきかという本質的な部分まで考える必要があります。

定期的に経営層に収益のレポートを行うのですが、自分自身の感じていることや考えを直接伝えられることがおもしろいです」 

迷ったら挑戦する。本質を捉えて細かい仕事を一つひとつ積み重ねる

公認会計士の資格を持つ門口は、新卒で監査法人に入社。外部の立場からクライアントの決算書をチェックするため、どうしても踏み込めない距離があることにモヤモヤを抱え始めたことが転職のきっかけでした。

ものづくりをしている会社を中心に転職活動をするなかHondaを選んだのは、面接での一言が印象に残ったから。

門口

「『夢は何ですか?』と聞かれたんです。『The Power of Dreams』が面接の場にも浸透していることに感動しました。入社してからも夢を語っていいのかもしれない──そう感じたことが決め手になりました」

入社後は国際税務を担当するチームに配属。その後、2度の産休・育休を経て内部統制業務や連結決算を担当。どの仕事も実務担当としての経験はなかったため不安も大きかったと言いますが、振り返ってみれば大きな成長につながったと話します。

門口

「どうしてもわからない時は周りのメンバーに助けを求めながら必死でついていきました。諦めずに努力すれば、どうにか道が開けるんですよね。結果的にどの仕事も次の仕事に活きていますし、『迷ったら挑戦することが大事』なのだと学びました」

現在所属する主計グループでは、グループリーダーを任されている門口。実は、打診された時は迷いもあったと言います。

門口

「決算期などはどうしても残業が増えます。育児との両立が難しいと考えたのですが、『できる方法を一緒に考えよう』と言ってもらって。メンバーも理解をしてくれて、在宅勤務を組み合わせながら乗り越えることができています。

これまでも、『失敗してもいい。良い経験になるからやってみよう』と上長やメンバーにたびたび背中を押してもらってきたから挑戦してこられたと感じています」

Hondaに新卒入社した松田は、自動車以外にも幅広い事業を展開しているHondaのチャレンジングな姿勢に「ワクワク感があったこと」が入社の決め手だったと話します。

入社後は、和光(埼玉)の経理・会計からキャリアをスタート。その後、本社へ異動し、グローバルでの連結収益管理や連結決算などを担当します。大きなチャレンジとなったのは、連結決算の仕事をしていた際に担当した経営統合のプロジェクトでした。

松田

「Hondaの関連会社3社と大手メーカーの子会社が経営統合することになったのです。決算処理の方法や統合後の経理関連業務を検討・設計する必要があり、その担当にアサインされました」

この経営統合の手法自体が、Hondaや他社も含めて前例のほとんどない、かなり複雑なプロジェクト。当然、松田にとってもハードルの高い仕事でしたが、今につながる基礎を作ることができたと話します。

松田

「決算は会計基準に則って進める部分が多いのですが、その時の取引スキームが複雑で、単純に会計基準には当てはめられないことが多かったのです。そのなかで、どのような処理をすればこの取引を正しく決算に反映できるか、こういう契約になったら決算にどのような影響があるかを考え、自分の意見をスピーディーに主張しなければいけない日々は本当に大変でした。

けれど、『本来どうあるべきか』という本質を捉えて提案する仕事はとても勉強になりましたし、難しそうに見えても、結局は一つひとつの細かい仕事の積み重ね。全体を見たら大きくても恐れることはなく、当たり前のことを続けていればゴールに行けるのだと気がついたことが、今の仕事にも役立っています」

チームってすごい。4年のブランクがあっても、仲間がいるから乗り越えられる

通信会社で海外営業を担当していた山川は、在職中に経理系の資格を取得。資格を活かしてグローバルに展開している会社で仕事をしたいとHondaに入社しました。

グループ全体の連結決算業務からスタートし、2度の産休・育休を経て国際会計基準導入プロジェクトに参加します。しかし、家族の転勤に合わせて渡米することになり、退職。4年後、当時の復職支援制度を利用して、再びHondaに入社します。

山川

「私はHondaの雰囲気が好きだったので、戻りたいなと思ったんです。不安はありましたが、皆が『おかえり〜!』と歓迎してくれて、うれしかったですね。

もちろん4年のブランクがありますから、なかなかスムーズにはいきませんでした。退職・復職は自分が選択したこととはいえ、『本当にキャッチアップして働き続けられるだろうか』と思ったことも。でも、門口さんや松田さんが話していたように、日々、一つひとつの仕事を積み上げていくことで今につながっています」

家族旅行で訪れたセドナでの一枚

また、チームで乗り越えられることが達成感にも自身のスキルアップにもつながると山川は話します。

山川

「入社直後に配属された連結グループで、決算が終わると会議室に集まって、皆でアイデアを出し合うワイガヤをしたのがとても印象に残っています。さまざまなタスクがあるなかで全員が同じスピードで進むことは難しいですが、それを振り返りながら、どうすれば改善できるかを話し合うんですね。

それぞれの得意分野を持ち寄りながらどんどん改善が図られていく様子に、『チームってすごいな』と思いました」

高い壁があっても、皆で乗り越えていく──この文化があるからこそ、「チャンスが平等にある」こともHondaの特徴だと3人は話します。

門口

「経験値やスキルがあるから業務を与えられるわけではなく、大事なのは挑戦したいという前向きさやポテンシャル。平等にあるチャンスをつかみ取れるかは自分次第。声をあげれば応えてくれる環境があります」

管理職としてマネジメントする立場でもある山川も、それぞれの興味に応じた仕事の割り振りを意識していると言います。

山川

「興味のあること、強みを活かせる仕事は、やはりモチベーションが高まりますよね。全部をかなえることはできませんが、コミュニケーションを丁寧にとりながら、個々の状況や気持ち、考え方に寄り添うことを大切にしています」

さまざまな業務で自然と引き出しが増える。これからは次の世代の働きやすさを

大きなチャレンジを続けながら専門スキルを磨いてきた3人。事業規模が大きく、やる気次第でチャンスをつかめる環境が成長を後押ししてくれると語ります。

松田

「Hondaの経理部門は、財務・税務領域や制度・管理会計も含め、希望すればいろいろな業務を経験させてもらえる環境があります。ポジションが上がるにつれて即断即決しなければいけない場面も増えていきますが、その時に必要になるのが経験に基づいた自分の引き出し。これまでの業務経験の積み重ねで、その引き出しが自然と増えてきていると感じます」

育児と仕事、どちらも諦めることなく両立してきた3人は、これからも理想とする人生に向かい、自分らしく働き続けたいと笑います。

松田

「会社の重要な局面でもリードしていけるように、自分の知識の蓄えを増やしていきたいと思います。年齢を重ねて仕事を終えた時に、家族も私も『自分の人生をちゃんと楽しめたね』と思えるようにしたい。そのためには、さらに働きやすい環境を作っていくことも重要です。私より下の世代が働きやすくなるために、何か残せたらいいなと思っています」

電車好きな息子と、夏休みに名古屋のリニア・鉄道館に行って撮った一枚
門口

「家庭と仕事のバランスをとりながら自分が楽しく働いて、その結果周りに良い影響を与えたり、役に立てるのであれば、それが私の理想の人生だなと思うんです。その姿を見て、『私も長く働いてみたいな』と思ってくださる方が一人でも増えて、会社としての底力やアウトプットが上がるという好循環に貢献したいというのが、最近の目標です」

山川

「自分が管理職になった時に何がしたいかと考えたら、男性も女性も関係なく、一人ひとりが働きやすく、仕事に行くのが楽しいと思ってもらえるような環境作りでした。それこそ一朝一夕にできるものではなく、一つひとつの積み重ね。少しでも、みんながそういった生活を送れるように取り組んでいきたいですね」

まずは自分らしく。その先に、誰かの自分らしさをかなえる影響を──平等にあるチャンスを成長の機会に変えながら、経理・会計領域で会社を支えます。

※ 記載内容は2024年9月時点のものです

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