<ご参考>
Hondaの新型燃料電池車「FCXクラリティ」が、財団法人 日本産業デザイン振興会の「2008年度グッドデザイン賞ベスト15」*1を受賞した。
「FCXクラリティ」は、燃料電池車専用として設計され、Honda独自開発の燃料電池スタック「V Flow FCスタック」を核に、燃料電池車だからこそできるデザイン、パッケージ、そして異次元のドライブフィールを実現。走行中にCO2を全く排出しない究極のクリーン性能だけでなく、クルマとしての新しい価値と魅力を提供する。
今回の審査では、「(FCXクラリティは)自らの中に発電所を持つユニークなコンセプトで、地球規模の環境問題であるCO2ゼロに対して新しい考え方を実現化させた次世代型燃料電池車である。その走りの爽快感も今までのガソリンエンジン車にない感性を出すことに成功し、プレミアムカーとしての新しい可能性がインテリアデザイン・エクステリアデザインに十分生かされた、未来を予感させる魅力的なデザインでまとめ上げられている」ことが評価され、グッドデザイン賞ベスト15の受賞となった。さらに、11月6日に選出される2008年度グッドデザイン大賞の候補7件にも選ばれている。
また併せて、Hondaは下記を同時受賞した。
- ・FCXクラリティ メーター:グッドデザイン賞
- ・オートマチック モーターサイクル DN-01:グッドデザイン賞
- ・スーパーカブ C100:
グッドデザイン・ライフスケープデザイン賞[経済産業大臣賞]*2
およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞[経済産業省製造産業局長賞]*3 - ・正弦波インバーター搭載発電機シリーズ(EU9i、EU24i、EU28is):
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞[経済産業省製造産業局長賞]*3
- *1「グッドデザイン賞ベスト15」
今年度のグッドデザイン賞全受賞対象の中でも、独創性、造形的な完成度、将来へ向けた提案性などで総合的に高い評価を得た15件が対象。この中から、昨年度より内閣総理大臣賞となったグッドデザイン大賞の候補7件が選ばれており、11月6日に開かれるグッドデザイン大賞選出会で公開プレゼンテーションを実施して、1件がグッドデザイン大賞に決定される。大賞以外の14件はグッドデザイン金賞[経済産業大臣賞]になる。「FCXクラリティ」は、この大賞候補7件にも選出された。 - *2「グッドデザイン・ライフスケープデザイン賞[経済産業大臣賞]」
グッドデザイン賞では、2008年度から経済産業大臣賞「グッドデザイン・ライフスケープデザイン賞」を創設。すべてのグッドデザイン賞およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞対象の中で、その時代の感性価値が生活者の支持を得て様式に至る完成度を持つと認めるもの。 - *3「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞[経済産業省製造産業局長賞]」
人々に愛され支持され続けた道具や機器を、明日の生活という視点から再評価し、顕彰するもので、10年以上にわたり、継続的に生産販売されているか同一の商品コンセプトが継承されているもの。または、10年以上前に生産販売され、再度改めて生産販売している商品で、生活者に支持され続けた優れたデザインと認められるもの。
グッドデザイン賞は国内唯一の総合的なデザイン表彰制度で、スタイリング、機能、品質、安全性などの基本要件はもちろん、暮らしへの提案までを含んだ質の高さが総合的に審査される。詳細については、財団法人 日本産業デザイン振興会ホームページを参照ください。(http://www.g-mark.org/)