Hondaは、本日、燃料電池車「FCX」の国土交通大臣認定を取得した。これにより、12月2日から日本における限定販売を開始する。

燃料電池車「FCX」
Hondaは、当初2~3年で日米あわせて30台程度の限定販売を計画しているが、今回の認定取得車のうち1台は、内閣府にリース販売する予定である。来年、日本では官公庁や一般企業にリース販売する計画である。
「FCX」は、蓄電システムとして高効率で高出力のHonda独自開発ウルトラキャパシタを採用し、パワフルでレスポンスの良い走りを実現。また、パワートレインの構成要素を最適に配置することで、コンパクトなボディサイズで大人4人がしっかりと乗れる室内空間と、全方位に対応する衝突安全性能を確保している。
Hondaは、7月に燃料電池車として世界初の米国政府販売認可を取得、米国ロスアンゼルス市と「FCX」5台のリース販売に合意しているが、12月2日にロサンゼルス市庁において、ジェームス・K・ハーン市長、Honda社長吉野浩行の出席のもと納車セレモニーを行う予定である。
FCX 主要諸元
乗車定員 | 4名 | |
最高速度 | 150km/h | |
モーター | 最高出力 | 60kW(82PS) |
最大駆動トルク | 272N・m | |
種類 | 交流同期電動機(Honda製) | |
燃料電池スタック | 形式 | PEFC(固体高分子膜型)(バラード社製) |
出力 | 78kW | |
燃料 | 種類 | 圧縮水素ガス |
貯蔵方式 | 高圧水素タンク(350気圧) | |
容量 | 156.6L | |
寸法(全長×全幅×全高mm) | 4165×1760×1645 | |
エネルギー貯蔵 | ウルトラキャパシタ(Honda製) | |
航続走行距離 | 355km |