本田技研工業(株)は、インドネシア共和国ジャカルタ市に、現地のコドラット・アディムリア社(P.T. Kodrat Adhimulia)との合弁会社として、汎用製品の販売現地法人ピー・ティ・ホンダ ラワディナータ パワー プロダクツ(P.T. Honda Lawadinata Power Products)を設立し、2001年2月より営業を開始する。インドネシア国内での販売活動に加え、現地製汎用製品の輸出も行なう。
インドネシアの汎用製品市場は、1997年の通貨危機の影響を受けたあと、近年急速に回復してきている。ホンダは、現地での販売活動を自ら手がけることにより、現地生産の開始で強化したインドネシアでの汎用ビジネスの基盤を、より一層強固なものとする。将来的にも拡大が予想されるインドネシア市場で、2002年には1999年比で約4倍の年間15万台の販売を目指す。
ホンダは1972年にインドネシアでの汎用製品の販売を開始し、1991年からはワジャマクムール・マンディリ社(P.T. Wajamakumur Mandiri)がディストリビューターとして販売活動を行なってきた。また、1996年には同社との合弁で現地生産会社ピー・ティ・シナール ホンダ ジャヤ(P.T. Sinar Honda Jaya 本社 西ジャワ州チカンペック 社長:横尾 実)を設立、翌年にはエンジンとポンプの生産を開始し、年間約42,000台(1999年実績)をインドネシア国内での販売用及び輸出販売用に供給している。今回の販売現地法人の設立で、ワジャマクムール・マンディリ社のディストリビューターとしての権利は、全て新会社に移ることになる。
インドネシア 汎用製品現地販売法人の概要
会社名
P.T. Honda Lawadinata Power Products
(ピー・ティ・ホンダ ラワディナータ パワー プロダクツ)
代表者
Johnson Putra Lawadinata(ジョンソン・プトラ・ラワディナータ)
所在地
ジャカルタ市
資本金
730億ルピア(1ルピア=約0.012円)
出資率
本田技研工業(株)
49%
P.T.Kodrat Adhimulia
51%
従業員数
43名
事業内容
汎用製品のインドネシア国内での輸入および卸販売
インドネシア現地製汎用製品の輸出
販売計画
10万台/年(2001年 前年計画比 142.9%)
15万台/年(2002年 前年計画比 150.0%)
業務開始
2001年2月