Hondaの青木涼真選手と伊藤達彦選手、日本陸上選手権で初優勝
Honda陸上競技部の青木涼真選手と伊藤達彦選手が、6月27日(木)~30日(日)に新潟県新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで開催された、陸上日本一を決める、第108回 日本陸上競技選手権大会(以下、日本選手権)に出場し、初優勝を遂げました。
青木選手は、6月27日(木)、男子3000m障害物(以下、3000m障害)に出場。8分24秒21のタイムで日本選手権初優勝を飾り、昨年7位だった同大会で雪辱を果たしました。
高校から始めた3000m障害で世界に挑戦している青木選手は、昨年7月にはアジア陸上競技選手権大会で日本勢36年ぶりとなる金メダルを獲得し、翌月に行われた世界陸上競技選手権大会では日本勢で20年ぶりの決勝進出を果たすなど、国際大会を通じて着実に成長を遂げてきました。今後もさらなる高みを目指し、世界への挑戦を続けていきます。
伊藤選手は、6月28日(金)、男子5000mに出場し、日本歴代7位となる13分13秒56で、26年ぶりに大会新記録を塗り替え、同種目での初優勝を飾りました。
現在Honda陸上競技部のキャプテンをつとめ、2021年の同大会10000mで優勝の実績を持つ伊藤選手は、近年けがや体調不良で万全な状態でレースに臨めないことがありましたが、今回の日本選手権では、残り600mでトップに立つとラスト1周でスパートをかけ、2位以下を大きく引き離すタイムでゴール。自己ベストを更新し、大会新記録を樹立するなど、圧巻のレースとなりました。
このほかにも本大会では、男子1500mで荒井七海選手が準優勝、男子5000mで森凪也選手が準優勝、小袖英人選手が7位入賞するなど、Honda陸上競技部の選手が快挙を成し遂げました。Honda陸上競技部は、今後も日本の陸上界をリードする存在をめざし、強化を続けていきます。
Hondaはこれからも「スポーツ活動を通じて挑戦する人々を増やし、あらゆる人の人生を豊かにする」というビジョンのもと、夢の実現に向けてチャレンジするアスリートを応援していきます。
青木涼真選手のコメント
「応援していただいた皆さまに感謝の気持ちを伝えたいです。万全とは言えない状態でレースに臨み、周りの選手の出方を見ながら走りましたが、結果的には予想通りのレース展開になりました。昨年のブダペスト世界陸上の決勝は悔しい結果で終わってしまったので、今日のレースでの気付きから修正を図り、今年夏の本番では必ず決勝に進み、昨年歯が立たなかった海外勢と互角に戦えるよう、しっかりとトレーニングを重ねていきます。引き続きの応援をよろしくお願いします」
伊藤達彦選手のコメント
「とてもうれしいです。レース前から残り600mで仕掛けようと思っていて、それまでは余裕を持って走るように心がけていました。調子を上げるのに何年もかかったので、すごくうれしいです。諦めずに挑戦し続けることで、同じような経験をしている人に希望を持ってほしい。今年一番の目標は、冬のハーフマラソンで日本記録を塗り替えることなので、今日の結果は通過点として捉えて明日からしっかり練習を積み重ね、伊藤達彦の復活を証明したいと思います。熱い応援をありがとうございました」
青木涼真選手 プロフィール
生年月日 | :1997年6月16日(27歳) |
出身 | :埼玉県 |
経歴 | :埼玉県・春日部高校 – 法政大学 – Honda陸上競技部 |
<主な戦績>
●2024年
Boston University David Hemery Valentine Invitational室内1マイル 13位
※アジア新記録および日本新記録樹立
●2023年
第107回 日本陸上競技選手権大会 3000m障害 7位
第25回 アジア陸上競技選手権大会 3000m障害 優勝
第19回 世界陸上競技選手権大会 3000m障害 14位
第19回 アジア競技大会 3000m障害 2位
●2022年
第18回 世界陸上競技選手権大会 3000m障害 予選3組11着
第106回 日本陸上競技選手権大会 3000m障害 2位
●2021年
第105回 日本陸上競技選手権大会 3000m障害 3位
第32回 オリンピック競技大会(東京2020オリンピック)3000m障害 予選2組9着
●2020年
第104回 日本陸上競技選手権大会 3000m障害 3位
伊藤達彦選手 プロフィール
生年月日 | :1998年3月23日(26歳) |
出身 | :静岡県 |
経歴 | :静岡県・浜松商業高校 – 東京国際大学 – Honda陸上競技部 |
<主な戦績>
●2024年
セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京 5000m 10位
●2023年
第107回 日本選手権 10000m 16位
第107回 日本選手権 5000m 15位
●2022年
オレゴン2022世界陸上競技選手権大会 10000m 22位
第106回 日本選手権 10000m 2位
●2021年
第32回オリンピック競技大会(東京2020オリンピック)10000m 22位
第105回 日本選手権 10000m 優勝
●2020年
第104回 日本選手権 10000m 2位