デュアル・クラッチ・トランスミッションの構造
横置きエンジンのモーターサイクルの場合、クルマと同様の構造を持つデュアル クラッチ トランスミッションを搭載することは困難であるうえ、車体を傾ける時に必要なバンク角の確保、ライダーの足との干渉の回避など、さらに厳しいレイアウト上の制約があります。
Hondaのデュアル クラッチ トランスミッションは、既存のマニュアル・トランスミッションをベースにして「メインシャフトの二重化」、「専用設計の直列配置クラッチ」、「エンジンカバーに集約した油圧回路」によって解決。軸方向の延長を最小限に抑え、モーターサイクルとしてのパッケージングを成立させました。