指先の操作だけで減速

下り坂で速度が上がるとき、高速道路で前走車がいるとき、他にも走行中は様々な場面で速度調整が必要になります。
そんな速度調整を、手元の操作で実現するのが「減速セレクター」です。
Hondaのハイブリッドシステム e:HEV(イー・エイチ・イーブイ)の「減速セレクター」を使えば、アクセルペダルを離したときの減速の強さを指先操作で調整することができます。

どんな技術?

「減速セレクター」は、ハンドルの左右に取り付けられた2つのスイッチで減速の強さを4段階で調整することができます。
左側の「-」を操作すると減速を強く、
右側の「+」を操作すると減速を弱くすることができます。
停止間際まで減速すると減速セレクターは自動的に解除されます。

∗減速セレクターの調整段数は、モデルによって異なる場合があります。

SPORTモード搭載車では、SPORTモードON時にセレクターを引くとメーター内に減速の強さと「M」が表示されます。SPORTモード中は、自動解除されません。

技術の仕組み

e:HEVの「減速セレクター」は、モーターが発電する際に発生する回生ブレーキの強さで速度を調整する機能です。
普段は回生ブレーキが一番弱い状態で設定されていますが、「減速セレクター」を使用することで、回生ブレーキの強さを調整することができます。
エンジン車のパドルシフトは、ギアをシフトダウンすることでエンジンブレーキを効かせて減速が可能です。
その点、e:HEVの「減速セレクター」は、回生ブレーキの効き具合(強さ)のみを変化させるため、減速後の加速時はシフトアップが無く、モーターが生み出すスムーズでレスポンスの良い走りを楽しむことができます。

∗実際の交通状況に合わせて、必要な場面ではブレーキペダルを踏んで適切な減速をしてください。

テクノロジー減速セレクター